金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 激戦になったファーストシーズンリーディング争い!

2020-12-31 07:39:57 | 競馬

 凄い激戦になりました、ファーストシーズンのリーディングサイヤー争い!

 先々週が終わった時点で、トップはモーリスの3億8100万円、第2位がドゥラメンテの3億5300万円。勝ち数のトップは、ドゥラメンテが第1位で33勝、モーリスが第2位で31勝。それが、最後の二日間で、こうなりました!

 第1位 ドゥラメンテ 3億9100万円 37勝

 第2位 モーリス   3億8400万円 31勝

 一気に4勝を積み上げて、ドゥラメンテの大逆転勝利! その差700万円というのは、新馬戦1勝分という僅差。まさに、ハナ差の逆転差し切り勝ちでした。

 それにしても、両馬ともに、ファーストシーズンサイヤーで4億円弱という結果は、かなり立派な成績ということができます。

 歴代で見ても、第1位の2010年ディープインパクトの5億3700万円は別格として、第2位の1994年サンデーサイレンスが4億9000万円、第3位2019年キズナが4億6400万円、第4位2011年ダイワメジャーが4億5100万円、第5位2017年ロードカナロアが4億2800万円、第6位2008年キングカメハメハが3億8000万円、第7位2005年アグネスタキオンが3億3600万円、第8位2019年エピファネイアが3億3400万円というレベル感。ドゥラメンテとモーリスは、歴代6位と7位にあたる成績であり、あのロードカナロアの下で、キングカメハメハの上ですから立派の一言。

 この先、ディープ&キンカメの跡目争いで、この両馬は、ロードカナロア・キズナ・エピファネイアといった面々と伍して闘うことになるのでしょう。2年目からが本当の勝負になりますので、9年連続でディープインパクトが獲得したあとの、新時代のリーディングサイヤー争いにも注目して参りましょう。


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【2歳牡馬総括】 ダノンザキッドが抜け出る!

2020-12-30 07:28:27 | 競馬

 ホープフルSが終わりましたので、2歳牡馬路線についても2020年を総括してみたいと思います。今年は、朝日杯FSに比べて、明らかにホープフルSの方がメンバーが揃いましたので、基本はホープフルS組を上位に見て問題ないと考えています。

 世代のトップは、ホープフルSも完勝だったジャスタウェイ産駒ダノンザキッドデビュー戦や東京スポーツ杯で見せていた幼さも消えつつあり、文句なしの2歳牡馬チャンピオンだと思います。第2位も、同レースで2着だったエピファネイア産駒オーソクレース4コーナーの出口で不利があっての2着ですが、先行有利の展開は味方していましたので、それぞれ合わせて考えると、ダノンザキッドとは相応の差があると思います。第3位は、朝日杯FSで2着だったバゴ産駒ステラヴェローチェ不良馬場でも良馬場でも変わらぬ切れ味の鋭さは、クラシック路線では大きな武器になります。第4位は、ホープフルS3着のディープインパクト産駒ヨーホーレイクレースは前残りの展開でしたので、これを追い込んでの3着は立派でした。第5位は、朝日杯FS3着のディープインパクト産駒レッドベルオーブ距離は2000mがギリギリでしょうが、2つのレコードタイムは評価できます。

 なお、朝日杯FSを2歳レコードで勝ったフランケル産駒グレナディアガーズは、マイル短距離路線を進むと思いますので、上記のクラシック路線組とは別枠で、NHKマイルCを目指す、マイル短距離路線のスーパーチャンピオンとしてランク付け致したいと思います。

 

 昨年の今頃は、コントレイルとサリオスの2強体制が決まっていましたが、今年はまだ混戦ムード。もちろん、キッドが頭1つか2つくらいはリードしていますが、ここから新星が現れれば、そちらが本当のエースかもしれません。年明け以降の3歳戦も、よく見ていく必要がありそうです。


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【雑感】 年末の恒例行事、慶応病院で人間ドック!

2020-12-29 05:08:53 | 雑感

 有馬記念が終われば年末。年末と言えば、慶応義塾大学病院での人間ドックです。昨年末もご紹介したとおり、慶応病院の人間ドックは、もう検査技量や設備が超一流なだけではなく、対応サービスが一流ホテル並みなので、非常に快適に過ごせる、すばらしい医療・予防システムの金字塔と言える内容なのですが、問題は検査を受ける私の方にあります‥。

 ここ5年ほど、ダイエットに取り組んでいて、4年前に105㎏もあった体重が、3年前には93㎏2年前には85㎏に下がり、昨年は少し戻って86㎏という状況。しかし、その実態は、検査1週間前には93㎏に体重が増えており、慌てて絶食に近い行為により、何とか86㎏まで落としたという始末。

 実は、今年も10日前に93㎏という状態だったので、この1週間、絶食に近い対応を取ったにも関わらず、検査前日現在、私の体重は92㎏のまま。なぜだ?

