映画を観た。
★レ・ミゼラブル
原題:Les Miserables
原作:ビクトル・ユーゴー
監督:トム・フーパー
キャスト:ュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、アーロン・トベイト、エディ・レッドメイン、他
2012/イギリス
昔々、遥か昔に、
夢中になって読み通した《ああ、無情》、
誰の訳だったか覚えていませんが。
僕にとっては《フランス文学の入門書》でした。
理不尽さに怒りを覚える物語、
正義を貫くロマン派的ストーリーの幾つかの場面は微かに覚えていますが、
こんなに激しくもドラマチックな内容でしたか?
これまでのミュージカルは歌って踊っての娯楽作品というイメージですが、
《レ・ミゼラブル》は《人物の感情の高ぶりが歌になる》そんなミュージカルでした。
喜怒哀楽が激しく表現され、
ドラマチックに構成されています。
舞台表現が元になっているので、
映像でさらに誇張され、
怒濤の展開に圧倒され続けました。
興味深く観たのは《様々な人物の様々な生き方》。
時代は、輝かしいナポレオン登場と没落の混乱の時代。
大勢の市民や学生が命を賭して戦う姿にちょっぴり感情の熱い高ぶりを感じました。
遥か遠くなった青春の想いが蘇った一瞬です。