金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【3歳戦回顧】 2月1日~2日

2025-02-02 15:55:20 | 競馬

 

 土曜日は東京4Rダート1600m(3歳1勝クラス)を勝ったヘニーヒューズ産駒ヘニーガイスト。好スタートから4番手追走へ。逃げたシンビリーブの前半3ハロンのラップは35秒2と流れるペースに。直線に入ると、残り300mのところでヘニーガイストが早め先頭に立ち、後続を突き放します。大外からヘニーヒューズ産駒タガノバビロンが迫ってきますが、これに2馬身差をつけて完勝。ダート良の勝ちタイムは1分37秒2。2着タガノバビロンから3馬身1/2差の3着には、後方10番手から内を差してきたヘニーヒューズ産駒サノノワンダー

 

 東京5R芝1600m新馬を勝ったロジャーバローズ産駒マテンロウバローズ。好スタートから4番手追走へ。逃げたピースフルゴールドの前半3ハロンのラップは35秒7とややユッタリした流れに。直線に入ると、残り300mのところでキズナ産駒ヴノが最内を突いて先頭に立ちます。そこに外からダイワメジャー産駒セゾンデフィーユ、中央からはマテンロウバローズが鋭く襲い掛かり、そのうちマテンロウバローズが3/4馬身差抜け出して勝利。良の勝ちタイムは1分35秒8。2着にはセゾンデフィーユ、1/2馬身差の3着がヴノ

 

 京都6R芝1800mを勝ったゴールドアクター産駒の牝馬フェアリーライク。好スタートから4番手追走へ。逃げたアルハイルフォートの前半1000mのラップは59秒5と流れるペースに。直線に入るとまず、2番手からエピファネイア産駒レッドフェルメールが先頭に立ちますが、すぐ外からフェアリーライクが鮮やかに抜け出して、そのまま後続に4馬身差をつけて圧勝。良の勝ちタイムは1分47秒1。2着レッドフェルメールから1馬身1/4差の3着には、3番手からガンライナー産駒ヤエギリ

 

 東京6R芝1800mを勝ったリアルスティール産駒の牝馬タイセイプランセス。好スタートから2番手追走へ。逃げたロードカナロア産駒カフェロワドールの全庵1000mのラップは1分2秒4とユッタリしたペースに。直線に入ると、カフェロワドールが粘り込みを図りますが、タイセイプライセスが並びかけ、激しい競り合いに。残り50mのところでタイセイプライセスが抜け出して1馬身1/4差で快勝。良の勝ちタイムは1分49秒2。2着には、中団8番手から差してきたブリックスアンドモルタル産駒オプレントジュエル、アタマ差の3着が逃げたカフェロワドール

 

 小倉7R芝2000mを勝ったエピファネイア産駒バズアップビート。好スタートから2番手追走へ。逃げたブルーメサイアの前半1000mのラップは1分3秒5と雨中とはいえスローの流れに。直線に入ると、バズアップビートが早め先頭に立ちます。そのまま後続に2馬身差をつけて完勝。雨の稍重の勝ちタイムは2分3秒5。2着には、後方9番手からマクリ気味に上がってきたダノンバラード産駒コスモアンソロジー、クビ差の3着には、6番手から差してきたエピファネイア産駒ダノングレイ

 

 京都7Rダート1200m(3歳1勝クラス)を勝ったフロステッド産駒ドラゴンウェルズ。好スタートからマイペースの逃げへ。前半3ハロンのラップは36秒0と平均よりややユッタリしたペース。直線に入ると、ドラゴンウェルズがスピードを加速、後続を突き放します。そのまま5馬身差をつけて圧勝。ダート良の勝ちタイムは1分12秒3。2着には2番手からシニスターミニスター産駒セントールビースト、アタマ差の3着には、後方6番手から差してきたルヴァンスレーヴ産駒レーンアジリティ

 

 京都9R芝1600m白梅賞(3歳1勝クラス)を勝ったミッキーアイル産駒モンテシート。好スタートからマイペースの逃げへ。前半3ハロンのラップは36秒7と超スローペースに。直線に入ると、モンテシートがスピードを加速、後続との差を広げます。ゴール手前でナイトオブサンダー産駒マッドマックスが迫りますが、これをクビ差に凌いで勝利。良の勝ちタイムは1分34秒7。2着マッドマックスから3馬身差の3着には3番手からアルアイン産駒ブーディガ

