A&K の NOTES

あちこちスケッチ行脚 。映画館で映画を見ることが楽しみ。いつか何処かでお会いしましょう。

造形思考-小牧源太郎展

2012-02-20 | 展覧会

 

 

★造形思考-小牧源太郎展
中信美術館


小牧源太郎は
《日本におけるシュールリアリズムの草分け的作家》である。
初期の作品は京都市美術館が所蔵しているが、
今回はそのうち、
《民族病理学(祈り)》、
《多義図形》の2点が展示されている。
2点とも好きな作品で、久しぶりの対面に少し興奮した。

 

戦後の作品は、
民族的なものから、
宗教的要素の濃い、
密教性の濃い世界観が描かれている。
色彩が強烈であり神秘的であり、
《強靱な精神》を感じさせる。


ぼくが初めて小牧源太郎の名前を知ったのは、
中村義一著作《日本の前衛絵画ーその反抗と挫折ーKの場合》だった。
作品より、書物で知った画家である。
その後、何度か直接お会いした。
ほとんどは酒宴の席ではあるが、
物静かなお姿が印象的です。


久しぶりに観たが、個性的な作品である。
迷いがなく、
情感に溺れることなく、
《強靱な造形力》
が鮮やか。

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ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵

2012-02-15 | chinema(日本アニメ映画)

 

★ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵
原作:三浦建太郎
監督:窪岡俊之
世界観監修:岩尾賢一
2012/日本アニメ

 


アニメは読んだことないし、
詳しい物語は知りませんが、
《絵》は多少は知っているので、観てきました。
今後の展開として、アニメらしい《相当スケールな世界観》は予想できるし、
色彩も鮮やかでした。
《どぎつい血しぶき》が飛んだりとグロっぽいところもあり、グイグイ押してきます。
ただちょっと《力みすぎ》で、やはり《ヤングオタク向け》ですね。
館内は20歳前後の男女ばかりでした。
このポスターの絵はなかなかのお気に入り。

 

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佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ

2012-02-10 | 音楽

 

 

★佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ
指揮:佐渡裕 
吹奏楽:シエナ・ウインド・オーケストラ
京都コンサートホール

 

寒い京都の夜
北山辺りは特に寒いんですが、
今日は《熱いパワー》をいただきました。

J.S.バッハ:トッカータとフーガ
V.ネリベル:2つの交響的断章
音楽のおもちゃ箱 〜佐渡 裕のトークと音楽(ヘイ・ジュード)〜
ディープ・パープル・メドレー
エマーソン、レイク&パーマー:タルカス

 

佐渡さん曰く、
《久しぶりの京都での演奏なのに、ロックかよ!と思われる方もいるかもしれませんが、今日は自分のやりたかったロックを聞いて下さい。ロックですよ》

音楽の持つ《幸福感》をたっぷり表現してくれました。

ドラムをオーケストラの真ん中に置き、
ダイナミックな指揮でパワー溢れるロックのリズム生み出す。
一瞬に発火するような鮮やかな響き。
自然と体が動き出す。
管楽器のパワーを顔面にバシバシ当たりそれが心地よい。
11列目の席でこの激しさですから、
指揮する佐渡さんの顔にはものすごい衝撃が加わっていることでしょう。
一曲終えた後の彼の表情は、満足感と力を出し切った疲労感が出ていました。
こういうコンサートは心に響き、記憶に残ります。


佐渡さん曰く、
《音楽はバッハからジャズ、ロック、そしてバッハに戻る。これぞ音の万華鏡》
いろんな音色が鮮やかに軽やかにパワフルに響いていました。

 

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