その丁度中腹にパート先がある。
街路樹は銀杏、今一層彩りを深くして周囲の木々の紅葉と相まって、
錦織りなす様な佇まいに感嘆する。
二条城の銀杏を思い出す。
それはまるで金色の絨毯を敷き詰めたようだった。
両手いっぱいすくっては、空へ向かって思いっきり放り上げた。
すくっては放り上げ、すくっては放り上げ・・・
そして舞い降りてくる落ち葉を受けながら、私もくるくる踊ってた。
冬があり 夏があり
昼と夜があり
晴れた日と
雨の日があって
ひとつの花が
咲くように
悲しみも
苦しみもあって
私が私になってゆく
暮秋 ~星野富弘~
行雲流水のごとく、
自然の成り行きに任せて今ある私。
こんなだけど、私が私になってきた。