わ~いうれしいなぁ~。もうすぐそこに春がきてるぅ~。春の匂いがするね~。
あまりにうれしくて、お気に入りの桂坂口にあるお花屋さんで
お花を買って玄関に飾りった。
このお花屋さんはいっさい原色のお花がおい
てなくてとてもシックな淡いお色目ものがショッ
プ内に並んでいる。
写真のお花はちょっぴり濃い紫が入っている
けれども本来だったらこの色もいらないくらい
淡い色でまとめたお花が大好き。普段玄関に
は造花を飾っているけれどやっぱり生花はい
いなぁ。
特にこの薔薇とラナンキュラスの白とも黄色と
もいえない微妙~な色合いがとってもスキ。
見ているだけでふわふわとした気持ちにさせれくれるね。
最近、メールのやりとりやアロマのレッスンの中で「言葉の影響力」について
話題になることがたびたびあった。
小学校1年生の頃、いつから「それ」ができたのかはわからないけど気がついたら
右手の親指の爪の間に怪しげな「できもの」ができていた。
見た目がかなり怪しげだったので、母はいろんな病院を探して
あちこち連れていってくれたが、なかなかどの病院へ行っても
その怪しげな「できもの」が癒されることはなかった。
ある内科ではメスのようなもので切り取られたりもしたけれど、しばらくしたらなんとまた
全く同じ場所にその怪しげな物体ができてしまったのだった。
ある時母は母の友人から紹介してもらったという評判のいい皮膚科に連れていか
れた時のことだった。
診療を終えた後、母だけ診察室に残るように言われ、てんてんは受付のほうで待っている
ように言われたのだった。
家に帰ってから母が「軟膏」のようなものを見せて言った。
「先生がな、これ塗ったら『絶対治るから』毎日ちゃんとつけるように言ったはったよ。」
と告げたのだった。
それから日に何度かその軟膏のようなものを母がつけてくれた。
どれくらい時が経っただろう・・・。
どこの病院へ行っても決してなくならなかったあの怪しげな「できもの」が
知らぬ間になんと親指の爪の間からきれ~~になくなってしまたったのだ!
それから何年かが過ぎ、昔話としてそのことがまた話題になった。
てんてんは
「ほんまにあの皮膚科の先生すごかったよなぁ~。どこの病院へ行っても
治らなかったのに。あの病院いったらすぐに治ったよなぁ~」と母に言った。
そして母はニヤリ・・。と笑ってこういった。
「実はな~~~あのお薬他の病院でもらってたのと同じやったんやで。」
「先生がな、私に(母に)子供さんにこれを塗ったら絶対治る。と言って毎日つけて
あげてくださいね。って言わはったんや。あれは『おまじない』みたいなもんやったんよ。」
「あんたは先生とお母ちゃんの言葉を信じきってたんやろうなぁ~」
と種明かしをしてくれたのだった。
種明かしを聞いたのは多分、小学校3、4年だったと思う。
その時言葉にはできなかったけれどなんとなく「人間のすごさ」みたいなものに
とても感動したのだった。
小学校1年生のてんてんは、母の言葉をほんとーーーになーーーんにも疑わなかったのだ。
疑うことなんて知らなかった。
また幼いてんてんにとって「病院の先生」そして「母」という存在は
絶対的存在だったのだと思う。
だから先生と母が言う「絶対治る」という言葉を信じて疑わなかったのだ。
この話はことあるごとに母との間で思い出話として何度も登場するほど
不思議でステキな体験だった。
「信じること」の素晴らしさとまた絶対的に信頼している人からの「言葉」という
のはこのように人間の奥に潜んでいる自然治癒力を見事に引き出してくれるのだと
いうことを体験した出来事だった。
また逆に大人になっててんてんが妊娠していた時、産婦人科の先生からと~~っても怖い
ことを言われたことがあった。
先生はもちろんてんてんを怖がらす為にいったのではないということは充分
わかっていたけれども初めての、出産を控え期待と喜びの中にもやはり
不安はあった。そのうえに先生からの怖い言葉を聴いて
「自分のせいで生まれてくる赤ちゃんに何かあったらどうしよう・・。」と
