金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【2歳戦回顧】 12月28日

2024-12-30 00:58:50 | 競馬

 

 京都2Rダート1800mを勝ったゲームウィナー産駒メイショウアイナ。好スタートからマイペースの逃げへ。前半1000mのラップは1分2秒6とややユッタリしたペースに。直線に入ると、2番手からナダル産駒タケルハーロックが並びかけて激しい競合いに。それでも、逃げるメイショウアイナが差を詰めさず、1/2馬身差をつけて勝利。ダート良の勝ちタイムは1分53秒8。2着タケルハーロックから7馬身差の3着には、8番手から差してきたパゴ産駒エンマ

 

 京都3R芝2000mを勝ったキズナ産駒リガーレ。好スタートからマイペースの逃げへ。前半1000mのラップは1分1秒6と平均ペース。直接に入ると、リガーレがスピードを加速、後続との差を広げてそのまま1馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは2分1秒7。2着には、中団8番手から差してきたハービンジャー産駒ルージュスティーズ、1/2馬身差の3着には、後方11番手から追い込んできたオルフェーヴル産駒ドラギニャン

 

 中山3R芝1600mを勝ったドレフォン産駒の牝馬カーラデマドレ。中団10番手待機で脚を溜めます。逃げたアルアイン産駒ラヴァフォールの前半3ハロンのラップは33秒6と流れるペースに。直線に入ると、逃げ粘るラヴァフォールを追いかけてまず、ハービンジャー産駒チェンジオブハートが先頭に立ちます。しかし、すぐその外からカーラデマドレが鮮やかに差し切って1/2馬身差で快勝。良の勝ちタイムは1分35秒1。2着チェンジオブハートから2馬身1/2差の3着には逃げたラヴァフォール

 

 中山4R芝1800mを勝ったスワーヴリチャード産駒の牝馬ルージュミレネール。好スタートからスピードを活かした逃げへ。前半1000mのラップは1分0秒6と流れる展開に。直線に入ると、ルージュミレネールがスピードを加速、後続との差を広げます。大外からゴールドシップ産駒マイネルアウルムが猛然と追い込んできますが、これを1/2馬身差に抑えて勝利。良の勝ちタイムは1分49秒0。2着マイネルアウルムから1/2馬身差の3着には、2番手からルーラーシップ産駒スイートグルーヴ

 

 京都5R芝2000m新馬を勝ったオルフェーヴル産駒の牝馬ムーンライトラガー。中団8番手待機で脚を溜めます。カランダッシュが作った前半1000mのラップは1分2秒2と平均ペースに。直線に入ると、粘り込みを図るカランダッシュを追いかけて、大外からムーンライトラガーが猛然と追い込み鮮やかに交わします。そのまま後続に2馬身差をつけて完勝。良の勝ちタイムは2分3秒2。2着には、7番手から差してきたブリックスアンドモルタル産駒ダノンジャイアン、ハナ差の3着には2番手からラブリーデイ産駒ピースオブライツ

 

 中山5R芝2000m新馬を勝ったキタサンブラック産駒ブラックジェダイト。好スタートから3番手追走へ。逃げたチケットトゥヘブンの前半1000mのラップは1分3秒2とスローの流れに。直線に入ると、大外からブラックジェダイトが早め先頭に立ち、後続との差を広げます。そのまま2馬身差をつけて完勝。良の勝ちタイムは2分3秒8。2着には、5番手からマインドユアビスケッツ産駒ドラゴン、1/2馬身差の3着には、2番手からサートゥルナーリア産駒ブライトメール

 

 京都6Rダート1800m(2歳1勝クラス)を勝ったナダル産駒の牝馬ヴァリアリート。好スタートから2番手追走へ。逃げたアレスグートの前半1000mのラップは1分2秒7とややスローの流れに。直線に入ると、ヴィリアリートが早め先頭に立ちます。後続を突き放して、そのまま2馬身1/2差をつけて完勝。ダート良の勝ちタイムは1分53秒4。2着には、後方10番手から追い込んできたレイデオロ産駒ゴッドエスパーダ、2馬身1/2差の3着には、3番手からオーセンティック産駒サンダーロード

 

【追加】年明けからは「3歳戦回顧」として、レベルが高かった3歳戦中心に回顧して参ります。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【G I回顧】 ホープフルS 新たな大物誕生!

