今日の龍馬伝もまた熱く魂が震える内容でした。
戦をせずに大政奉還(幕府が政権を朝廷の返上する)という形で政権交代を
試みた龍馬・・・。
龍馬の「戦ではなにもかわらない」という考えは龍馬伝第1回目の放送・・・
龍馬の母の姿から受け継がれていたものでした。
てんてんはこの1回目の放送がどの回よりも一番号泣でした。
龍馬の生まれ故郷である土佐藩には上士、下士といった厳しい階級制度があり
武士といっても身分の低い郷士であった龍馬は屈辱的な差別を受けていました。
ある日、まだとても幼かった龍馬が雨の日にふとした不注意で上士の少年に
泥水をかけてしまうのでした。
上士に無礼討ちされそうになった龍馬でしたが病に伏せていた母が雨の降る中裸足で
かけていき、上士の前に土下座をしてひたすら謝罪を繰り返しながら「どうか幼い龍馬を
許してやってほしい」と懇願するのでした。
その姿を上士が見て、「こんなことで自分の刀を血で汚したら刀が汚れる・・・」といって
結局龍馬は討たれずにすむのでした。
しかしこの事件がきっかけで母は更に病気が悪化してしまい亡くなってしまうのでした。
龍馬はそんな母の姿を見て、
「上士の心を動かしたのは怒りや、憎しみから生まれる戦ではなく、どんなに理不尽な
ことであったとしても、子供を助けたいという一心でひたすらに謝罪してくれた
母の愛であったこと」を悟るのでした。
この母の愛が元となってあの時代、歴史的にはほんとうにまれなことでしたが
「大政奉還」という形で1滴の血を流すことなく政権交代まで導けた龍馬だったのですね・・・。
龍馬がここまでたくさんの人々を魅了してやまないのはやはり人はちゃんと「真理」という
ものを知っているのでしょうね・・・。
この言葉はこれまでにもブログに書いてきたけれど、
「正義はその時代によって変わるけれど、どの時代も決して変わらないのが愛」
てんてんが大好きな言葉です。
ついつい人は自分の正しさで人を簡単に裁いてしまうけれど
正義で人の心を動かすことはできないのですね・・・。
いくら正しいことであっても人を傷つければやはりそこから憎しみや悲しみが生まれるだけです。
誰かをまっすぐに愛する気持ち・・・まっすぐに大切に思う気持ち・・・
人の心を動かすのはやはり「愛」のみなんですね・・・。
今日もそんな内容がいっぱいつまった素敵な龍馬伝でした。