映画を観た。
★黄金のアデーレ 名画の帰還
マリアがアデーレ叔母さんに
「どうして絵は黄金に輝いているの?」
アデーレはさも当然のように
「クリムトだからよ」
美しい絵である。
美しい映画でした。
物語の完璧さに加え
映像の繊細な輝きに魅了。
柔らかい透明感に引き込まれる。
ヘレン・ミレンのチャーミングな笑顔と
エレガントな姿を堪能。
映画を観た。
★黄金のアデーレ 名画の帰還
マリアがアデーレ叔母さんに
「どうして絵は黄金に輝いているの?」
アデーレはさも当然のように
「クリムトだからよ」
美しい絵である。
美しい映画でした。
物語の完璧さに加え
映像の繊細な輝きに魅了。
柔らかい透明感に引き込まれる。
ヘレン・ミレンのチャーミングな笑顔と
エレガントな姿を堪能。
本を読んだ。
★等伯 上、下(文春文庫)
著者:安倍龍太郎
出版社: 文藝春秋 (2015/9/2)
絵描きの葛藤、生き様がどこまで描かれるか。
興味をもって読みました。
表現者は古今東西の名作に学んでいるので眼は肥えているが、自分の表現力はなかなかそれに及ばない。
それゆえ何度も絶望の淵にたたき落とされ、そこを乗り越えようと懸命に研鑽をつむ。
ところが大半の者は、ある程度の水準にたっしたところで妥協してしまう。
研鑽を続ける辛さに、身も心も耐えきれなくなるからだ。(文中より抜粋)
等伯の愚直なまでの《正直さと根気強さ》という人物像はしっかり描かれていましたが、
絵描きとしての表現者の葛藤が少し物足りなく感じました。
二十歳辺りの頃、
初めて《松林図》を観たとき震えました。
その後、何度か出会っています。
しばらくご無沙汰です。
また観たくなりました。
どんな感覚におちるのでしょうか?
映画を観た。
★1001グラム ハカリしれない愛のこと
ベント・ハーメル監督作品ということで、観に行きました。
予想通り、
弧愁と暖かみの入り交じった
余韻の残す作品でした。
北欧デザインのように
美しく端正で気品を感じさせます。
期待通り。
クリーンで美しい世界ですが、無機質。
緊張を強いられるマリエ。
その彼女の厳しい表情が
しだいに和らぎ
段々と笑顔になり
そして悦びになる
その変化が印象的でした。
謎の《1001グラム》というタイトル。
あるワンシーンの数字ですが、
ウイットのある微笑ましいシーンです。
人の魂は21グラムですか?