★荒野の1ドル銀貨
監督:カルヴィン・J・パジェット
音楽:ジャンニ・フェリオ
キャスト:ジュリアーノ・ジェンマ、イヴリン・スチュワート、ピーター・クロス、他
1965/イタリア=フランス
口笛の曲が流れたその瞬間、
一瞬にして半世紀前の時空へワープする。
これがシネマの魅力。
コインが銃弾から命を救ったというお話だが、
アメリカ西部劇にありそうなお話。
実話かもしれない。
マカロニウエスタンのエッセンスが一杯詰まった作品。
ジュリアーノ・ジェンマの笑顔がいつまでも残る。
★荒野の1ドル銀貨
監督:カルヴィン・J・パジェット
音楽:ジャンニ・フェリオ
キャスト:ジュリアーノ・ジェンマ、イヴリン・スチュワート、ピーター・クロス、他
1965/イタリア=フランス
口笛の曲が流れたその瞬間、
一瞬にして半世紀前の時空へワープする。
これがシネマの魅力。
コインが銃弾から命を救ったというお話だが、
アメリカ西部劇にありそうなお話。
実話かもしれない。
マカロニウエスタンのエッセンスが一杯詰まった作品。
ジュリアーノ・ジェンマの笑顔がいつまでも残る。
★モディリアーニ ─愛と創作に捧げた35年─
大阪中之島美術館
ようやく完成した美術館。
開館記念としてモディリアーニが選ばれた。
というわけで中之島へ行ってきました。
梅田から徒歩。
結構キツイ距離です。
季節外れの暑さもあり
ちょっとへばりながらの鑑賞になりました。
じっくりみると
やはりモディリアーニはいいですね。
図抜けた造形力
こってりした色彩感覚
哀愁こめた人物像
いままで観たことのある作品
初めて観る作品
全て愉しめました。
モディリアーニに関連するその他の作家の作品も展示しています。
かなりの量ですので、
できれば最小限にしてほしかった。
もっとモディリアーニのモノが観たかった。
「少女の肖像」はカメラOK!
スマホで何枚か撮りました。
正面入り口の広場には
「招き猫」がいました。
これ、微妙だなぁ。
帰りも阪急。
高槻で途中下車して、
駅前の喫茶店でcoffeeタイム。
★モンテーニュ通りのカフェ
監督: ダニエル・トンプソン
2006/フランス
洒落た映画ポスター。
こんなイラストデザインをチラシに使うなんて。
物語はパリが舞台。
サルトルの名前が出てきて、
ヴォーヴォワールが出てくると、
これはもう60年代ではないか。
音楽も60年代の懐かしいメロディ。
ユーロの現代話なのに、
半世紀前のフランスの雰囲気。
ブラック、そしてブランクーシの「接吻」も出てくる。
この映画は何も考えずに
素直に良き時代のパリを堪能しましょう。
ベル・エポック
過ぎゆく時間に身を委ねましょう。
という感じの映画でした。
コミカルな話ではあるが、
謎の哀愁感が全編に漂っている。
そこがある意味サスペンス風。
★ローマに消えた男
原題:Viva la liberta
監督:ロベルト・アンド
出演:トニ・セルビッロ、バレリオ・マスタンドレア、バレリア・ブルーニ・テデスキ、他
2013/イタリア
「替え玉」物語。
この影武者スタイルは、デフェンスのためによく使う戦法である。
イタリアの左翼政党党首が支持率低下で精神的に参ってしまい失踪。
かっての女が住むパリへ行く。
困った取り巻き連中が奥の手の禁じ手である、
双子の兄弟を探し、代役を務めるという設定。
やがて見つかった一枚の写真が、
兄弟の亀裂の原因を暗示する。
一人の女が、一度に双子の男を愛してしまった過去。
映画では敢えて説明はしない所が大人の映画といったところ。
思いがけず立場が入れ替わる事に依り、
忘れていたかって若き日の夢と情熱。
二人の男は互いに気づき互いに思いやる。
頑固だった二人の感情が柔らかくなって行く。
トニ・セルビッロのやるせない表情、
バレリア・ブルーニ・テデスキの愁溢れる表情。
魅せてくれました。
★ソウル・キッチン
監督:ファティ・アキン
キャスト:アダム・ボウスドウコス、モーリッツ・ブライブトロイ、他
2009/ドイツ/フランス/イタリア
『愛より強く』『そして、私たちは愛に帰る』
などのファティ・アキン監督による人生賛歌。
まさに《ソウルなムービー》である。
キッチンのタイトルなんで、
料理らしき物語もあるのかと思ったが、
