N の 祝祭日

映画、読書などのメモ

幕末太陽傳 (デジタル修復版)

2016-03-28 | chinema(日本映画)

★幕末太陽傳 (デジタル修復版)
監督:川島雄三
撮影:高村倉太郎
ナレーター:加藤武
音楽:黛敏郎
風俗考証:木村荘八
出演者:フランキー堺、左幸子、南田洋子、石原裕次郎、金子信雄、山岡久乃、岡田真澄、小沢昭一、芦川いづみ、菅井きん、西村晃、熊倉一雄、殿山泰司、二谷英明、小林旭、他名優多数。
公開:1957日活

今まで何回観たかわからない。
テレビ放映かビデオか曖昧だけど、音のこもったいかにも昔の映画作品という記憶。
世間でいかほどの認知度があるのかわかりませんが、フランキー堺の楽天的振る舞いと石原裕次郎の高杉晋作の明るい笑顔だけが妙に鮮烈映像として残っていた。
そして今回、日活創立100周年記念上映作品ということでデジタル修復版として登場。
これはうれしいですね。

今まで何回観たかわからない。
当時のポスターがこれ。

日活オールスター出演というところ。
みんな無茶苦茶若くて、誰が誰だかよく解らない。
俳優判別に注目するだけでも可笑しく面白く妙味です。

タイトルからわかるように《幕末の太陽族》を意識したようですが、お話は、《落語世界》を散りばめた《ハチャメチャな世界》です。
落語には全く関心ない僕でも、
《ああこれはあのお話だな》
とすぐに思いつくようなものばかり。
《居残り佐平次》、《品川心中》、《三枚起請》、《お見立て》など。
心中シーンや墓場シーンは、落語そのものでしょう。

この作品の面白いところは、若手スターたちを抑えて、喜劇俳優のフランキー堺が主役だということ。
これはなかなか痛快です。
《石原裕次郎の眩しさ》が対照的により輝くのも面白く。
また、遊郭世界と全く縁のない現在からみれば、《異質な可笑し悲し世界》をちょっぴり覗いた興味津々気分にも浸れる。

さて、ちょっと前のことですが、
フランキー堺さん出演(三船敏郎さん、島田陽子さんらも出演でしたが)の映画、1980年公開映画《将軍 SHOGUN》参加したことがあります。
太秦大映撮影所にて。諸大名の一人として、立派に共演したのです。
昼休みには、フランキー堺さんのすぐ横で、その他大勢の一人として、豪勢な昼の弁当をわいわい食べた記憶があります。
映画は愉し。

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竹田城跡

2016-03-19 | 散策

竹田城跡へ行ってきた。
予定にはなかったが、近くを通れば、やはり「ちょっと寄ってみたい」との思いが湧く。

「山城の郷 」に車を止め、まずは腹ごしらえ。
そして、バスで、中腹の駐車場まで。
そこから、徒歩20分ばかり。

大手門をとおり、いよいよ城の中。
石垣だけが残る山城である。

「天空の城」として、ここ数年で人気急上昇。
ニュースでもよく話題にあがる。
映画にも登場。
CMにも登場。

あいにくの時雨。
最終バスも過ぎたころ。
人はほとんどいない。

なかなかの寂寥感漂う。
野面積み(のづらづみ)の古風な石垣が美しい。

帰りは、なんとかタクシーをつかまえ、駐車場まで辿り着いた。

夜道を9号線、京都縦貫道を走り自宅へ。
2時間ちょっと。
意外と近いんだなぁ。

 

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愛しき人生のつくりかた

2016-03-07 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★愛しき人生のつくりかた
原題:Les souvenirs

《パリの街並みとノルマンディの景色が美しい》というフレコミに惹かれ、
観てきました。

パリの下町の表情がよかった。
ノルマンディの小さな街の雰囲気が旅情をそそる。
それにしても、フランス人というのはこんなに好人物だったかな?

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