 

 東京10R芝1400mクロッカスステークス(L)を勝ったミスターメロディ産駒クラスペディア。好スタートからマイペースの逃げへ。前半3ハロンのラップは36秒6と超スローの流れに。直線に入ると、クラスペディアがスピードを加速、後続との差を広げます。3番手からリアルスティール産駒ティラトーレが猛然と追い込んできますが、これを1/2馬身差に抑えて勝利。良の勝ちタイムは1分22秒9。2着ティラトーレから1馬身3/4差の3着には、5番手から差してきた1馬人気のキングマン産駒プリティディーヴァ

 勝ったクラスペディアは、実はこれが初勝利未勝利のまま小倉2歳S2着の賞金で1勝馬と同じ資格を得ていましたが、このリステッド競走の勝利で晴れてオープン馬となりました。今後はマイル路線を歩んでNHKマイルCへ進むと思いますが、やはり得意分野は1400m以下の短距離路線でありましょう。

 2着ティラトーレは、惜しい敗戦ではありましたが、やはりマイルの方が向いている走りでした。3着のプリティディーヴァは出遅れでリズムが壊れました。ここは参考外といたしましょう。

 

 日曜日は京都4Rダート1400m牝馬限定(3歳1勝クラス)を勝ったシニスターミニスター産駒ヤマニンバロネス。好スタートから3番手追走へ。逃げたフルドドの前半3ハロンのラップは35秒5と平均ペース。直線に入ると、逃げ粘るフルドドの横からヤマニンバロネスが抜け出します。外からドレフォン産駒アンズアメが迫りますが、これをクビ差に抑えて勝利。ダート稍重の勝ちタイムは1分25秒7。2着アンズアメから1馬身差の3着には、最後方7番手から差してきたナダル産駒トゥロン

 勝ったヤマニンバロネスは、これでデビューから2連勝

 

 京都5R芝1800m新馬を勝ったキズナ産駒の牝馬ハギノピアチェーレ。好スタートからマイペースの逃げへ。前半1000mのラップは1分1秒5と稍重の馬場としては平均ペースに。直線に入ると、ハギノピアチェーレがスピードを加速、後続との差を広げます。ドゥラメンテ産駒ニューヤンキーが迫りますが、これをクビ差凌いで勝利。稍重の勝ちタイムは1分49秒9。2着ニューヤンキーから3馬身差の3着には、中団7番手から外を追い込んできた1番人気のサトノダイヤモンド産駒アクチノータス

 

 東京5R芝1800m新馬を勝ったフィエールマン産駒ダノンセンチュリー。好スタートからマイペースの逃げへ。前半1000mのラップは1分3秒2と上手くスローに落とします。直線に入ると、ダノンセンチュリーがスピードを加速、後続を突き放します。残り100mのところからハービンジャー産駒アールヴィヴァンが猛然と差してきますが、これに1/2馬身差をつけて快勝。小雨の良の勝ちタイムは1分50秒5。2着アールヴィヴァンから3馬身差の3着には、中団8番手から追い込んできたキズナ産駒レッドバンデ

 

 小倉6R芝1800mを勝ったアルアイン産駒クモヒトツナイ。好スタートから3番手追走へ。逃げたアジアエクスプレス産駒スナークピカソの前半1000mのラップは1分2秒0と重馬場としては平均ペースに。直線に入ると、逃げ粘るスナークピカソを追いかけて、クモヒトツナイが並びかけ交わします。そのまま1馬身1/4差をつけて快勝。重馬場の勝ちタイムは1分50秒4。2着スナークピカソから2馬身1/2差の3着には2番手からエイシンフラッシュ産駒ヴォラヴィア

 

 京都6R芝1600mを勝ったトーセンラー産駒シンゼンカガ。好スタートから3番手追走へ。逃げたツィンギの前半3ハロンのラップは34秒6と平均ペース。直線に入るとまず、2番手からロードカナロア産駒マテンロウカナロアが先頭に立ちますが、その内側からシンゼンカガが抜け出して、そのまま後続に1馬身差をつけて快勝。稍重の勝ちタイムは1分35秒7。2着には、4番手から差してきたリアルスティール産駒プチプランス、クビ差の3着がマテンロウカナロア

