金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【速報】 将棋界の一番長い日=A級順位戦一斉対局の結果、名人位挑戦争いはプレーオフへ!

2025-02-28 02:41:59 | 将棋

 

 昨日というか、今朝の未明までというか、『将棋界の一番長い日』と呼ばれるA級順位戦の最終一斉対局が、静岡県静岡市「浮月楼」で行われました。

 

 

 注目の藤井聡太名人への挑戦権争いは、6勝3敗で並んだ佐藤天彦九段永瀬拓矢九段によるプレーオフへ持ち込まれることになりました。

 第8局まで6勝2敗でトップに立っていた佐藤天彦九段佐々木勇気八段に敗れる一方、増田康宏八段との5勝3敗同士の対局を永瀬拓矢九段が制した結果、両者が6勝3敗のタイで並びました。プレーオフの日程はこれから調整されます。

 

 またB級1組への降級を巡る争いについては、3勝6敗となった稲葉陽八段菅井竜也八段の2名が降級と決まりました。両棋士にとっては悔しい結果となってしまいましたが、再度A級への早期復帰を期待したいと思います。

 

 


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【マイナンバーカードは便利】 それでも、確定申告にはまだ「e-Tax」を使わない私の理由

2025-02-27 02:58:28 | IT

 

 昨日は、マイナポータルを利用したパスポートの更新申請のお話をいたしました。

 マイナンバーカードスマホがあれば、あの面倒くさかったパスポート更新申請を、自宅に居ながら10分もかからずに完了。本当に便利な世の中になったものです。不幸にも、今や人気ガタ落ちになってしまった河野太郎元大臣には、少なくともワタクシからは大いなる感謝の意を表明致したいと存じます。

 

 ところで、このマイナンバーカードの便利な利用方法として、国内で最も普及しているのが、「e-Tax」による確定申告手続であります。「e-Tax」によって、いちいち確定申告書を手書きして、うやうやしく税務署に書留郵便で送る必要はなくなりました。また、以前は必要だった「源泉徴収票」の添付、あるいは「医療費控除用の領収書」添付なども省けることになりました。確定申告の作業負荷を減らすために、マイナンバーカード発行を申請した人は数多いと思います。

 

 

 実は、ワタクシ事でいうと、この確定申告手続にまだ「e-Tax」は使っておりません

 あれだけ「マイナンバーカードは便利!」と叫んでいたのになぜ使わない!と、不思議に思われるかもしれませんが、ワタクシなりの理由がございます。

 というのは、ワタクシの確定申告手続はけっこう複雑なのであります。まず、複数の事業所から給与を貰っていること。それから、公的年金・企業年金・個人年金と、どれも少額ながら3か所から年金受給があること。さらには、その年によって「株式給付による退職所得」があったり、また今後のことではありますが、どこかで「1円ストックオプションの権利行使による雑所得」の発生があること。

 いわゆるシンプルな確定申告であれば、「e-Taxで、ちゃちゃっと入力⇒自動計算」で済ますのが合理的なのでありますが、少し込み入った「雑所得」込みの確定申告になると、そもそもの税制(毎年それなりに変更点があります)を正しく理解した上で、税額の計算根拠を細かく追っていかないと、取られる税金に対する「腹落ち感」が得られないのであります。

 まぁ、納得した上で納税したいという「ワタクシの性分」「e-Tax」による自動計算を許さないということ。

 

 もう少し年齢を重ねて、シンプルな年金受給者の身分になった時には、「e-Tax」を使い始めるつもりであります。

 

 


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【マイナンバーカードを使って・・】 パスポートの更新申請をやってみた!

