★パリ管弦楽団
京都コンサートホール 大ホール
2011/11/23(水) 15:00開演
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ピアノ:ダヴィッド・フレイ
メシアン:忘れられた捧げもの
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ベルリオーズ:幻想交響曲
あまりに洗練された、鮮やかな、そしてパーフェクトな音楽に、
《これはデジタル音楽か?》
目の前の80人にも及ぶフルメンバーオーケストラ演奏にも関わらず
眼を閉じれば、完璧にチューニングされた巨大ステレオ音源のような感覚。
もちろん、最大の賛辞の表現のつもりです。
これは楽器の奏でる音楽?
彼らは楽器の形をした特殊な機器を使っているのではないだろうか?
《ベルリオーズ》の《幻想》は、世界を一瞬に変える《鐘の響き》が魅力的。
僕の席は一階中央辺り、《鐘は天から響いてきた》ようだった。
ステージにはなかったが、いったい何処にあったのだろうか。
そして圧倒的なクライマックスへ。
鳥肌が立つのを感じ、
目頭が熱くなり、
全てを持っていかれないように必死に耐え、
感極まる時、《幻想》は終わった。
拍手!
アンコールは、
ビゼーの「アルルの女」より「ファランドール」
シベリウスの「悲しきワルツ」。
余韻を愉しむ。
キラキラ輝く音は一体なんだろう?