不安で不安で気分が滅入ってしまったことがあった。
けれど、結果まったくお産はなんの問題なく終わり娘も本当に元気に生まれて
きてくれた。
「先生のあのこわ~い呪いのような言葉はいったいなんだったんだぁ~」と思う。
先日、母が手の手術をした。
1時間ほどで済む簡単な手術だったので、局部麻酔だけでその手術は行われた。
母もすごく怖がりで、実はこの手術をするかしないかで7年間も悩んだのだ。
とにかく病院が怖い、注射も怖い、ましてや身体にメスを入れるなんて
母にとってはこのうえない恐怖だったらしい。
先生に頼み込んで全身麻酔をお願いしたようだがあっさりお断りされてしまったそうだ。
手のひらの先はカーテンがかかっていて手術風景は見えないものの、
先生の声や器具のカチャカチャする音が聞こえてくる。
そして母はこんな先生の言葉を耳にしてしまうのだった。
「なんや、このハサミ!切れへんやんか!○○の手術の時には
ちゃんともっと切れるのを用意しとかんとあかんやろ!!」
「もっとこのハサミもよく研いでおけ!!」
と助手のような方に怒っていらっしゃるその声に母は
『ちょぉー・・ちょっと待ってなぁ~先生~( ̄▼ ̄|||) その切れへんハサミで私の手
切るんかいなぁ~。』
と恐怖で突然気分が悪くなってしまったらしい。
きっと先生にとっては日常の会話にすぎなかったのかもしれないけれど、
母にとってはかなりの恐怖だったらしい。
母を迎えに行ったとき、母の顔には縦線が何本も入っていたのだった。
なぜてんてん親子はこんなにも怖い想いをしなければならなかったのだろう・・。
「自分がやったことしか返ってこない」この法則を元に考えてみると、
きっと想像にするに前世ではきっと2人してインチキ占い師、いやインチキ霊媒師、
はたまたインチキ陰陽師のコンビを組んでいたのかもしれない。
そして「あなたきっと○○になる~~」というなんの根拠もない恐怖の言葉を
言ったり、「○○しないとこんな怖いことが起こりますよ~」と行き当たりばったりで
なんの根拠もない予言を言いふらし人々を恐怖と不安のどん底に
おとしいれていたのかもしれない・・・。きゃぁ~~~怖い~~~。
てんてんのいつもの寝言だ・・。気にしないで読みすすめておくれ・・。
影響力のある人の言葉って本当に人を元気にしたり、勇気づけたり、、、
その人が「絶対大丈夫だよ。」と言ってくれるとなんだか本当に「大丈夫~」って
思えてきて「乗り越えられないかも・・」と思ったことさえも気が付いたら「乗り越えられてた」
なんていうことも実際ある。
その逆に「○○しなかったらこうなるよ」 とか「ひょっとしたら○○かもしれない」
という相手を不安にさせてしまうような言葉もそのようなことを自分自身の意識が
現実化させてしまうことだってある。
それぐらい「言葉」は人に影響を与えてしまうのだった。
特に、「親」、「お医者さん」、「先生」、その他「自分が信頼している人」の言葉の
影響力はとても大きいように思う。
てんてんも「言葉」を伝えるお仕事をしている。
また親という立場で娘に対してひょっとしたらこわ~い恐怖の言葉を
知らず知らずのうちに浴びせているかもしれない。
言葉は人を傷つけたり恐怖の陥れたりするためのものではなく
やはり愛を伝えるための人間にしかない大切な癒しのツールだと思う。
優しい声・・優しい言葉。
てんてんもこれから人の心にまっすぐに浸透していくような「大丈夫だよ・・」という言葉を
言えるようになっていきたいなぁ・・って思う。
またどんなに怖い言葉を言われたとしても、「そんなの関係ねぇ~♪」と
はねのけていけるだけの自信もとりもどしていきたいものだ・・と思っている。
最近のてんてんはこの「大丈夫!」と言う言葉を自分自身にいっぱい言ってあげている。
自分の声で実際、自分に言ってあげるとすごく勇気が湧いてくるんだよ~。
「大丈夫!」この魔法の言葉をこれからもいっぱい自分に言ってあげて
てんてんは最高の自分の応援団長になってあげたいと思う。