2025-02-26 03:08:05 | IT

 本日は「マイナンバーカード」をテーマにいたします。

 マイナンバーカードに健康保険証の機能を付加することで、従来の健康保険証の発行をストップするという政府方針。これを強行しようとしたために高齢者からの猛反発を受けてしまい、「マイナンバーカード」およびマイナンバーカードを起点とした「ITサービス充実に寄与した河野太郎元大臣」両方のイメージがガタ落ちとなってしまいました。

 しかし、このマイナンバーカード健康保険証との紐づけをしてしまうと非常に便利でありまして、いろんな病院に通う必要がある人間からすると、いちいち各病院で何の治療をしていて、何の薬を飲んでいるのかを説明する手間が省けます。もし説明するのを忘れても、自動的に病院間や薬局間で連携してくれるので、危ない薬の組合せなどを先方で避けてくれます。非常に有効な手段であり、いち早く国民に広めることが国民の生命を守ることに資するとして、多少強引でも一気に進めようとした河野太郎氏の気持ちが、ワタクシには分かる気がいたします。

 

 今日、お話しようとしたのは、マイナンバーカードを使って、パスポートの申請を自宅に居ながら簡単に出来るようになったことであります。

 今年の3月に10年パスポートの期限がくるので「その手続をしなきゃいけない」と昨年来からのワタクシと嫁のテーマでありました。10年前は、まずは、必要な戸籍謄本などの書類を市役所に出かけて取得、また近くの写真屋でパスポート用の写真(けっこう高い)も撮って持参して、自宅最寄りの立川パスポートセンターに出かけ、さらに、そこで必要事項を申請用紙に記入した上で、写真・戸籍謄本等を添付して申請。そして2~3週間後に再度、立川パスポートセンターへ赴き、出来上がったパスポートを受け取るという、けっこうな手間がかかるシロモノでありました。

 それが、今は何と、マイナンバーカードとスマホさえあれば、パスポート申請は10分もかからず自宅に居ながら出来てしまう時代になりました。まずはマイナンバーカード用の電子サービスアプリである「マイナポータル」スマホ上にインストール(もちろん無料です)。マイナポータルにログインする時、マイナンバーカードの個人情報をスマホで読み取って「本人確認」が終了、パスポートの更改申請の手続に入ります。基本情報は、マイナンバーカードおよび既発行のパスポートからスマホで読み取るため、個人情報を入力する手間がほとんどありません。また写真もスマホで自撮りした写真をそのまま申請用に使えるため、高い料金を払って写真を用意する必要がありません。ラストの申請ステップで「電子証明書」のパスワード入力が必要になるため、マイナンバーカード取得の際に決めた「電子証明書用のパスワード」を忘れずに覚えておかないといけませんが、これはどこかにメモしたパスワードを探して入力すると、都合10分程度で申請手続が終了

 そのうちに、指定したメールアドレスに「パスポート申請に新しい連絡が届いています」というメールが入るので、またマイナポータルへ入って確認すると「〇月〇日以降に受け取りが可能です」というコメントが届いています。あとはパスポートセンターに受取りに行くだけ。料金はその際に現金で支払うか、事前にカード決済で済ませておくことも可能です。

 

 もともとマイナンバーカードを使った確定申告制度「e-TAX」が便利なことは有名でありますが、健康保険証に替わる医療サービス連携の仕組や、パスポート更改申請のようなメンドクサイ公的手続が一気に簡素化されたことは、もう革命的と言って良いほどの改善レベルだと思います。これを猛烈に推進してくれた河野太郎氏の功績は本当に大きかったと思いますが、「一般国民からの人気」というのは別の世界なのでありますなぁ。

 使ってみれば、いかに便利かが誰にでも分かるのですが、丁寧に教えてくれる人が身近に居なければ、高齢者にとっては大きな負荷でしかないということなのでしょう。

 

 怖がらずに、そしてめんどくさがらずに、マイナンバーカードを取得して、マイナポータルをどんどん活用したら、その有難さが理解できると思いますので、ぜひ使ってみてください。

 分からないことがあれば、お近くの市役所あるいは出張所に行けば、親切に教えてくれるアドバイザーもいらっしゃいますよ!

