N の 祝祭日

映画、読書などのメモ

あの頃ペニー・レインと

2018-10-06 | chinema(欧米系映画)

シネマです。
懐かしい想いで再び観ました。
音楽ムーブィ。


★あの頃ペニー・レインと
2000/アメリカ映画

 


2000年製作のアメリカ映画。原題は「ALMOST FAMOUS」
人にはそれぞれ生き方、考え方を決定的に影響を受けた時代というのがある。

監督自身の体験をもとにして70年代前半のロックシーンが再現される。わずか15歳の少年が、ロックバンド同行取材によって、ローリングストーン誌のライターになってしまうというサクセスストーリィ。ロックグループのグルーピーのひとり「ペニー・レイン」が幼さと妖艶さで圧倒的美しさを魅せて一際光る存在。邦題を付けた人はすばらしいと称賛したい。タイトルだけでも輝きを放つ。

この時代の有名なロックバンドやミュジシャンの名前が連発して登場。レッドツェッペリン、ディープ・パープル、ザ・フー、クリーム、エルトン・ジョン、サイモン&ガーファンクル、ロッド・スチュアートなど、まだ他にも出てたかな?あまりの懐かしさにとろけてしまった。CDの「サングラスをしたペニー・レイン」が想いだ出される。サントラ盤を探す事にしよう。

映画に登場する人物たちがとても丁寧に、しかも皆それぞれに好人物として描かれている。70年代という時代、音楽への強い愛着を感じさせ、さらに「切なさ」へと昇華しているようだった。 文句なしの一押し音楽ムーブィ。 

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(500)日のサマー

2018-10-03 | chinema(欧米系映画)

シネマです。
マーク・ウェブ監督。
好きな監督さんなんです。

 

 


★(500)日のサマー
英題:(500) Days of Summer
監督:マーク・ウェブ
キャスト:ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ズーイー・デシャネル、他
2009/アメリカ

 

まず初めに一言、《これは恋物語ではない》で始まる。


この物語の時系列はバラバラ。
初めから意図的にばらしているというより、
製作過程でいろいろ構成したという。
トムとサマーに一体何が起こるのか全く予想が出来ないように、
憎い作り。
ラスト、
二人目彼女の名前が《オータム》で、
ようやくテーマが見えてきます。
人生、偶然の連続である。
ひねりの効いたオチがビターです。

ファッションや全体の作りが60〜70年代のようです。
人物の表情や物語の展開に
ノスタルジーを感じさせる。
舞台はロスアンゼル。

 

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推手

2018-10-02 | chinema(アジア系映画)

 

 

★推手
原題:Pushing Hands
監督:アン・リー(李安)
音楽:チュ・シャオソン(瞿小松)、シュー・ターアン(徐大安)
撮影監督:ジョン・リン(林良忠)
出演者:ラン・シャン(郎雄)、ワン・ライ(王莱)、ワン・ボーチャオ(王伯昭)、デブ・スナイダー、他
1991/台湾=アメリカ映画


推手(すいしゅ)とは、人を攻撃するというより、人を避ける技なり。なるほど。太極拳、やってみるかと、ちょっぴり本気にさせてくれる映画だった。と同時に、老後というものについて考えさせられた。まだ先のこととはいえ、いつか必ずくるその時のことである。

この息子夫婦の家庭のインテリアがとても気になった。すごく洗練された調度品、壁に飾られた絵画、タピストリーみたいなもの。じっくり観察したく。じっと見ていたが、当時の時代の感覚だろうか、とてもいい。妻は小説家、夫はコンピューターエンジニア、当然彼ら知識階級の感覚がインテリアに出てくるが、監督はアン・リー(李安)はかなり意識している。

(goo映画より)
息子夫婦を頼ってニューヨークへ渡った太極拳の老師が、カルチャー・ギャップを乗り越え、心の平穏をつかむまでを描いたヒューマン・ドラマ。台湾出身の気鋭の映画作家アン・リーの監督デビュー作で、本作で主演をつとめた台湾の名優ラン・シャンを父親役に据えてこれ以降に撮りあげた「ウエディング・バンケット」(93、ベルリン映画祭グランプリ)、「恋人たちの食卓」(94、アカデミー外国語映画賞ノミネート)のニ作を含める〈父親三部作〉の第一作にあたる。共演は台湾のベテラン女優のワン・ライ、『Unknown Hero』のワン・ボーチャオ、オフ・オフ・ブロードウェイ出身の女優デブ・スナイダー、監督の息子ハーン・リーほか。91年台湾金馬奨最優秀主演男優賞(ラン・シャン)、助演女優賞(ワン・ライ)、審査員特別賞受賞。

『推手』はアン・リー(李安)の監督デビュー作で、『ウェディング・バンケット』『恋人たちの食卓』とともに「父親三部作」と言われている。

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