 

 東京6R芝1600mを勝ったイスラボニータ産駒の牝馬プリムツァール。好スタートから3番手追走へ。逃げたタイヨウノキセツの前半3ハロンのラップは35秒9とゆったりした流れに。直線に入ると、逃げるタイヨウノキセツを残り300mのところでプリムツァールが交わします。そのまま後続を突き放して2馬身1/2差で完勝。小雨の良の勝ちタイムは1分35秒5。2着には、7番手から追い込んできたモーリス産駒サル―ポルティ、3/4馬身差の3着には、5番手から差してきたモーリス産駒テンドリームガール

 

 小倉8Rダート1700m(3歳1勝クラス)を勝ったモーニン産駒シュラザック。好スタートから3番手追走へ。逃げたジューンエオスの作ったペースは平均の流れ。直線に入るとまず、2番手からルヴァンスレーヴ産駒セボンサデッセが先頭に立ちますが、その外からシュラザックが追いかけ並び、ゴール手前でクビ差前に出て勝利。ダート重の勝ちタイムは1分44秒7。2着セボンセデッセから3馬身差の3着には、6番手から差してきたレイデオロ産駒ゴッドエスパーダ

 

 東京9R芝1800mセントポーリア賞(3歳1勝クラス)を勝ったドゥラメンテ産駒エネルジコ。中団9番手待機で脚を溜めます。逃げたハイタイドの前半1000mのラップは1分0秒8とほぼ平均ペースに。直線に入ると、伸びあぐねる先行勢を尻目に、馬場の中央からはエピファネイア産駒ミッキーマドンナ、大外からはエネルジコの2頭が先頭に立ち、大外のエネルジコが1馬身1/4抜け出して快勝。小雨の良の勝ちタイムは1分48秒2。2着ミッキーマドンナから1馬身差の3着には、中団7番手から差してきたニューイヤーズデイ産駒プレシャスデイ

 勝ったエネルジコは、10月20日の新馬戦以来の出走で2連勝を飾りました。父ドゥラメンテと同じセントポーリア賞を快勝して、次走は重賞路線へ向かいます。非常に楽しみなドゥラメンテ産駒が現れました。

 2着ミッキーマドンナは、今回は相手が悪すぎました今のままではクラシックには賞金が足りないので、次走が極めて重要になりました。

 

 


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【競馬】 根岸ステークス(GⅢ)とシルクロードステークス(GⅢ)!

2025-02-02 05:18:29 | 競馬

 まずは京都のシルクロードS

 3月のGⅠ高松宮記念を占うスプリント重賞です。

 狙いたいのは、ダンカーク産駒の4歳牝馬⑬カピリナ。まだ3勝クラスを勝ったばかりの牝馬ですが、勝ち上がった芝1200mの2着との差が、3馬身、4馬身、1馬身3/4と圧倒的な内容生来の芝1200mスペシャリストと言えます。負担重量54㎏と見込まれましたが、これもクリアしてくれると期待します。

 相手には、実績馬の中から②ピューロマジック⑯ソンシ⑨ウインカーネリアンの3頭で。

 馬券は、まずは本命⑬カピリナの単勝。そしてカピリナからの馬連3点 ⑬⇒②⑯⑨

 

 

 そして府中の根岸S

 こちらも2月のGⅠフェブラリーSを占う、府中ダート1400mの電撃レースです。

 人気は5歳牡馬⑧フリームファクシに集まると思いますが、今回は②ドンフランキーの逃げでハイペースが想定される中、府中ダートでの切れ味が鋭いロードカナロア産駒の5歳牡馬⑨コスタノヴァを狙いたい

 相手には、前述の⑧フリームファクシのほか、切れ味が魅力の5歳牡馬⑤サンライズフレイム8歳牡馬⑩タガノビューティーの3頭で。

 馬券は、まずは本命⑨コスタノヴァの単勝。そしてコスタノヴァからのワイド3点 ⑨⇒⑧⑤⑩

 

 


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【競馬】 クロッカスステークス(L)と白富士ステークス(L)!

