沙羅双樹の寺(ナツツバキ)ー妙心寺東林院です。
静寂とともに、
息苦しいほどの濃い緑の空間が迫ってきます。
白い花の散り模様にごくり。
沙羅双樹の寺(ナツツバキ)ー妙心寺東林院です。
静寂とともに、
息苦しいほどの濃い緑の空間が迫ってきます。
白い花の散り模様にごくり。
映画を観た。
★はやぶさ / HAYABUSA
2011/日本
監督:堤幸彦
撮影:唐沢悟
キャスト:竹内結子、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、山本耕史、鶴見辰吾、筧利夫、他
《はやぶさ》の 映画化!
小惑星探査機「はやぶさ」の帰還までの感動ストーリー。
20世紀フォックス のロゴが出た時は、ちょっとびっくり。
そうか、制作は《20世紀フォックス》なんだ。
あの健気さには、まさに感涙モノです。
本作では、子どもの声を使って、いっそう、可愛さを強調してるところが、コラッ! です。
映画を見ていると、関係者の努力と言うか執念と言うか、恐れ入ります。
税金を使ったプロジェクトだからこそ、成功できたともいえます。
民間の事業では、拙速な成果が求められますから。
《はやぶさ》入門編としては、なかなかよかったです。
興味倍増。
こんな本も読みました。
《カラー版 小惑星探査機はやぶさ》川口淳一郎著(中央公論新社刊)
《はやぶさ2》も頑張っています。
★パリ行ったことないの
著者:山内マリコ
出版社: 集英社
なんてことのないお話を10集めてありますが、
ほんとになんともないお話で。
タイトルに《パリ》とあるんですが、
とくに《パリ》とは関係なく、、、。
なんでしょうね。
美術部に在籍する女の子が話が、僕はとても気に入りました。
こんな子、ほんとにいるかもしれんな。
映画を観た。
★アンノウン
《ベルリンの街》を見たくて、劇場へ。
冒頭の《雪のベルリン》は最高によかった。
冷たく冷たく雪が舞うベルリン。
たちまち物語に引きこまれた。
移民の問題、環境問題、食料問題、果ては東西冷戦時代の雰囲気まで匂わせ、
さすが《ベルリン》を舞台にしただけのことはある。
元々の邦題は『身元不明』だったそうだが、
原題『Unknown』をカタカナ読みした『アンノウン』とタイトル変更して上映にこぎつけたらしい。
(後になって知ったことだけど)
リーアム・ニーソンは結構なおじさんです。
でも、そんな歳にはみえない。
派手なアクションにはびっくり。
《96時間》 の時も、
派手にカーチェイスはするは、
殴り合いはするはのアクションスター顔負けの渾身の演技だったけど、
今回も相当にエネルギッシュな姿を見せてくれました。
やっぱり動きまわるおじさんはかっこいい!
それでいてかなり渋いときてる。
話の展開にいろんな要素が絡まって、
見ているこちらも《謎解き》を主人公と一緒に展開させてくれるところは、やっぱりたのしいね。
いろいろどんでん返しが用意されていて、飽きることがない。
細々とした状況説明を簡略化し、とにかくテンポよく展開。
僕は普段から「自分喪失感覚の世界」を彷徨っているから、この話、ぐっときた!
ボスニアだったか?やってきた、彼女のデッサンもう少し見たかったような。
★色彩の画家 オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーとともに
京都文化博物館
オットー・ネーベルの絵を観に行きました。
《知られざる画家》との肩書ですが、
僕も名前は知りませんでした。
ポスターの絵を観る限り、
《クレーに近いなぁ》という印象。
●ネーベルの肖像写真 1937年 (オットー・ネーベル財団提供)
会場の中は、若い人が多いということには、驚きでした。
《前衛的》、《現代的》絵画思考ということでしょうか?
シャガール、カンディンスキー、クレーの作品に出会えるというのも魅力でしょうか?