料理もんではない、
とにかく《濃厚でソウルな物語》の連続である。
09年のヴェネチア国際映画祭で
審査員特別賞とヤングシネマ賞の2冠に輝いた。
ノリのいいテンポと破天荒な展開に
《魂の一撃》というパワー爆発を感じさせてくれたが、
ほっとさせる《優しさ》もある。
出てくる人間みな憎めない連中ばかりで、
つい笑ってしまう。
音楽のノリがいい。
シネマです。
台湾からの快作アニメ。
★幸福路のチー
原題:幸福路上
監督:ソン・シンイン
主題歌:「幸福路上」(ジョリン・ツァイ)
声の出演者:グイ・ルンメイ、ほか
2017制作/台湾
2019日本公開
アニメの力強さに驚きました。
初めは、ちびまる子ちゃん風の絵をみて、
これはほのぼのとした物語かとおもいきや、
物語の展開がすすむうちに、
これはとんでもない快作と思い始めました。
力強い絵作り、
時事性、社会性の強いリアルなテーマ、
マルジャン・サトラピ監督の『ペルセポリス』を思い起こしてくれました。
ディズニー風の人物の動きを取り入れたり、
ベルセポリスのような感情表現を取り入れたり、
色彩は絵本風だったり、
ちょっぴり高畑勲風だったり、
と、とにかく刺激的。
おばあちゃんや両親の優しい想いには泣けます。
独り立ちしてゆく台湾女性の苦悩と逞しさに共感。
チーの声はグイ・ルンメイが演じていますが、
実写映画しても面白そうです。
シネマです。
劇場で何度も観ています。
DVDでも何度も。
今回はプライムビデオです。
★シャレード
Charade
監督:スタンリー・ドーネン
音楽:ヘンリー・マンシーニ
出演者:ケーリー・グラント、オードリー・ヘプバーン、他
1963/アメリカ
50年以上も前の映画ですが、
面白さは変わらない。
人気作品ですので、いまでも時々劇場上映があります。
その度に劇場へ。
オトナのオードリー・ヘプバーンは、
とても可愛い。
潤んだ眼差しには癒されます。
ヘンリー・マンシーニの音楽も心地よい。
記憶にのこるメロディ。
セーヌ河の夜の遊覧船、
ノートルダム寺院、
メトロの追跡劇、
劇場でのサスペンス
50年前のクラシックカー
などなど
映画の作りは何処かヒッチコック風です。
★PARIS パリ
監督:セドリック・クラピッシュ
2008/フランス
パリに暮らすさまざまな境遇の男女の人生を、
愛おしいまなざしで見つめた群像劇。
現代都市、異民族都市「パリ」をスケッチ風に描きながら、
街に生きるいろんな人々の生活を描く、
いわゆる群像劇スタイルである。
映画を観ながら、ボードレールの「パリの憂鬱」を思い出す。
「群衆」より
群集浴をすることは、誰にでも許されているわけではない。群衆を享受することは芸術の一つであって、、、、、、、、、。 群集、孤独。能動的で豊饒な詩人にとって、等価にして互換性のある言葉である。自らの孤独に人々を住まわせることのできない者は、せかせかした群衆の中で独りでいることもできないものだ。
パリの街をバックに流れる音楽が、
「憂鬱な物思い」雰囲気で、抜群にいい!
曲はイギリスの人気バンドKEANEの「サムウェア・オンリー・ウィー・ノウ」が使用されている。
そして、「雪のパリ」では、
エリック・サティの「グノシエンヌ」が流れた。
一歩一歩踏み出すように、運命を前に進める曲。
しばらく雪景色を観ていたかった。
スケッチに行ってきました。
伊庭内湖。
JR能登川駅からタクシーで行く。
広々とした近江の田園の中を走り、
水郷地域へ。
五月晴れの絶好スケッチ日和。
木陰に陣取り
広々のどかな世界を描きました。
近景で「よし」を描くのは
現場ではむずい。
逸翁美術館へ行ってきました。
「蕪村 時を旅する」を観ました。
逸翁美術館は初めてでしたので、
池田駅を降りて、かなりあちこち遠回りをしてしまいました。
蕪村の文字、絵をまじまじと観る。
意外と「墨が濃い」。
これは実物を観て想う感覚です。
感傷に流されずヌボッとした線です。
・蕪村「奥の細道」画巻(重要文化財)
内容まで読みきれませんが
骨太な図太い知性みたいなものを感じました。
そんな蕪村が大好きです。
・呉春「白梅図」屏風(重要文化財)
何度か観ていますが
呉春の方がかなり抒情的な感性です。