お夕飯の支度をしながら、
おねぎを刻んでいたら、
あなたに逢いたくなってたまらない。
まな板をたたく包丁のリズムに、
あなたの声が重なるの。
「おねぎを刻んでいたら、むしょうに会いたくなった。」
そうあなたにメールする。
きっとあなたは、
忙しいときになんて思いながら苦笑してるでしょうね。
何をくだらない、なんて。
まったく何を考えているんだ、なんてね。
自分であまりにもおかしくて、
おね . . . 本文を読む
心を解き放して
泣くことができたら
つぶての重さを
忘れてしまえるかもしれない
解き放すことを
我慢しながらあるくことで
一歩をふみだす力を蓄えるのかもしれない
泣き言をおきにいっても
抱きしめてくれる
ぬくもりは得られない
一人ベットの中で
小さく丸まって
嗚咽をこらえる
窓を叩く雨音が
優しくかきけしてくれるから
すり寄ってくる猫を抱き上げて
笑顔を . . . 本文を読む