美容外科医の眼 《世相にメス》 日本と韓国、中国などの美容整形について

東洋経済日報に掲載されている 『 アジアン美容クリニック 院長 鄭憲 』 のコラムです。

ストレスと火病

2008-10-04 18:04:44 | Weblog

ストレスと火病

 久しぶりに韓国を訪問し、懐かしい友人、先輩、知人らと旧交を温めました。ソウルの近代的建物や街並み、人々のファッショナブルな服装など見る限り、東京の暮らしが質素に思えるぐらいです。

 しかし、実際にタクシーの運転手さんや、食堂のおじさんなどと話して生の声を聞くと、不景気の影は濃く、将来の見通しに関しては、不安や、やや自嘲気味の言葉が多く聞かれました。それでもどこか日本人にない活気、エネルギー、力みたいなものを感じるのは私だけでしょうか?

 延世大学職業評論家のキム・ジョンソン氏が10年後を見越した将来有望な職業のトップテンの第一に挙げたのが心理カウンセラーでした。今後社会の競争がさらに激しくなることを予想し、人々のストレスが増加に対応するものとして、その需要が益々増えるだろうとの事です。

 日本と韓国は、狭い国土に人口の多さ、社会的な構造と多くの共通点を持っていますから、人々がストレスを感じる面でも類似しているともいえる反面、やはり何か違うようです。日韓両国で活動し、言葉も自由に話す知人に、日本にいるとすごくストレスを感じると言われました。彼は日本で生まれ育った人間ですから、むしろ日本的価値観を持っているはずですが・・・火病(ファッビョン)という韓国・朝鮮文化圏にのみ発症する精神症候群として国際精神科協会に登録された文化結合症候群があります。極度の怒りを抑えることで様々な精神的スレス障害が起きるものと定義されています。恨(ハン)の文化とも関連する民族・地理・歴史的精神構造と解釈されることもあります。日韓のストレスの中にも質的な違いがあるとしたらこういった文化的背景があるのかもしれません。あえて言えば、内向的、静的ストレスに対し、外向的、動的ストレスでしょうか。韓国にはまた、秋月(旧盆)ストレスがあります。こちらは、既婚の女性が韓国伝統名節(旧盆、旧正月)行事の負担からくる心労、負担から来るものですが、最近は若い男女にも表れるらしく、親戚から結婚を勧められる面倒が原因で、未婚が増えてきた世相を反映するものです。

『東洋経済日報2008.8.29掲載』

アジアン美容クリニック

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もてる男の作り方

2008-10-04 17:00:34 | Weblog

もてる男の作り方

 ある著名な年配の学者が、あなたの夢は何かと聞かれたとき、一度でいいから女性にもててみたいと答えたという話があります。半分はユーモアであったとしても、かなり本音の部分もあったのではないでしょうか?表に出さないだけで女性以上に男性のそのような願望は切実に感じます。

 一人っ子政策の影響と男児優先思想が重なり、中国は深刻な男女不均衡による男性の結婚難が社会問題になっています。韓国も一時、男子優先の伝統からかなり男女均衡が崩れましたが、IMF危機後の出生率の低下から最近はだいぶ改善されてきたようです。

 しかし、同時に女性の晩婚化、結婚観の変化からやはり男性の結婚難は、特に地方において深刻なようです。先日、韓国で富豪の娘の結婚相手として新聞広告で募集したところ、様々な結婚条件があるにもかかわらず瞬く間に40人以上の応募があり、結局一人の医師が選ばれたとの記事が紹介されていましたが、こんな男性版シンデレラストーリーも世相を反映する一例かもしれません。

 男性のもてる条件というと、勿論 富、名声、社会的な地位などステータスが影響するだろうことはある面当然かもしれませんが、‘だめ男’にむしろ惹かれてしまう独立した女性が増えていることなど聞くと純粋?な意味での魅力的な要素、外面はというと非常に難しいものです。マネキン業者が男性マネキンの顔はどう表現しても不満がでるため、結局 顔なしにするという話を聞いたことがあります。時代的には、眉の濃いやや筋肉ばった男らしさより、やや中性的やさしい顔つきが好まれる傾向にはあるようです。

 当クリニックにもそんなもてたい、いい印象を与えたいという男性患者さんが多くみえます。私としてはまず、その人の話を聞いた上で、専門医の客観的立場から本人の単なるコンプレックスから来るもの、具体的に形成外科的な治療が有効なものを判断しカウンセリングを進めます。

 意外と自信を持ってもらう助言だけで喜ばれることもあります。美容外科が精神外科ともいわれる所以です。その点から魅力的な顔の作り方を一つアドバイスするとしたら、顔は見られることで成長するということです。インターネットを中心とした匿名、匿顔の時代だからこそ、むしろ積極的に人と触れ合い、見られていることを意識すること、これが魅力的な顔のための第一歩だと思います。

『東洋経済日報2008.7.25掲載』

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ヒーローの顔、悪役の顔

2008-10-04 16:55:21 | Weblog

ヒーローの顔、悪役の顔

 韓国語で顔(オルグル)は、古語「オルゴル」から来ている言葉で、魂のこもったところという意味です。それだけ韓国の人は、昔から人相、観相に関心が高く、容貌がその人の内面を反映させていると考えていたようです。現在でも、企業において社員採用時に観相を利用したり、逆に上司の写真をみせて、自分との相性や信頼度を尋ねたり、取引相手の写真から自分を騙そうとしているかどうかたずねるケースもあるそうです。しかし、犯罪を犯しやすい容貌があるとまで主張する観相家もいるのは、問題があるでしょう。

 子供の頃、テレビや新聞のニュースで凶悪事件の犯人の写真をみて、皆いかにも怖そうな顔をしていると感じた記憶があります。「悪いことをする人は、見た目も凶悪だ。」と何となく思っていました。子供心にその犯罪の酷さ、そして犯人に対する怒りや恐怖がそのように感じさせたものかも知れません。

 実際、犯罪者には身体的特徴があるとして、19世紀終わりセザール・ロンブローゾという医師が犯罪人種学として発表した後、フランスで研究され、一部はいまだに犯罪捜査に利用されているそうです。(ロンブローゾによればスリは長く、ひげが薄いそうです。)勿論、この様な研究は一般的に根拠がなく、ナチスにおいて偏見や差別に悪用された過去もあります。

 しかし、私が子供の頃にテレビや映画のヒーローや悪役のように、その人が持っている外見の印象が、その人の内面や、行動まで判断させてしまうことは、少なくありません。ヒーロー役よりも悪役や脇役のほうが演じる面白さ、やりがいはあると、俳優さんにはむしろ個性的役を演じることを誇りとする人も多いといいますが、それが実生活で判断されるとしたらどうでしょう?

 例えばアメリカのように陪審員制度が確立している国では、裁判において被告の容貌が判決に影響を与えるとしたら重大な問題です。1980年にペンシルバニア州で、実際に裁判において調査研究した人がいました。この人は裁判を傍聴し続け、被告の外見上の尺度と、刑の重さについて観察した結果、外見の魅力度と罪の有無には相関性を見つけられなかったが、刑期の長さには有意な差があると結論付けました。つまり、魅力度が高い人ほど寛大な決定が下されたと・・・地獄の沙汰も金いや顔なりですか???陪審員制度を迎える日本や韓国で同じ調査がされたらと興味深いところです。

『東洋経済日報2008.7.4』

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女性の美意識とダイエット

2008-10-04 16:26:35 | Weblog

 

女性の美意識とダイエット

 健康や美容関連の情報誌、インターネット、テレビ番組を見ると、ダイエットという言葉が必ずと言って良いほど目に付きます。また、食品、飲料水、酒などスーパーの食料品売場に行けば、低カロリー、低脂肪、糖質ゼロなどとうたわれた商品が溢れています。健康で美しい=スリムな体=低カロリー食という図式が完全に定着してしまっているようです。こういった事情は、お隣 韓国でも同様です。

 韓国の15才から24才までの女性500人に対する調査で、半数以上の女性が自分は太っていると感じており、ダイエットを試みたことがある人は74%に上りました。しかし、実際に標準体重値以上の人は10%にも満たなく、標準体重以下の人まで自分は太っていると感じているのでした。

 女性のこの様な、やせていることが美しいというイメージは,一部メディアが作り上げたファッションモデル的イメージからきているところと考えられます。欧米を中心とした先進国において女性の体重が、その社会的・経済的地位と反比例するという調査結果が確認されています。それだけに、ある意味 欧米的な流行、ファッションに憧れを持つアジアの女性がその影響を強く受けているともいえましょう。(世界の女子大生を対象にした調査では、日本の女性は自分を肥満と考える割合が韓国よりさらに高く調査国中一位でした。)

 しかし、アメリカのような肥満大国と違い、統計的には、肥満程度の低い日本、韓国といったアジア諸国で、スリムビューティというイメージからの過剰なダイエットは、美意識を歪曲するのみならず、健康を害する危険まであります。むしろ飢餓と戦い続けてきた人類の進化の過程では、脂肪を蓄えることが生き残る条件であり、やせた体系が理想とされた歴史はないでしょう。生物的な必要性と社会的なイメージは後どちらが淘汰されるのでしょうか。

