つま先上がりの坂道を

2009-10-20 19:52:33 | 季節の中で

 

その丁度中腹にパート先がある。
街路樹は銀杏、今一層彩りを深くして周囲の木々の紅葉と相まって、
錦織りなす様な佇まいに感嘆する。

二条城の銀杏を思い出す。
それはまるで金色の絨毯を敷き詰めたようだった。
両手いっぱいすくっては、空へ向かって思いっきり放り上げた。
すくっては放り上げ、すくっては放り上げ・・・
そして舞い降りてくる落ち葉を受けながら、私もくるくる踊ってた。
 


       冬があり 夏があり
      昼と夜があり
      晴れた日と
        雨の日があって 
     ひとつの花が
      咲くように
      悲しみも
      苦しみもあって
        私が私になってゆく

                 
 暮秋 ~星野富弘~


行雲流水のごとく、
自然の成り行きに任せて今ある私。
こんなだけど、私が私になってきた。