2024-12-29 00:09:25 | 競馬

 中山のホープフルS

 勝ったのは、キタサンブラック産駒クロワデイノール。好スタートから中団8番手で折り合います。逃げたジュンアサヒソラの前半1000mのラップは1分1秒4と平均ペースに。向正面を過ぎると後方にいたモズアスコット産駒ファウストラーゼンがマクるように前に進出し早め先頭に立ちますが、直線に入ると、ファウストラーゼンの外からクロワデイノールが鮮やかに抜け出して、そのまま後続に2馬身差をつけて完勝。良の勝ちタイムは2分0秒5。2着には、7番手から差してきたエピファネイア産駒ジョバンニ、1馬身1/4差の3着にはファウストラーゼン、1馬身差の4着には、6番手からジュタ、さらに1馬身1/2差の5着が5番手からクラウディアイ

 勝ったクロワデイノールは、デビューから3連勝でG IホープフルSを2馬身差で完勝。これは、無敗の三冠馬コントレイルと同じステップとなります。大物感溢れる2歳チャンピオンの誕生であります。ぜひこのまま無事に行ってほしいと思います。それにしても、種牡馬キタサンブラックは、イクイノックスに続いてまたスーパースターホースを生み出したのかもしれません。

 2着ジョバンニは、前走の京都2歳Sに続いての重賞2着。負けた相手が、クロワデイノールとエリキングだけですから、この馬の地力も世代トップクラスだと思います。

 3着ファウストラーゼンは、仕掛けるタイミングをもう少し我慢できていれば、勝ち馬との差はあまりなかったかもしれません。次走も注目です。

 最後に2番人気で17着に敗れたマジックサンズ惨敗の原因はよく分からず。途中で引っかかっていたのは事実ですが、それにしても負けすぎ。故障とかでなければ良いのですが・・

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【競馬】 ホープフルステークス(G I)!

2024-12-28 03:05:58 | 競馬

 今年最後のG IホープフルSです。

 狙いたいのは、札幌2歳Sの勝ち馬⑫マジックサンズ。札幌2歳Sの2着馬が阪神JFを勝ったように、このレースのレベルは高かった。

 相手には、東京スポーツ杯2歳Sを勝った⑥クロワディノール、京都2歳S2着の①ジョバンニ、アイビーSを勝った⑱マスカレードボール、ハイレベルの新馬戦を勝った⑰アマキヒ⑦ヤマニンブークリエの5頭。

 馬券は、本命⑫マジックサンズ頭固定の三連単20点⑫→⑥①⑱⑰⑦

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2回目のコロナ罹患!】 治療薬ゾコーバのおかげで早めに抜けた・・

2024-12-27 06:04:27 | 健康

 

 23日の夕方から喉の痛みが酷くなり、夜には急な発熱。

 月初にひいた風邪がぶり返したのかと、翌朝午前中に近所のかかりつけの病院で検査したところ、なんと、2回目のコロナ罹患でありました。

 また昨年夏の悪夢が蘇るのか!と悲観していたところ、医師からは「いやいや、今は治療薬もあるから、そう心配しないで」と。

 処方された治療薬ゾコーバをまずは3錠飲んで、あとは翌朝から1錠ずつ4日間飲んで、と指示されました。

 24日、25日と相応に辛い時間を過ごしましたが、26日の夕方には症状が軽くなり、夜には「コロナが抜けた」感じに。

 いや〜 確かに治療薬ゾコーバの効果は絶大でした。ちなみに、このゾコーバは「重症化する恐れのない患者に投与する治療薬」とのことで、症状回復を約1日程度早める効果があるとのこと。

 ワタクシの例で言えば、月曜日の夕方に発症して木曜日の夜に抜けた訳ですから、3日半でコロナ罹患を終わらせてくれたということ。インフルエンザの特効薬タミフルに近い存在であります。

 なお、素晴らしい治療薬ゾコーバですが、難は値段が高いこと。解熱剤などと併せですが、ゾコーバ全7錠中心に約16000円(保険3割負担でワタクシが支払った金額)。まぁ仕方ありません。普通な風邪くらいの症状でコロナが終わるのですから。

 

 もちろん、コロナはインフルエンザと同じ5類ですので、発症した23日から数えて6日目の28日までは「外出は控えて!」とキツく釘を刺されました。当然であります。明日までは、お家で良い子にしていたいと思います。

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【西山朋佳女流三冠のプロ棋士編入試験】 2勝2敗のタイ 年明けの第5戦最終局で決着へ!

