投げつけられた石や槍ではなく
許すことのできない
自分自身なのかもしれない
頑なに
閉ざしてしまった
その扉
そのカギを投げ捨ててしまった
自分なのかもしれない
二度と開けることはない
そう思いこみ
許さないと誓う自分
投げつけられてのではなく
投げつけてしまったのかもしれない
投げたものは
氷の塊ではなく
決してとけることはない
深く突き刺さるナイフ
傷付けられた傷は癒え
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別れの日
その日がいきなり訪れるのか?
それとも準備されてやってくるのか?
それは誰にもわからない。
恋人を別れる
肉親と別れる。
離れ離れに暮らす。
そして朽ち果てていく日
自分の最後の日を思う
静かに、そして静かに、
心だけは穏やかに
誰も悲しまないように
思ってくれる人の心の中に
ぽっと灯をともすように
そんな
いつか
遠くて近くて
近くて遠い
いつか訪れる . . . 本文を読む