毎年、年の初めにJHASでは1年の「キーワード」が代表より発表されます。
今年のキーワードは「美しく」です。
「美しさ」にもいろいろありますよね・・・。
その中でも最近ちょっと気になるのが「礼儀」という美しさ・・です。
「礼儀」という言葉を辞書でひくと
「人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。特に、敬意を表す作法」
と出てきます。
たしかにそうなのですが、
でも本当の礼儀というのは「人間関係の秩序を維持するために守るべき行動」
なのではなく、その人の内面から溢れ出る「感謝の心」や「思いやりの心」の表れだと思うのです。
行動と心が一致してこその礼儀は・・・言葉でも行動でも・・・本当に美しいなぁ~と感じます。
また辞書の中には「特に敬意を表す作法」と書かれてありますが、
中には自分が尊敬する人達に対しては礼儀正しくできても、
自分がちょっと見下している人や???と思う人に対してはちょっと違う態度をとってしまう・・・
これでは決して本当に「美しい」とはいえませんね・・。
本当に美しく礼儀正しい人はどんな人にも平等に敬意を持てる人なのだと思います。
例え、表面的にちょっと大変な人や自分にマイナスを向けてくる人にでさえ、
なんというのでしょう・・・そのお相手の心・・・にでなく、
その方の魂に敬意を表すことができる・・・。
なかなか難しいことかもしれませんがやっぱりそんな姿は美しいなぁ~と感じずにはいられません。
詳しいことは知らないのですが、確か昔東京で奥様が地下鉄サリン事件の
犠牲となられた方が、加害者のリーダーである松本被告のことを決して呼び捨てに
したりせず「松本ちずおさん」と呼ばれていたのを聴いたとき、、、何かとても
神聖な気持ちに包まれたことを記憶しています。
きっと・・・最愛の奥様をあのような形で亡くされて、私達の想像を絶するほどの
怒りや悲しみやどうしようもない憤りを体験されたことと思います。
それでも・・・やはりその方は松本さんの本当の姿・・・と申しましょうか・・・
松本さんの魂にしっかりと敬意を持たれていたのだと思います。
「誰に対してでも同じように接することができる・・・」
これは本当に美しい姿ですね・・・。
てんてんもそうありたいものだなぁ~と最近の様々な出来事から思わせていただく
今日この頃であります。