京都ホリスティックアロマセラピストてんてんの ~幸せの風日記~

生きることは愉しいことヽ(^。^)ノ~起こること・・すべては愛~

父の優しさ

2017-06-24 23:18:33 | 日記・エッセイ・コラム
今日、資格保持者対象の研修会中に荷物が届きました。


「???なんにも注文してないけどなんだろう???」とラベルをみると


私の実家の父からでした


先週父の日に、


最近母がこのような状態ですのでなかなかおいしいお料理がいただけない父に


「なにかおいしいものでも食べに行ってきて・・」と


ささやかではありますがお金をプレゼントさせていただきました


そのお返しでした


「こんなことしなくても・・全部自分の為に遣ってくれたらいいのに・・」と


心の中でつぶやきました。


けれど父の心遣いに・・そして父がこの贈り物をわざわざ買いに行ってくれた光景とかが脳裏に浮かんで


(送り状の字が父の字だったので、わざわざ買いに行ってくれたのだと思います)


また、、送り状の字をみていたら、、なんだか涙がでそうになりました


夕方、、父に


「届いたよ・・こんなんしてくれたら意味ないやん。


全部遣ってくれたらいいのに・・」と、、私もまだまだ父との会話はぎこちなく


ちょっとだけ、、ぶっきらぼうに言うと(まだまだ、、頑なですね・・私も)


父:「ああ・・あれはあれでちゃんと受け取ったから・・わしの気持ちや おおきにおおきに」と・・


「それな、、開封したら冷蔵庫で冷やしときや・・なかなか旨いから」


てんてん:「うん、ありがとう。」


こんな日がくることを・・父と一緒に暮らしていた、あの苦しかった日々の中で想像もできませんでした


いつも鬼のような怖い目をし、、怒りいっぱいだった父


「なんでこんな家に生まれたんやろ」


独身の頃は家にいても心からやすらげる時間がなくて・・


父に対して、アロマを学ぶまではずっとここには書けないひどい想いをいっぱい持っていた私


そんな父が今では私以上に私に対して優しい言葉をかけてくれて


実家に行くと


「いつもすまんなぁ・・おおきにおおきに・・気ぃつけてかえれよ」と言ってくれる


あの頃はわからなかった


父の怒りの奥にある憤りや哀しみが・・


今だって父とじっくりと話したことは一度もないので


すべてがわかる・・とは言えないけど


でも・・父と私はとても似ているところがあって


繊細すぎる父がこの社会で生きていくことがどれほど大変だったか


わかるような気がする


それでも・・ずっとずっと働き続けてくれたこと


それは決して当たり前のことではなく、父にとっては大変なことだったと思う


父が贈ってくれたものは、父の大好物の佃煮でした


夕食のとき、、ご飯にかけていただきました


父の想いが・・いっぱい伝わってきて、、


涙がでました


父の優しさ


幼い頃から気付いていなかったわけではなかった


やっぱり、、、父は優しかった


優しい父・優しい母


その2人の血が、、この身体の中に流れていると思うと


とてつもなく温かな想いに包まれる


人間・・誰一人として優しくない人なんかいない


ただ、、たくさんたくさん傷ついて


優しさを忘れてしまっているだけ


私自身もまさにその1人だった


だからこそ、、表面的なその人の姿に


「なんでそうなん?!」・「なんでそんなことするの?!」って思うのではなく


その人の奥にある深い哀しみを、、思いやってさしあげられる


そんな、、私でいたいと思います


人が心を開く時


それは本当の愛、、優しさに触れた時のみ、、なのでしょうね
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