2025-02-01 03:29:01 | 競馬

 本日は、東京競馬場でクロッカスS(L)が行われます。

 芝1400mのリステッド競走で、今後の3歳短距離路線を占うレースです。過去の勝ち馬を見ても、ラウダシオントウシンマカオロジリオンなどの名前が並びます。

 小倉2歳Sを勝った⑥エイシンワンド、同2着の③クラスペディア、フェアリーS2着の②ティラトーレなど、快速自慢の馬が揃いましたので、開幕週の府中芝1400mで行われるクロッカスSは、前半から速い流れになりそう。

 そうなると、やはり好位からキッチリ差し切れるタイプの馬が軸になるので、人気にはなりますが、キングマン産駒①プリティディーヴァが中心

 相手には、前述のリアルスティール産駒②ティラトーレミスターメロディ産駒③クラスペディアの2頭。

 馬券は、本命①プリティディーヴァからの馬単2点 ①⇒②③

 

 

 オマケで、白富士ステークス(L)も。

 こちらは、4歳以上の府中芝2000mで行われるリステッド競走で、過去の勝ち馬には、ジャックドールポタジェサリエラなどGⅠ級の名前がズラリと並び、昨年もロードデルレイが勝っています。

 本命には、5歳牝馬のサトノダイヤモンド産駒⑪シンリョクカを指名開幕週の府中芝ですから、前々の位置から押し切れるスピードと根性の持ち主であるシンリョクカに期待します。

 相手には、4歳勢からは⑤シュトラウス。5歳勢からは⑦ウンブライル⑥マイネルモーント。6歳勢からは①トーセンリョウ③ルージュリナージュ⑨トゥデイイズザデイ。7歳勢からは⑫アドマイヤハレー

 馬券は、まずは本命⑪シンリョクカの単勝。そしてシンリョクカからの馬連7点 ⑪⇒⑤⑦⑥①③⑨⑫

 

 


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【アメリカ人の多くは他国の歴史に関心がない!】 トランプ大統領も同じです・・

2025-01-31 04:16:34 | アメリカ文化

 本日は、「アメリカ人の多くは他国の歴史に知見も関心もない」というテーマ。

 

 以下は、2017年のトランプ第一次政権の時の話

 トランプ大統領と日本の安倍晋三首相が会談をしている際、トランプ大統領から「シンゾー。日本は昔、中国と戦争をしたことがあったそうだな?」と質問があり、「日清戦争ですね。そう、戦いました」安倍首相が答える。さらにトランプ大統領「それは大変だったろう」と聞いてきたので、「ええ。でも日本が勝ちました」と説明すると、「それは本当か‼」と、かなりビックリしたらしい。

 さらに、安倍首相がこれに続いて、「日本はロシアとも戦争したことがあったのですよ」と言うと、トランプ大統領は、いかにも気の毒といった顔をして「それは本当に大変な戦いだったな」と返してきたので、安倍首相「ええ。でもロシアにも勝ったのですよ」と説明すると、「え~‼」と叫びながらビックリ仰天となったとのこと。

 近くにいたスタッフが、さすがにこれはマズイと思ったらしく、その次の会談からは、日本の歴史を事前レクチャーで勉強させたとの逸話が残っています。

 

 まぁ普通の大統領ならば、もう少し近代の戦争史くらいは勉強していると思いますが、一般アメリカ人の他国の歴史に関する知識および関心は、上記の逸話とほぼ同じ程度と思って間違いありません。

 ちなみに、アメリカのハイスクールの歴史授業は、「世界史」「アメリカ史」アメリカ史は実質250年しか期間がないので、けっこう詳細に学ぶようですが、世界史については、日本みたいに年表的に知識を詰め込むような授業ではなく、ポイントになりそうな世界史の事象を深く掘り下げる授業なので、網羅的で時系列的な一国の歴史を学ぶことはないとのこと。したがって、アメリカ以外の国の歴史について、ほとんど知見も関心もないのが当たり前のようです。

 

