雪!振りましたね~~。
寒いのはイヤだけど、本来の冬が戻ってきたみたいでなんだかうれしい。
昨年は一度も雪が積もることはなかったここ桂坂も、2/9(土)の朝から降り続いた
雪は翌日2/10(日)にはあたりを真っ白な世界に大変身させてくれていた。
(←おすましマリン)
うって変わって、2/11(月)は目の覚めるような晴天。
気温もぐんぐん上昇し、車を運転していたら汗ばむほどお日様の陽射しが温かかった。
少しづつだけど春が近づいてきている・・。そんな予感にわくわくわく。
3連休明けの今日、朝からホワイトウィング卒業生セラピストのKの全身トリートメント
をさせていただいた。
Kはとにかく明るい子だ。「Kのいるところに笑いあり!」というほど、彼女がいると
周りになぜか笑いの花が咲き乱れているのだった。
それなりにたくさん辛い体験もしている。
でもその辛い体験さえも笑い話に変えてしまい一瞬にその場を明るくしてしまうのだった。
いやいや・・笑いだけではない。
Kはよく泣く。
レッスンでちょっと感動する言葉を聴くだけで、、、また自分の話している
内容にさえも自分で感動して大きな目から大きな涙をぽろぽろこぼしながら
「しぇんしぇ~~あか~~ん。」と言いながらいっぱい鼻水をたらし、
真っ赤な顔をして泣くのだった。
笑うときも泣くとき一生懸命・・というか・・とにかく豪快なのだ。
そんなKのもうひとつの得意技がトリートメント開始直後に爆睡できる・・ということだ。
今日もやっぱりお約束どおり、背中のトリートメントが始まるやいなや、
「ス~~~ス~~~」と施術者のてんてんまで眠りに誘われてしまうほど、
気持ちよさそ~うな寝息を立て始めた。
トリートメントの手技はほとんどがゆったりとしたリズムの動作が続くのだが
中にはリズミカルで軽快な手技もあるが、ほとんどの人がそこでいったん
眠りから覚めて意識がふっと戻ってきているようだがこのKには全くそのようなことは
なかった。
「ここでは起きるだろう・・・。」というところでも相変わらず「グ~~スカピー~」と
気持ちよさそ~~に子供のように眠り続けている。
背中のトリートメントが終了する頃、てんてんは自分の失態に気づいてしまった。
てんてんはとても重要な「あること」をし忘れていたのだった。
「しまった!!」と思った時には、もう既に時おそし・・だった。
Kが下を向いているフェイスホールの下はKのよだれの水たまりができていたのだった。
Kが背中のトリートメントを受ける時にはかならず水たまりを作ってくれる。
これもお約束なので、ティッシュあるいは洗面器を用意しなければならないのだった。
今日もたんまりと水たまりを作ってくれたK。
背中と足の施術が終了し、今度はお腹、手、デコルテへ・・・。
相変わらず、気もちよさ気に眠っているK。
今日はいつもよりもましてすごかった。
みなさんに音声でお伝えできないのがまことに残念なのですが、
「ふにゃぁ~」 「ふご!」 「ふぐ!」 「ぴ~~!!」と次々になんかしゃべってる。
てんてんデコルテの施術をしながら笑いが止まらない。
Kはどうやら眠りながらでも人を笑わす得意技があるようだ。
しばらくたって、ようやく寝言が終わったかと思うと、今度は胃と腸がぐるぐるぐるぅ~~
と音を出し始めた。またそれが延々と続いたのだ。
Kちゃんよ・・・君はだまってられないのか・・・。
起きててもうるさい。寝ててもうるさい。だまってても胃と腸で音を出す。
根っからの関西お笑い芸人セラピストなのか?
君のその天然お笑い魂にはさすがのてんてんも顔負けだ。
まぁ~なんとも気持ちよさげな顔で最初から最後まで爆睡したKはめずらしく多くを語らず
(あれだけトリートメント中にしゃべったらさすがにしゃべることがなくなってしまったのか・・)
「先生~すっきりしたわぁ~」と一言言って、ハーブティーを飲んで足早にスクールをあとに
したのだった。
Kのこと、いろいろ書かせてもらったがある意味Kはとても素直なのだった。
施術者が流す愛のエネルギーを素直に素直に受めることができる人は
このように気持ちのよいアロマトリートメントを受けると眠ってしまうのがほとんどなのだ。
しかし、中にはこんなに気持ちのよい施術を受けてもどうしても眠れない人もいる。
てんてんの経験の中でもとても数は少ないけれど、全身トリートメントの
最初から最後までずーーーっと起きたままの方が数名いらっしゃった。
かなりのストレスを抱えていらっしゃる方なのだろうと悟った。
緊張がほぐれないのだ。
また生徒や卒業生のなかには手技を確認する為にトリートメントを受けてくださる
方もいるようだけど、せっかくの癒しタイム・・。
ご自身のご褒美に・・是非リラックスタイムを堪能していただきたいと思う。
「手技を覚えるぞ~!!と思ってきたのに、途中でやっぱり寝てしまいました~」と
仰る可愛い方がほとんどなのですけどね・・。
人から差し出された愛の手を「ありがとう~」と素直に受け取ることができる人・・。
その人は受け取った愛を今度は次に繋げていくことができる人のように思う。
受け取りっぱなしではなく、また次へと流していけるので実に循環がいい。
また特別に他の人になにかをすることだけが愛を繋げていくことではない。
例えばトリートメントを受けて、自分が元気いっぱ~~い。笑顔いっぱ~~い。
癒されて優しさいっぱ~い。になればきっとそれだけで旦那さんや子供達、
家族やお友達もそんなあなたを見ているだけで幸せ気分かも・・。
特別なことはしなくても癒された人がただそこにいるだけで、自然に周りが
ほんわりとした空気に包まれる・・。これも立派なエネルギーの感染なのだ。
逆に差し出された愛の手を「あなたの世話になんていらないわ!!」と拒否したり、
また「自分なんかの為に悪い・・。」と拒んでしまう人はやはりそこでなにかが
止まってしまう感覚がある。
「自分なんかの為に悪い・・。」この想いは実は謙虚さとは正反対に位置する。
人間は絶対に一人では生きていけない。
絶対に誰かや、なにかの存在に支えられて生きている。
「自分なんかの為に悪い」と思うくらいなら、愛を人からいただいたとき、いただいたその人へ
ではなくてもまた違う方にでもその愛を繋げていけばいいのだ。
~受け取って・・贈って・・受け取って・・贈って・・・~
なんだかきらきらとした清水が気持ちよく流れて循環していくようだ・・。
一方・・
受け取って、受け取って、受け取って、受け取り続けて・・。
贈って、贈って、贈って、贈り続けて・・。
こちらはなんだかやっぱり止まる感じがする。
Kはいつも元気だった。手もいつも温かい。
Kも一応、人間だから落ち込むこともある。
でも、なんだかいつもすっきりとしている。変な遠慮がない。
変なものが巻きついていない。裏表がない。
よくしゃべる。よく笑う。よく泣く。
ちょっとトリートメント中うるさいけど、とても優しい子だ。
そして・・単純そのものなのだ。
だから彼女の周りには笑いが絶えない。
彼女はまた今日受け取ってくださった愛を・・元気を・・家族へ、お友達へと繋げて
いってくださることだろう・・。
受け取り上手は贈り上手・・。
ただただ・・素直になればいいだけ。
差し出された手を「ありがとう~」ってぎゅってつかむだけ・・。
そんな単純なことで心も身体も魂もほんと~~にラクになるよ~~。