2024-12-26 00:10:19 | 将棋

 

 西山朋佳女流三冠のプロ棋士編入試験がいよいよ大詰めになって参りました。先に3勝出来れば合格、先に3敗してしまえば不合格というプロ棋士編入試験ですが、12月17日に行われたプロ棋士編入試験の第4局は、西山朋佳女流三冠が試験官の宮嶋健太四段を95手で破り、2勝2敗のタイへ持ち込みました。これで、年明けの最終局で決着することになります。

 

 

 ここまでの経過を振り返りますと、9月10日に行われた第1局(試験官 高橋佑二郎四段)では、132手で西山朋佳女流三冠が激戦を制し、まず1勝目をあげました。しかし、10月2日の第2局(試験官 山川泰煕四段)、11月8日の第3局(試験官 上野裕寿四段)ともに完敗を喫してカド番に追い込まれます。負ければ終わりの第4局で、前述のように西山朋佳女流三冠が踏みとどまって、編入試験は越年することになりました。

 

 このblogでは何度もご紹介していますが、このプロ棋士編入試験、女流棋士にはなかなか高いハードルとなっています。ちなみに、過去の受験者のうち男性4名は全て合格していますが、女性で最初の受験者だった里見香奈女流五冠(当時)は1勝もできずに3連敗で不合格となっています。

 この編入試験に何か「不公平」な仕組みがある訳ではけしてありませんが、試験官をつとめる四段棋士のメンタリティには「異なる想い」が隠れている気がしてなりません。

 というのは、過去の男性受験者は、プロ棋士を目指して奨励会で三段リーグに在籍していたが、年齢制限のためにプロ棋士になるのを断念した人が3名残り1名は奨励会参加前にプロを諦めてアマチュア棋士を続けていた人。すなわち、将棋で食べていきたかったけど、それが許されずに、別の仕事に就いていた方々です。その方々が、ラストチャンスとも言える「プロ棋士編入試験」の受験資格を得て、人生を賭けて臨んでいる姿と対峙しなければならないのが試験官。彼らは、少し前まで三段リーグで同じ境遇だった棋士ばかりですから、心情的には複雑な想いで対局に臨んでいるはず。もちろん「手抜き」をすることは絶対ありませんが、「闘志」という点では「平均レベル」という感じでしょう。

 一方の女流棋士との対局では、今回の西山朋佳女流三冠にしても、前回の里見香奈女流五冠にしても、すでにトップ女流棋士として活躍している方であり、試験官である四段棋士よりも何倍も稼いでいるスターです。例え編入試験に不合格となっても、女流棋士として活躍の場が用意されている相手に対して、「絶対に負けられない」という激しい「闘志」が湧くのは、むしろ当然なのではないかと思います。

(なお里見さんも西山さんも過去に三段リーグを経験しており、試験官としても共に戦った仲間という意識はあると思いますが、それでも「女流棋士」の地位が保全されている方々と自分たちとは別、という気持ちが強いのだと思います)

 

 逆の見方をすれば、それだけ女流棋士からすれば、このプロ棋士編入試験のハードルは極めて高いということになります。前回の里見香奈女流五冠(当時)が1勝もできずに不合格となった背景には、こうした事情があったとワタクシは考えております。

 そんな厳しいハードルを前にして、今回の西山朋佳女流三冠は、とにもかくにも2勝2敗のタイまで漕ぎつけたのです。これだけでも大変な偉業だと思いますが、ここまで来たら、ぜひに女性初の「プロ棋士」誕生の瞬間を見てみたいと思います。

 

 世の中のジェンダー問題とは一線を画すと言われている将棋界(ルール上は男女の差を設けていない完全競争の世界)ですが、その実は「見えないジェンダーの壁が存在する世界」とワタクシは考えています。

 

 ここで、「女性初のプロ棋士」が誕生する意義は大変大きいと思います。

 第5局(試験官 柵木幹太四段)は年明けに行われます。日程はまだ決まっていないようですが、将棋界だけの話題ではなく、ジェンダー問題を象徴する対局になると思います。

 注目いたしましょう!

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする