ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

「あ、いいな、これ、しよう」

2012-02-10 21:27:40 | 量子力学と心
料理の本のページをめくって、

「あ、これいいな、夕飯これにしよっと」

・・こんな感じで料理を作ったことがある。
実際その料理を作りたくなったので作るんだけど、

いま、ここで書いたように、作りたく“なった”ので作った。

“作りたいと思って”作ったんじゃない。


今すぐの場合、「こうしたい」と言わない。

そんな言葉は要らない。

やりたく“なって”やるだけだ。

「いいな」の次にすぐ、「これ、しよう」と思うように。

今ここの瞬間は(~したい)という表現で表わす心は存在しない。


いちいちなんでこんなこと書いてるかといえば、

この例はどういうことが起こったのかというと、

作りたく“なった”というように、

存在の状態が変化した ということを言いたいわけなんよ。

そのページを開く前はその料理について知らないので、

(なんの思いも無い)状態。

そのページを開いて、見てるうちに、

(あ、これいいな、夕飯これにしよっと)という思いになった状態。

存在の状態=心の状態 が変化しただけ。

そう“なった”

それって、こういうことなんじゃないかな・・・

料理本のそのページを開く前は私の気持ち(情報)は非局所的に広がっていた。

それがそのページを見て、関心を示したとたん、

そこに、

私や家族の食べ物の好みについての記憶、

こういう感じの料理は簡単で美味しそうというような思い、

この位の料理なら私にも作れるかなという推測、、

材料が家にあるかどうかの私の記憶、・・・

・・・そんな私の情報(意識)という粒子たちがぴゅっとそこに局所化した。

波動関数が収縮した。

そのページを開ける前はそういう私の情報という粒子は非局所的に広がっていた。


波動関数の収縮とは、この場合では

関心が向かった=私という存在の状態がそういうふうに“なった”

そのことを謂うのじゃないかな。

関心が向く前の私はそういうふうに“なってなかった”

あるものは波動関数の収縮ー拡散ー収縮ー拡散ー収縮ー拡散ー収縮

・・という循環になっている。

呼吸と同じだ。

なったーなってないーなったーなってないーなったーなってないーなったー

・・という循環。

なる には なってない状態になっていなければならない。

なる(状態)は ならない(状態)が 存在しなければ存在し得ない。

収縮するにはその前に拡散していなくてはならない。

自然は循環なので、こういうのも私たち人間の意識(量子システム)でも起こっている・・・

そういうことなんじゃないかな。

自分の頭にこんなことが浮かんで、自分でふーん、そうなのかぁ。

・・と思ってる。 



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ピグマリオン効果って

2012-02-10 10:28:46 | 量子力学と心
「無作為に選ばれた児童の名簿を学級担任に見せて、

この名簿に記載されている児童が、

今後数ヶ月の間に成績が伸びる子供達だと伝えた。

その後、学級担任は、子供達の成績が向上するという期待を込めて、

その子供達を見ていたが、確かに成績が向上していった。

報告論文の主張では成績が向上した原因としては、

学級担任が子供達に対して、期待のこもった眼差しを向けたこと。

さらに、子供達も期待されていることを意識するため、

成績が向上していったと主張されている。」


・・・上のこれ、ネットからの文章なんだけど、

ピグマリオン効果 というもの。

ヒイキになるからよくないとか、あるみたいだけど、

それだったら、担任はクラス全員をヒイキしたらいいんだよね。

どの子にも「この子は絶対伸びる」っていう、

あったかい眼差しでいたら、子供はそうなるってこと。


ネットの説明では“期待”という言葉を使っているけど、

期待 というとちょっと微妙だね。

その子を成績が伸びる子 “として扱う”ということだと思う。

期待とは違う。

期待は結果を見て、外れると、態度を変えるというのがある。

そういうんじゃなくて、

その子がどうしようと「伸びる子」として扱ったら、

きっと伸びる。

薬のプラシーボ効果と似てるね。

小麦粉の丸めたのでも、

凄くよく効く薬と思い込んでる(~として扱う)と、効くというもの。


量子力学のゼノン効果かな。


「量子ゼノン効果では、自然への問いかけがシステムの動的な発展に

影響をおよぼす。

とくに、間をおかず繰り返して観測すると

量子の属性がフリーズし、永遠にその状態になるか、

少なくとも放っておいたよりもずっと長くその状態にとどまり続ける。

量子システムに頻繁に問いかけるという行為が

量子システムを特定の状態にフリーズさせ、

みられていなければ起こったはずの展開が妨げられる。

量子システムを見つめるだけで、

別の状態への移行が邪魔される」

こういうこと。

量子システムって、この場合、人間の意識そのもの。


ということは・・・


伸びる子として観られていると伸びる。

観ているとは眼差しのこと。

その子はそう観られていなければ起こったはずの展開が妨げられる・・・。


ひととひとの関係は相互関連して展開していくもの。

どう展開して行ったら世界中がいい感じに生っていくのか、

世界中の一人一人が何をどう観るかにかかっている。


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