 大学時代はややぽっちゃり体型の韓国人の女医が、アメリカに住むようになって周囲からスマートであると言われて、もう韓国に戻れないと笑っていました。

 『東洋経済日報2008.6.6掲載』

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顔は人間の内面を映す鏡2

2008-10-04 16:12:06 | Weblog

 

顔は人間の内面を映す鏡2

人間にとって顔とは何か、美しい顔の基準は、客観的に定義できるものか?そもそも人が感じる美しさとは何かということが、私の美容外科医として基本的テーマの一つです。

 古今東西、美男美女に関する物語、文学、伝説は、どこの国にも数多く残されていますし、クレオパトラ、楊貴妃をはじめ、その美しさ故、歴史を左右する影響力を持った人物として言い伝えられています。しかし、意外と人の容貌に関する科学的な研究は、近年になるまでほとんど行われませんでした。このテーマに対しては社会的なタブーがあったからです。「人を外見で判断してはいけない。」「人は容貌で扱いに差をつけてはいけないし、差はつかない。」私も子供の頃からこの様に教えられてきましたし、勿論ある意味当然のことだと感じます。自分の努力ではどうしようもないものに対しては、それを理由に差別すべきではないし、外見の美しさも同様変えられないと考えたからです。しかし、現在はどうでしょうか?

 美容医学の発達、化粧技術の向上、ファッション情報の収集など少なくとも外見のかなりの部分は、後天的に変える事ができます。それと共にむしろ、タブー視されていた外見上の美しさ、魅力の影響を研究することで、コンプレックスを努力によってプラスに変える意味が生まれてきました。

 日韓の意識調査で「自分の顔に満足している。」と答えた人は、日本人は30%程度のみ満足していると答えたのに対し、韓国人では半数以上で満足しているとの結果が報告されています。美容整形大国などとあまり名誉でない評価を受けている韓国 ですが、むしろ自分に前向きであり、ある意味、向上心とも言えるかもしれません。 

「八方美人」というと日本では誰にもいい顔するお調子ものといった意味ですが、韓国では何でもできる才能豊かな人ということで使われます。同じ美人でも意識の違いが現れている例かもしれません。

『東洋経済日報 2008.5.16掲載』

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顔は人間の内面を映す鏡

2008-10-04 16:03:14 | Weblog

 

顔は人間の内面を映す鏡

誰かに会ったときの第一印象は、その後の記憶に長く残るものです。ある程度会話を交えて知り合える時間があれば別ですが、一期一会 挨拶程度で別れた場合、その後の関係にも影響を与えうるでしょう。当然患者さんにも‘きついと言われるので、やさしい目、顔にしてほしい。‘こんな相談は多く受けます。そんな時、その人の顔のイメージをできるだけ客観的に分析し、顔全体のバランスを考え具体的な治療の方針を提案しますが、あえて効果面から、治療の必要を再考してもらうこともあります。顔の印象は主観的な部分も大きく、また、相手によっても変わるとも言えます。あえて言えば顔の相対性理論です。

 実際に顔の印象とその人の性格、嗜好との間には相関関係があるのでしょか?最近 韓国の全南大学 産業工学科の博士論文のテーマに「顔の類型別乗用車の購買評価基準に関する研究」を発表した研究者がいました。乗用車を購入する時、例えば四角型の顔の人は積極的でスピードを、逆三角形型の人は神経が敏感で正確なため安全性を優先するといった具合です。また、鼻が尖った人は、丸い人よりプライド、名誉欲が高くイメージや品格を、鼻が小さい人はイメージより安全性を重視するそうです。少し首をかしげるところもありますが、マーケティングにも外見や、人相学を結び付けようとするところが韓国ならではかと興味深いです。(この論文で博士が取れたかどうかはわかりませんが・・・)

 しかし、経験上誰でも外面的な印象と性格、性質には何かしろの関係があるのではと感じる人は多いのではないでしょうか?人間にとって顔と機能面での体の一部であるだけでなく、社会と関わり合う、表現の場所でもあるからです。心配ごとがあったり、つらいことがあれば、自然と眉間にしわが寄りますが、繰り返していると深い癖じわとなって顔に刻まれてしまいます。そして、そのシワ一本が顔の印象を暗くさせ、その結果、外見的印象も暗いとなるかも知れません。アメリカの精神科医が鬱病患者に対してボトックスという注射で、眉間のしわの治療したところ鬱状態も改善したという報告を発表しました。私も外見の悩みが解消され、本当に嬉しそうな患者さんと接するとき、顔の重要性、そして奥深さを感じる瞬間です。