 どうも、この1年で基礎代謝が想像以上に落ちているようなのです。原因はコロナ。まず在宅勤務が増えたことと、出社時に車を使うようになって、通勤による代謝が激減。また、月2回はやっていた接待ゴルフがなくなる、また、土日もなるべく外に出かけることを避けて、朝から無料のグリーンチャンネルを見ながら競馬三昧で、動くのはコタツからトイレにいく時のみ。これでは、ダイオウグソクムシ並に、基礎代謝はゼロに近いはず。

 この状態で、本日、人間ドックに臨むわけですが、いつもの担当医の先生(綺麗な女医さんです)から、大目玉を食うことは間違いありません。今から、気が重い‥。

 ダイオウグソクムシ並となると、5年間くらい、飯を食うな!という指導があるかもしれません‥。


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【GⅠ回顧】 有馬記念・ホープフルS・中山大障害・阪神カップ

2020-12-28 06:51:55 | 競馬

 まず土曜日の中山大障害勝ったメイショウダッサイは、道中好位につけて、直線だけで前を捕まえる完勝オジュウチョウサンのあとは、この馬の時代となりそうす。

 次は阪神カップ勝ったダノンファンタジーは、GⅡの強豪メンバーにしてはスローの展開を、好位置から進んで前を捕まえて完勝2着も好位置にいたマルターズディオサ。後ろから行った1番人気のインディチャンプは前を捕まえきれずに3着ダノンファンタジーは来年、牝馬限定の1400~1600mで力を出しそう。

 そしてホープフルSスローの展開で、基本的には前残りのレースになりました。その中で、勝ったジャスタウェイ産駒ダノンザキッドは、好位置から前を捉えての完勝。新馬や2戦目で見せた子供っぽさがなくなったので、これで晴れて来年のクラシック路線の主役へ2着のエピファネイア産駒オーソクレース勝ち馬とは僅差の範囲。この馬も主役の1頭でしょう。3着は中団から追い込んだディープ産駒ヨーホーレイク展開に恵まれなかった分、2着馬とは同格でしょう。不思議なのは、4コーナーで逸走したランドオブリバティスローの展開で、しかも4コーナーの手応えがかなりのものでしたので、この馬がそのまま逃げ切る勢い。それなのに、何かに驚いて逸走してしまいました。力があるだけに、惜しい、謎の「逸走事件」になってしまいました。

 

 最後に有馬記念勝ったクロノジェネシスは、馬の能力を信じ切った北村友一騎手の好騎乗が第1の勝因位置取りが後ろになっても全く慌てず、3コーナーから予定どおり前進して、先行していたフィエールマンを競り落としました第2の勝因は、良馬場と言えども、今の中山は重く時計がかかる馬場であったことクロノジェネシスには、もってこいの舞台でした。

 一方のフィエールマンのルメール騎手は、珍しくスタートで後手を踏み、慌てて前の位置を取りにいったところ、前に馬を置けずに、なかなか脚を溜める時間が作れませんでした。結果、早め先頭に出る戦法に出ましたが、最後は力尽きて3着に。枠順とスタートの出遅れが敗因だったと言えるでしょう。

 素晴らしかったのは2着のサラキア夏の小倉日経賞から馬が変わったように力を付けてきましたが、その力を信じて、大外を回して追い込んだ松山弘平騎手のファインプレーもあって、僅差の2着。あと50mあれば、あわや‥というところまで勝ち馬を追い詰めました。これで引退なのが惜しい限りですが、サラキアには良い子を産むという仕事もあります。凄い子が出てくる気がいたします。現役時代で思い残したことは、弟のサリオス君に後を託す、ということなのでしょう。


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【2歳戦回顧】 12月26日~27日

2020-12-28 06:51:28 | 競馬

 まずは土曜日の中山3R芝2000mを勝ったロードカナロア産駒タイムトゥヘヴン中山の重い馬場で消耗戦に持ち込み、そのまま8馬身差で完勝距離はもっと長くても大丈夫で、クラシック戦線で面白い馬が出てきました。阪神4R芝1800m新馬を勝ったドゥラメンテ産駒ヴァリアメンテ前残りのレースを後方から豪快に差し切り。ハナ差勝ちではありますが、ドゥラメンテ産駒の中では最も大物感あり。次戦も注目。中山5R芝1600m新馬を勝ったアイアムインヴィンシブル産駒ジェズエチュード豪州産で幼いにもかかわらず、淀みのない消耗戦をきっちり勝ち切った強さマイル路線で注目

 土曜日の阪神6R芝1400m2歳1勝クラスを勝ったドゥラメンテ産駒ファルヴォーレ直線だけで豪快に差し切り。短距離の追込み馬、ようやくレースの型が出来上がりました。1200~1400mで活躍が期待できると思います。

 日曜日は阪神1Rダート1800mを勝ったジャスタウェイ産駒ベルヴォーグダート替わりで好適性を見せて完勝時計も優秀で次も楽しみ。中山3R芝1600mを勝ったドゥラメンテ×スイープトウショウのクリーンスイープ新馬戦は重馬場に泣きましたが、良馬場で良血が豪快に差し切りました。年明けの重賞路線でも活躍できると思います。阪神3Rダート1800mを勝ったハーツクライ産駒アスクスタイルマンこの馬もダート替わりで適性を見せて完勝しました。次も注目。阪神4R芝2000mを勝ったディープインパクト産駒ハッピーオーサム仕掛けてからの反応が遅い馬なので、新馬1600mは短すぎ、2000mに距離を伸ばして勝利できればもう少し直線の長いコースが良い中山5R芝2000m新馬を勝ったキングカメハメハ産駒ホウオウサンデー圧倒的1番人気の逃げるルナベイルを直線だけで差し切りました。大物感あり、クラシック路線でも期待できます阪神6R芝1400m新馬を勝ったアイアムインヴィンシブル産駒トップスターサン。豪州産でまだ幼いはずですが、スピードも切れ味も抜群で来春が楽しみ同じ産駒が土曜日にも勝ち上がっており、がぜん注目度が増しています

 日曜日の中山6Rダート1200m2歳1勝クラスを勝ったトランセンド産駒プロバーティオ2戦前の府中1400mの逃げ切り勝ちが好時計でしたが、ここでも力を見せました逃げることさえ出来れば、ダート短距離路線で活躍必至。また注目株が出現です。

 同じく阪神7R芝1800m2歳1勝クラスを勝ったディープインパクト産駒エンスージアズムスローの瞬発力勝負になったので、相対的にこの馬に有利になりました。2着の同じくディープ産駒レイオブウォーターも同様


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