「十勝の総意として私は否定された」 中川さんの挫折の思い

2009-10-06 14:54:35 | 出来事

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中川昭一は、結局酒で命を落としてしまった。
長年の酒量の蓄積、そして酒で失敗し挙げ句の果て職も失った。
これだけならその辺によくある庶民的な話だけれど、
彼はエリートだ、挫折を知らないエリートだった。

亡くなる3日前から下痢で体調を崩し、食事が喉を通らない状態になっていたというから、今回の落選がどれ程の心労だったか察するに余りある。

人は亡くなった人を悪くは云わない、それは生命とか魂に対する尊厳からなのか、そうすることが美徳とでもされているからなのか。

あえて云えば、あの朦朧会見の無様な姿は目に焼き付いているし、その後の不誠実な言動には今でも腹が立つ。 
けれど、功績は勿論、失態も挫折も決して消えない彼が生きた証しだと思う。

彼は平身低頭、どぶ板選挙の様ななりふり構わない行動は、間違っても出来なかった人だと思う、そこが可哀想でならない。 

後援会婦人部の会長が〝どんな思いで死んでいったのかと思うと・・・〟と嗚咽していた。  本当にそれを思うと身につまされる。