『東洋経済日報 2008.4.25掲載』

 

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日韓の美しさの基準

2008-10-04 15:27:59 | Weblog

 

日韓の美しさの基準

 当クリニックには、私が韓国語を話せることで、多くの韓国の女性も来院されます。そのとき、日韓の女性の美意識に、やはり微妙な違いがあることを感じます。勿論 より若く綺麗になりたいという点では、性別国籍に関わらず、共通の目的でみえるわけですし、年齢によって、形態的美しさから、しわ、タルミといったアンチエイジング的治療に進んでいくところは、どちらもかわりません。また、顔で言えば、どちらも目、鼻の相談が多いのも同様です。ただ韓国の女性が日本の女性に比べて圧倒的に気にする部位が、額(おでこ)です。 

 これは、私だけの印象ではなく、たまたま学会で、その話題について話した美容外科の先生も‘韓国の女性は額に命をかけてますね~’という一言が出てきたぐらいでした。また、実際韓国での、美容外科の中で額を豊かに膨らます手術がかなり多いことは、データー上にも現れています。その理由について私なりに考えてみました。

 まず伝統的な髪型からみると、所謂日本髪の女性の象徴といえば、富士額です。今では、あまり使わない言葉ですが、以前は美人の代名詞でありました。日本髪に合う広すぎず、どちらかと言えばやや控えめな額の形なのでしょう。一方韓国の女性の髪形は、額のラインと髪型が一体となるやや丸みを持った広めの額が合うような気がします。

 もう一つ、人相学と言う分野がありますが、日本以上に韓国の方々は関心が高いようです。美容相談の中でも、この形は運が悪いといわれたから、いった理由での整形も実際あります。ちなみに額が狭いと両親の愛情が足りない、幼少時の運が良くないそうです。子供の容姿にも、大人がかわいい、かわいくないとはっきり指摘する環境があるため、むしろそのような影響もあるかもしれません。

 美人の条件と、文化、歴史、まだまだおくが深く研究してみたいテーマです。

『東洋経済日報 2008.4.4掲載』

 

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現代社会と美の追求

2008-10-04 14:57:09 | Weblog

 

現代社会と美の追求

男の顔は履歴書’という言葉があります。ある年齢になれば、自分の生き様が顔にあらわれるから、男は容貌も含めて責任を持てという意味でしょう。(ちなみに‘女の顔は請求書’と続くそうですが、こちらは余談です。)一方まさに美容医学の発達と共に、生き様とは関係なく、手っ取り早く良い履歴書を作ってしまおうというのが、所謂‘リクルート整形’です。内面はともかく外面において、より好印象を持ってもらうことで就職戦線を勝ち抜こうとする考えです.

数年前にあるリクルート会社が5000人の韓国の求職中の男女にアンケートした結果、「就職の為に容姿に投資するか?」との問いに86.1%が肯定的であったとのことです。これは韓国だけの傾向ではなく、最近の中国、インドでも同様な現象から美容外科が流行しています。

当クリニックにも若者だけではなく年配の男性管理職の方々が仕事上にも、若々しくみられたいとの希望からシワ、シミの治療を訪れる数が年々増えてきています。経済紙を広げても、アンチエイジング関係の商品、サービスが頻繁に登場することから、人々のニーズの多さを垣間見ることができます。

アメリカのテキサス大学で「外見的容姿と経済性」をまじめに研究した経済学者がいました。様々な角度から美男美女度と所得の高さ、雇用人材の美男美女度と企業の付加価値、生産性、そして経営者の容姿と企業の印象度などを分析したものですが、なかなか興味深いものです。この研究の結論としては、容姿の評価の高さと経済性は比例的に関係すると言うものでしたが、勿論異論もあるでしょう。ただ、人間が社会的動物である以上、相手に与える印象として外見も、能力的個性の一つであると言えます.

‘いつまでも若々しく健康で綺麗にいたい。’との思いは、不老不死を求め、遠く日本にまで夢の妙薬を求めた秦の始皇帝の時代から今に至るまで、誰もが持つ希望の一つでありました。そして今、再生医療、坑加齢医療、美容医学がその夢にどこまで迫っているのか、若い頃ブラックジャックに憧れ、めざした一人の在日医師として、追求し紹介していきたいと思います。

『東洋経済日報2008.3.7掲載』   

 

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