若い頃は、建築家および舞台俳優を目指していたという。
彼の思考スタイルが作品によく現れています。
感情に流されず、構築的であり、表現的です。
バウハウスでとともに学んだということで、
クレーやカンディンスキーの作品との融和性がみられます。
時に、誰の作品かわからないという類似性がみられます。
しかし、オットー・ネーベルは自分の信念を強く持っていたこともよくわかります。
独自の作画スタイルを追求しています。
作家としての強さを最後まで持ち続けていたことが理解できます。
勇気づけられる展覧会でした。
●オットー・ネーベル『イタリアのカラーアトラス(色彩地図帳)』より、1931年、インク、グアッシュ・紙、 オットー・ネーベル財団
彼は、独自に色彩の追求をしています。
『イタリアのカラーアトラス(色彩地図帳)』は魅力的でした。
1931年にイタリアを旅した際に
都市や町の景観を、視覚感覚によって色や形で表現した色彩の実験帳です。
観る者は、解き放たれた感覚を味わいます。
学ぶ者には、多くの示唆を与えてくれます。
かつて、僕も同じようなことに挑戦していたことがあり、
とても興味深い展示でした。
映画を観た。
★阪急電車 片道15分の奇跡
阪急の一番の売りの路線をつかって上手く撮っている。
よくできたお話だなぁと思い、
この物語の原作者は一体誰だろうかと気になり調べてみると、
有川浩さん、さらによく調べてみたら、女性だった。
なるほど、わかるよなぁ。
女を励ます言葉があちこちに散りばめられ、
女の微妙な心理というか、
弱みというか、強みというか、そのあたリをつなぎつなぎ、《奇跡》という話に格上げしている。
凄腕の営業力である。
「私と付き合いながら、この女とナマでやるわけ」
中谷美紀のこの台詞で、ホーやるなぁ、この女この映画も本気やでぇと思わせた。
いつもこの人全力直球的演技で、筋の一本通った女性の姿をみせてくれるが、
今回もカッコイイ女、気丈夫な女を演じている。
この人がいると、空間に緊張感が生まれる。
そしてこの映像は爽快というか、異様というか、
こういうの 《一度でいいから見てみたい》
街の中、白のウエディングドレスの女がいたら綺麗だろうなー。
このありえない驚きの新鮮度。
しばらく息を飲む。
そして彼女が、泣き崩れるところから、《癒しのホームドラマ》へ。
《マルサの女》宮本信子は健在です。
しっかりしたおばあさん役で、存在感たっぷり。
彼女の台詞を聞いていると、芝居をしているというより、いつもの会話をしているような。
戸田恵梨香、男のDVに悩み再出発する女役。
彼女は神戸出身、関西弁がちゃんとしゃべれる関西っ娘なんです。
気張らんでも普段の雰囲気だったような。
谷村美月、何を隠そう彼女のファンで、彼女も関西っ娘。
普段のボケた感じがよく出ていた。
最近ほんとに良くみる芦田愛菜ちゃん、
年は幾つかしらんけど、適当に演技していてもきっちりそれでいいという天才的演技力。
不思議なくらいみんな普段の姿に見えた。
うるさいおばさん達も普段の姿に見えたから。
そんないかにも普段着のような彼女たちの台詞の中に、
いろいろはっとさせられる言葉がたくさんあった。
中でも一番は、宮本信子おばあちゃんの言葉。
《泣いてもいい。でも泣くのを自分で止めれる女になりなさい》だったかな?