 これが世界の覇権国であるアメリカ国民の実態であります。

 さすがに、歴史上の覇権国である『ローマ帝国』『モンゴル帝国』、また七つの海を支配した『大英帝国』の歴史くらいは勉強した方が良いと思いますが、そういう大切なポイントは、アメリカのエリートたちがきちんと学ぶので、一般のアメリカ人には必要ないと考えているのですかね。いかにも、アメリカらしい合理主義の考え方であります。

 

 いずれにしても、GDPが世界の4%に過ぎない日本の歴史なんて、世界最強のアメリカ人にとってはどうでもいいこと彼らに日本を理解してもらうためには、そのことを念頭に入れながら、彼らに対する発信内容を考えていかねばならないのです。

 いつかトランプさんと会談することになる石破茂首相には、ぜひこの点をご認識頂ければと切に願っております。

 

 


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【昭和歌謡曲の歌詞】 令和のコンプライアンスでは、怖くて歌えない・・

2025-01-30 03:54:06 | トレンド

 

 年末年始の地上波TVで、昭和の歌謡曲を紹介する番組が多かったせいなのか、あるいは「不適切にもほどがある」の再放送を観ることが出来たせいか、懐かしの昭和歌謡曲を思い出すことが多くなりました。

 そういえば、ワタクシが大学生だった頃、あるいは社会人1~2年目の頃、当時のスナックカラオケでよく歌っていたのが、以下の2曲

 

カサブランカ・ダンディ 歌:沢田研二

 ききわけのない女の頬を

 ひとつふたつ はりたおして

 背中を向けて 煙草をすえば

 それで何も いうことはない

  ~ 後略 ~

 

我が良き友よ 歌:かまやつひろし

 下駄を鳴らして奴がくる 腰に手ぬぐいぶら下げて

 学生服にしみ込んだ 男の匂いがやってくる

  ~ 中略 ~

 男らしさと人が言う おまえの顔が目に浮かぶ

 力づくだと言いながら 女郎屋通いを自慢する

  ~ 後略 ~

 

 

 まずカサブランカ・ダンディ

 阿久悠作詞、大野克夫作曲の歌手沢田研二さんの代表曲の一つであります。

 冒頭の歌詞のところ、「女性の顔を張り倒した」時点で、令和の時代ではもう立派な暴力事件。逮捕されるのは当たり前で、さらには、むこう10年から15年くらい、仕事も干されてしまう大事件になってしまいます。

 この歌詞は、1970~80年代の男性が、1950年代のハンフリーボガードの男っぷりを懐かしがって歌う設定ですから、そのまま1980年代で許されていた行為ではありませんが、令和では「懐かしがる」だけでもアウト。それにしても、今となっては「怖い歌詞」であります。とても会社の仲間同士と行くカラオケで歌う勇気はありません酔っぱらった勢いでも歌ってはダメでありましょう。

 まぁもっとも、この頃TVで大人気だった「太陽にほえろ」「大都会」などの刑事ドラマでは、容疑者を捉まえて警察署内で取り調べをする時、刑事たちが替わりバンコに容疑者を殴りまくって自供させるシーンが当たり前でありました(そりゃ、再放送できない訳ですよね)

 何ごとにも寛容な昭和の時代を映す歌詞であります。

 

 次が我が良き友よ

 こちらは、1970年代の吉田拓郎作詞作曲のヒットソング歌手かまやつひろしさんの代表曲であります。

 問題なのは「力ずくだと言いながら 女郎屋通いを自慢する」というところ。けして実際の行動ではないのですが、古い学生時代の友達が得意げに話していた内容を懐かしむ歌詞。それでも、女性を力づくで何とかすることを自慢するメンタリティ自体、令和のコンプライアンスであれば、生涯を通じて許されない内容ですから、ましてやこれを懐かしむとは・・と呆れられてしまうでしょう。さらに「女郎屋通い」というのは、1970年代でも違法である「赤線の利用」を指しますので完全に法令違反行為

 ワタクシのようなおじさんが、この曲を若い女性の前で歌ったりしただけで、もう翌日には社内中に広まってしまいますとんでもない「セクハラ」「パワハラ」「モラハラ」親父ということになるでしょう。

 

 

 あぁ~ ボギー!

 あんたの時代は良かったぁ・・

 


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