ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

(トイレに行きたい)気持ちから・・・

2015-01-27 10:40:09 | 日々の暮らし・思い出
いやはや、いろいろあるもんです。

義父を介護しているといろんなことが起こる起こる。

このところ、意識が(今ここ)という時空じゃないところにいるみたいで、

排便をしたい、トイレに行きたい、と思ってだろう・・・・

ベッドの柵につかまって、脚を下ろそうとして出したり、を何度もする。

その他に、昨夜はズボンを下ろすつもりなのだろう、おむつを全部下に下ろしてた。

その時におむつに大便がなけりゃいんだけど、

そういう時に限ってあるんだねぇ。

当然手やシーツや寝間着がきれいではなくなる。


どうしようかと夫と二人で考え、

着物式寝間着を上下に切って、

手が入らないように下は腰巻みたいに腰骨あたりでぐるっとひもで縛ってみたら、

今朝、その布は背中の方にまわっていた。

その時は幸いにおむつは外れてなかったけど、

幸いでない場合は外すことが出来るわけだ。

腰巻をひもで腰に縛ってあっても、スカートと同じでめくればすぐに触れるもんね~

やってみて自分が考え足らずであったなぁと再確認したのであった。

昨夜そういうことがあって、今朝、

「おはようございます(^^)」と挨拶したけど、

にこりともしない無表情だった。

こういうことは初めてだ。


今朝はパジャマを着てもらって、

上着とズボンの穿きぐちとを合わせて大きな安全ピンで3か所止めた。

こうすれば手がズボンに入らないはず・・・

いま、それをやっている最中。

安全ピンをいじって、それが外れたら肌を傷つけるかもしれないから、ちょっとそれが心配だ。

まぁ、今は昼間だから様子を見られるからいいかと。


義父は寝ていて、

今の状態を認識できてない中で、

「こんなところでおしっこなんかしちゃいけない、

早くトイレに行かなくっちゃ」

・・そういう気持ちが強いんだろうと思う。

脚を出してもそれ以上動けず、おむつを外しても、

トイレには行けず、そして我慢が限界を超え、してしまう・・・

情けない気持ちになっているかもと思うとなんとかしてあげたいと思ってしまうけど、

仕方ないとしか言えないね・・・


脚を出したりできないように、

介護用品のカタログでベッド柵のもっと高いものはないか探した。

このベッドのセットではなかった。

じゃあ、今の柵はそのままで、柵を握れないように

柵の内側に段ボールを夜だけ貼るとかしたらどうか・・そう夫が言った。

うん、いいアイディア♪

そのカタログにはおむつをいじったり出来ないような寝間着やパジャマもいろいろあったよ。

寝たきりになるとこういうことはよくあることなんだなと納得したわ。

介護生活もやってみて、じゃこうしよう、あーしよう、という連続だ。

でも、それが結構面白いよ。

何千円もするそういうパジャマのアイディアだけ頂いて、

うちにあるものをなんとかしてそういう機能を持つものに変えられないか

考えたりやってみたりするのが私はやっぱり好きなんだなぁ。

義父はいま、静かに寝てる。






コメント
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