 

 


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【GⅠ回顧】 フェブラリーS・阪急杯・ダイヤモンドS・小倉大賞典

2025-02-25 03:28:15 | 競馬

 まずは京都の阪急杯

 勝ったのは、ビッグアーサー産駒の5歳牡馬カンチェンジュンガ。中団後方11番手待機で脚を溜めます。逃げたキズナ産駒アサカラキングの前半3ハロンのラップは35秒1と荒れ気味の馬場としては平均ペースに。直線に入ると、アサカラキングが後方との差を広げて粘り込みを図ります。そこに大外からカンチェンジュンガが猛然と追い込んできて、ゴール手前でアサカラキングを交わして1/2馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分21秒7。2着アサカラキングから3/4馬身差の3着には、10番手から追い込んできたハーツクライ産駒ソーダズリング、クビ差4着には、7番手から差してきたモーリス産駒ダノンマッキンリー、さらにハナ差5着がグレーターロンドン産駒フォーチュンタイム

 勝ったカンチェンジュンガは、5歳春にして嬉しい重賞初勝利。少し荒れた馬場が得意なこともあって、レースがズバリ嵌った感じ。本番の高松宮記念でも馬場が荒れればチャンス有りと思います。

 2着アサカラキングは惜しいレースでした。1着、3着、4着の馬が中断から後方に居た馬たちですから、逃げて粘ったアサカラキングは地力を見せたと思います。この馬も荒れた馬場が得意なので、次走以降も馬場が悪い時には狙えます。3着ソーダズリング、4着ダノンマッキンリー、5着フォーチュンタイムも力を見せてくれました

 

 

 次は府中のダイヤモンドS

 勝ったのは、ルーラーシップ産駒の4歳牡馬ヘデントール。好スタートから5番手追走を選択。逃げたセイウンプラチナの前半1000mのラップは1分3秒6、次の1000mも1分3秒6と淡々としたゆったりしたペースで流れます。4コーナー手前からヘデントールが早め先頭に立ち、直線に入ると、ヘデントールの横にドレフォン産駒ワープスピードが並びかけ激しい競り合いになります。それでも残り400m過ぎにはヘデントールが抜け出して、そのまま後続に4馬身差をつけて完勝。良の勝ちタイムは3分32秒2。2着には、2番手から最内で粘り込んだハービンジャー産駒の7歳牡馬ジェンカズマ、1馬身1/2差の3着には、後方12番手から外を追い込んできたゴールドシップ産駒の5歳牝馬ヴェルミセル、さらにクビ差4着がワープスピード

 勝ったヘデントールは、菊花賞2着のあとのGⅢで重賞初勝利4コーナー手前からのワープスピードとの競合いは見応えがありましたが、このメルボルンカップ2着馬を競り落とした内容は強いの一言。本番の天皇賞春に向けて良いスタートが切れたと思います。

 

 

 次は小倉大賞典

 勝ったのは、ヴィクトワールピサ産駒の7歳騙馬ロングラン。後方10番手待機で脚を溜めます。逃げたセルバーグの前半1000mのラップは58秒5と流れるペースに。直線に入ってもセルバーグのスピードは衰えず、そのまま逃げ切りを図りますが、馬場の中央からディープインパクト産駒ショウナンアデイブ、大外からはロングランの2頭が猛然と追い上げてきて、ゴール手前で交わして、ロングランがショウナンアデイブにクビ差をつけて勝利。良の勝ちタイムは1分46秒1。2着ショウナンアデイブから1馬身1/4差の3着には、後方から追い込んできたアメリカンペイトリオット産駒ラケマーダ

 勝ったロングランは、7歳で嬉しい重賞初勝利小倉巧者なので、これからも狙い目十分であります。2着ショウナンアデイブは惜しいレースこの馬も小回りの右回りが得意なので、55㎏56㎏くらいで走れれば、またチャンスはあると思います。

 

 

