A&K の NOTES

あちこちスケッチ行脚 。映画館で映画を見ることが楽しみ。いつか何処かでお会いしましょう。

もうひとりのシェイクスピア

2022-01-29 | chinema(欧米系映画)

 

★もうひとりのシェイクスピア
監督:ローランド・エメリッヒ 
2011/イギリス=ドイツ

「シェイクスピア別人説」に基づく映画。
第17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアを本当の作者としている。

ふむふむと最後まで観たが
結局、あまり腑に落ちなかった。
イギリスの歴史がよくわかっていないという
単に自分の浅学を嘆くことになった。
が、それにしても
登場人物たちの心情が掴めなかった。
どんな状況なのかもよく理解できなかった。


「シェイクスピア別人説」はよく聞く。
つまり、彼の痕跡がはっきりしないことによるもの。
謎の人物なのでしょうか?

 

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ストックホルム・ケース

2022-01-27 | chinema(欧米系映画)

 

★ストックホルム・ケース
監督/ロバート・バドロー
出演/イーサン・ホーク、ノオミ・ラパス
2018/カナダ・スウェーデン合作


サスペンスなのか?ラブストーリーなのか?
これはやはりラブストーリーでしょうね。
「ストックホルム症候群」の語源となった事件を描く映画。

 

人質に配慮する犯人側と、強硬手段を取ろうとする警察側。
物語が進むにつれて、犯人側にシンパシーを感じるようになる。
観ているこちらもストックホルム症候群。
不思議だった。

イーサン・ホーク、ノオミ・ラパスの演技力はもちろん、
ロバート・バドロー監督の演出力のおかげ?


というわけで、
???としだいに犯人側に感情移入されていく体験をしました。


あのノオミ・ラパスがふっくらとした女性を演じているのが
不思議でもありました。

 

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巴里の空の下セーヌは流れる

2022-01-25 | chinema(欧米系映画)

 

★巴里の空の下セーヌは流れる
監督:ジュリアン・デュビビエ
1951/フランス


舞台はパリの街とセーヌ川。
さまざまな人々の織りなす人生図をエピソード風に綴った作品。
そのエピソードは、一日の時間にそって展開され、
全体でパリの二十四時間を描く仕組み。

日々、いろんな物語がある。
あくる日も、あくる日も、、、、。
パリそのものを主人公とした映画でしょうか。

モノクロですがとても色彩的であり、
幻想的です。

 


ジュリアン・デュビビエは
私の大好きな「わが青春のマリアンヌ」の監督。
この作品もとても幻想的でした。

 

 

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元彼の遺言状

2022-01-23 | 

 

★元彼の遺言状
新川帆立
宝島社文庫


第19回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。
奇妙な遺言状をめぐる遺産相続ミステリー。
勢いのある筆力が心地よく、
一気読み。


遺産相続の話としてミステリーは展開するが、
実は男の哀しいかなプライドの話。
女からみれば不可解ではあるが可愛い男のプライド。
随所にその「不可解な可愛いプライド」が散りばめられ、
物語進行のキーワードになる。
女からみた男たちの一断面。
爽快でした。
次作も読んでみたい。


笑、笑、苦笑いの連続。


男の人ってなんでこう、自分の輝かしい過去のアレコレを切り取って話したがるのだろう。しかも自分からではなく、誰かに話してほしいと乞われたから仕方なくという体をとって。本当に面倒だ。

 

男の人ってどうして、自分の過去をアレコレを大袈裟に膨らませて、いかに自分が葛藤を抱えたのかとか、傷を負ったとか、そんな話を吹聴するのだろう。

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ワンダフルラジオ

2022-01-22 | chinema(アジア系映画)

シネマです。

 


★ワンダフルラジオ
監督:クォン・チルイン
出演:イ・ミンジョン、イ・ジョンジン、イ・グァンス、
2012/韓国


心をとらえるラジオ番組が完成するまでの過程を描き出した映画。
主役のイ・ミンギョンは癒されるタイプ。
韓国映画ほとんど観ないが、
こういう癒され映画を観ると
韓国映画ファンの気持ちもわかるような気がする。

サブストリーではあるが、「君に捧ぐ歌」シリーズもいい。
ありがちな話ではあるが、
ラジオ番組が継続するには必要だった。
ワンダフルラジオ。

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追懐のコヨーテ

2022-01-12 | 

 

★追懐のコヨーテ
森博嗣
講談社文庫 The cream of the notes


森博嗣さんの小説は数冊読んだが
このようなエッセイを読むのは初めて。
森さん自身はある程度定期的に出しているようです。


コロナ禍の時代、
森博嗣さんはどのように考えどのように生活しているのか。
興味があって購入。


まぁ、森さんらしいというか
孤独が好きなんだなと。
静かにお暮らしのようでした。

「仕事」というのは、つまり罰ゲームである。
「全力を尽くすな」が親父の教えの一つだった。
・・・・・
などなど、共感できる視点。
対人感覚、社会感覚は僕とよく似ているなぁ。
タイトルの付け方の上手い人だなぁとつくづく感心。

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画家・井澤元一と京都1

2022-01-07 | 展覧会

 

★画家・井澤元一と京都1
京都文化博物館

 

懐かしい名前に惹かれ、
京都文博へ行ってきました。

 

展示されていた、「三十三間堂 南大門」(1975)は、
発表された当時、京都市美術館で観た。
以後、京都の祭礼を描いた作品のほとんどは観ているような気がする。
今再び、祭りの絵を観ると
「なんやら、マチスのようだ」
なんて思ってしまった。
キャンバス地を残したり、
鮮やかな薄い絵具の塗り具合、
闊達なデザイン性ある絵。

自由美術時代、独立美術時代の作品も展示。
造形への鋭い追求心を見ることができる。

絵は今でもフレッシュでした。

 

私は主体展に出品していた数年間、
お世話になりました。
在る年の新年交歓会で、
くじ引きで互いに色紙交換することになり、
とても恐縮した記憶があります。

 

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木島櫻谷 究めて魅せた「おうこくさん」

2022-01-06 | 展覧会

 

★木島櫻谷 究めて魅せた「おうこくさん」
福田美術館


初めて福田美術館を訪れた。
桂川沿いの小さな、静寂な美術館。

木島櫻谷、
以前から、名前は知っていたが、
意識して絵を観るのは今回が初めてである。

穏やかな、いかにも京都日本画らしい佇まい。
写実に徹しながらも
柔和に、はんなりとした世界。


京都市動物園に通っては動物の写生をしていたらしい。
いきものの姿が細やかに愛らしく描かれている。
櫻谷さんの視線、手の動きが感じられた。
こういうのを感じると嬉しくなる。

 

 

 

 

 

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