さぁ夏のドリームレース、宝塚記念です。
現在の現役最強馬は、言わずと知れた5歳牡馬ドウデュース。すでに国内GⅠを3勝(朝日杯FS・日本ダービー・有馬記念)、凱旋門賞やドバイターフへの海外遠征も経験しており、押しも押されぬ日本競馬の大エースであります。そして鞍上はレジェンド武豊騎手。このレースをステップに、秋は2度目の凱旋門賞遠征へ向かう予定であり、今回も抜けた1番人気が予想されます。
しかしこの馬、けっこうな「気まぐれ気性」。
3歳時の凱旋門賞19着は、ぬかるんだ酷い馬場でしたから参考外としても、昨年の天皇賞秋は、得意の2000mだったにも関わらず好位から7着に惨敗。続くジャパンカップは少し意地を見せましたが、イクイノックスだけでなく牝馬2頭の後塵を拝して4着。また今年春のドバイターフでは、スタートで出遅れたにしても、そのあとは行き脚が悪く、馬場の内を突いての5着敗退で、好走したナミュールやダノンベルーガと比較しても、厳しい状況からの踏ん張りが利かない馬であることをさらけ出してしまいました。
今回は、京都の芝2200mというコースでドウデュースにとっては得意な舞台ではありますが、ちょっとした出遅れだとか、不利があっただけで、また「気まぐれ気性」が出ないとは限りません。
であれば、同じ5歳牡馬から②ジャスティンパレスと⑩ローシャムパークの2頭を中心に据えたい。②ジャスティンパレスは昨年の天皇賞春の勝ち馬で京都コースは得意。鞍上のルメール騎手とのコンビでは4戦4勝と相性も抜群です。一方の⑩ローシャムパークは、まだGⅠ勝利はないものの消耗戦に強く、ロングスパート合戦が得意。前走大阪杯では2着に敗れましたが、2200mへの距離延長は大歓迎。
相手には、まずは前述の④ドウデュース。それから大阪杯を勝った③ベラジオオペラ、今年の天皇賞春2着の⑫ブローザホーン、京都のGⅡ2勝の⑦プラダリア、そして古豪⑤ディープボンドの5頭。
(なお土曜日夜からの雨で重馬場か不良馬場になりそうですが、馬場が悪ければ「地力」がより全面に出てくると思います)
馬券は、②ジャスティンパレスと⑩ローシャムパークの2頭軸3連単20点 ②⑩⇒②⑩⇔④③⑫⑦⑤ で。
「気まぐれ気性」の最強馬ドウデュース、今回はコケるのか?
あるいは圧勝するのか?