 そしてGⅠフェブラリーS

 勝ったのは、ロードカナロア産駒の5歳牡馬コスタノヴァ。好スタートから4番手追走へ。逃げたミトノオーの前半3ハロンのラップは35秒0とほぼ平均ペースに。直線に入ると、馬場の中央からコスタノヴァが早め先頭に立ちます。最内を突いてキズナ産駒サンライズジパング、大外からはドレフォン産駒ミッキーファイトの2頭が迫りますが、これらに3/4馬身差をつけて快勝。ダート良の勝ちタイムは1分35秒5。2着にはサンライズジパング、1馬身1/4差の3着がミッキーファイト、さらにクビ差の4着が昨年の勝ち馬ペプチドナイル、1/2馬身差の5着がエンペラーワケア

 勝ったコスタノヴァは、これで府中ダートは6戦6勝府中ダートのエキスパートがGⅠフェブラリーSを制しました。また鞍上のレイチェル・キング騎手は、女性騎手として初めてJRAのGⅠを制したことになります。

 2着のサンライズジパングは、後方13番手から直線に入って内埒際を突いて勝ち馬に迫りました平均ペースの流れで後方待機組には厳しかった訳ですが、幸騎手の好判断が功を奏したと思います。1番人気で3着のミッキーファイトは、14番枠だったので外々を回された分、ラストの着差になったと思います。2着3着ともに、今年の4歳勢=フォーエバーヤング世代の強さは見せてくれたと思います。

 

 


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【海外GⅠ回顧】 サウジカップ(GⅠ) 日本のフォーエバーヤングが勝利!

2025-02-24 03:07:34 | 競馬

 現地22日に行われたサウジC(GⅠ)を振り返ります。

 

 

 勝ったのは、日本のリアルスティール産駒4歳牡馬フォーエバーヤング。大外14番枠から好スタートを切って2~3番手追走の形へ。前半1000mのラップは1分丁度くらいの淡々としたペース。4コーナー手前からフォーエバーヤングが早め先頭に立ちますが、そこに大外をマクるように香港の英雄ロマンチックウォリアーが上がってきて、直線に入ると一気に先頭へ躍り出ます。ロマンチックウォリアーの勢いは止まらず、そのまま押し切るかに見えましたが、残り200mのところから、一度交わされたフォーエバーヤングが再度加速、ゴール手前でロマンチックウォリアーを差し返してクビ差で勝利。ダート良の勝ちタイムは1分49秒09のコースレコード。2着ロマンチックウォリアーから10馬身差の3着には、後方から追い込んできた日本のウシュバテソーロ、さらに4着がウィルソンテソーロで、ラムジェットは6着

 日本ダート界最強のフォーエバーヤングが、遂に海外GⅠを制しました。しかも、一度はあのロマンチックウォリアーに交わされて「完敗か⁉」の状況に追い込まれながら、ラストはトンデモナイ闘争心を発揮して再度差し返すというモノ凄いレース内容で。世界の競馬サークルが驚嘆する勝利だったと思います。

 2着のロマンチックウォリアーも、初ダートとは思えない強い内容でした。次走はドバイターフ(GⅠ:芝1800m)になりそうですが、この馬であれば、秋の米ブリーダーズカップクラシックへの挑戦も有りで、そこでフォーエバーヤングとの再戦を見てみたいものであります。

 その他、日本のウシュバテソーロ、ウィルソンテソーロ、ラムジェットも、彼らが先着した馬の中には、昨年のドバイターフ(GⅠ)を勝ったファクトゥ―ルシュヴァルがいますから、良く走ったと言って良いと思います。

 

 なお、フォーエバーヤングの次走はドバイワールドカップ(GⅠ)が予定されていますが、あれだけ激しいレースをしたあとなので、あまり無理はしないで欲しいと思います。まずは体調を慎重に見極めながら、出走可否を判断してもらいたいと。

 矢作芳人調教師、くれぐれも慎重にお願いしますね!

 

 


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