よかった。
背筋がビシーと伸びた。
阪急沿線で阪急と共に暮らす人たちの姿がいきいきと描かれていた。
映画を観た。
★ALWAYS 三丁目の夕日’64
監督:山崎貴
吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子、小雪、堀北真希、森山未來、他
2012/日本
こういう作品はどうしても肌に合いにくいということで、敬遠していましたが、
今回初めてこのシリーズを見ました。
時代は1964年。東京オリンピックの年。
そのせいか、僕の《時代の記憶》はかなり残っています。
限りなくノスタルジーを感じさせてくれましたが、そこまで。
ドラマが余りにも定形的で、きつい言い方ですが陳腐。
ラストは、感情をもりあげようと迫れば迫るほど型にはまるという息苦しさでした。
日本人はもう少し自由に生き抜き、想像力はもう少し逞しかったのでは。
子供の頃、あの飛行機飛ばしに夢中になりました。
工夫を重ね思い通りに飛んだ時の悦びはそれはそれは至上のもの。
壊れては作り直し、羽が折れても、ゴムが切れても、それでもなんでも空に飛ばす悦び。
時間はたっぷりあったなぁと振り返る。
金堂の前を通る時、
皆さん、金堂の前でご挨拶(お祈り?)をして通ります。
《いいなぁ》と思いましたので、
失礼ながら写真に撮らせていただきました。
金堂は、桃山時代建築の国宝建造物。
仁和寺の本尊である阿弥陀三尊を安置しています。
京都御所内裏紫宸殿を賜って仏堂としたもので、とても雅な佇まいです。
辺りの空間は心持ち間延びしたような広がりがあり、
その絶妙な感覚が心地よく、落ち着きを与えてくれます。
若いころ、よくこのお寺を散歩していました。
三門をステージにしたコンサートも何度か行きました。
有料ですが御室御所も優雅で大好きな空間です。
人の賑わいが途切れ、
静けさと雅やかさに時を忘れる瞬間が訪れます。
神苑は、池泉回遊式庭園で、絵画的なまでの美しさを感じさせてくれます。
四季折々の興趣は尽きることがありませんが、
僕は、初夏の新緑と冬の雪景色が最高かと。
苑内の泰平閣はの仙洞御所から移築されたものです。
青銅の鳳凰が西を向いています。
御所のある方角。
数十年前、鴨川の川床を安定させるという目的で作られた飛び石。
風景が壊れるなどの反対意見がありながらも、
いつのまにか、《鴨川を代表する風景》になりました。
親水機能にチャレンジした人たちのおかげで、
《川と遊ぶ》
《川を渡る》
といった生活の一部の施設?になりました。
文字通り、《飛び石》です。
六ケ所あるとのことですが、僕が確認しているのは五ヶ所。
(よく調べてみます)
それぞれの風景に合わせて、
いろんな形に模したコンクリートブロックが配置してあります。
僕のイチオシは、もちろん、鴨川デルタの飛び石。
賀茂川と高野川が合流し、鴨川となる所。
不思議なエネルギーをいただける所です。
映画やテレビドラマの舞台によく使われています。
美味しい食べ物屋さんもたくさんあります。
僕は、ここら辺りの街の雰囲気が好きで、よく散策します。
ここを起点に
賀茂川上流、鴨川下流はスケッチするにも興味深い景色です。
映画を観た。
★ワイルド・スピードMEGA MAX
原題:Fast Five
監督:ジャスティン・リン
音楽:ブライアン・タイラー
キャスト:ビン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン、ジョーダナ・ブリュースター、タイリース・ギブソン、他
2011/アメリカ
マンガみたいなスピードアクションムービーである。
頭を空っぽにしてひたすら楽しもう。
心地よく面白いぞ。
《こいつらー、そんなアホなー、ありねぇー》というくらいの単純な設定で、
お話にひねりを加えるなんてひよわいことはなし。
とにかく爽快に直接的に暴れまくる。
こんな荒業初めてである。
《ブレイクスルー思考》の極値である。
高級スポーツカーのオンパレードだが、
日本車も出てきたような。
一瞬だったがレクサスののスポーツカーが走ってたような。
ラストはスカイラインだったような気がするが、、、わからん。
でも、ちょっと気になる、、、。
音楽がいける!