金の女、ダイヤの男?
古今東西、‘ひかりもの’いわゆる宝石、貴金属の類いは人間にとって魅力的なもののようです。勿論 単純にキラキラと輝き綺麗だからということもあるでしょうが、その希少性を高めることで、富や地位、権力の象徴としても重用されました。それは、現代でも同様で、身につけているもので 自分を誇示し、無視されないように飾ることは男女ともにあることです。そして、韓国と日本を比べると、やや韓国の人のほうが、ひかりものをより好む傾向がある観がしますが、今回は韓国で使われている金の女、ダイヤの男という言葉の話です。まず、金の女つまり ゴールド・ミスという言葉ですが、オールド・ミスというやや未婚の女性を揶揄した表現から進化したもので、「経済力をもち周囲にも認めながら、悠々自適にシングルライフを謳歌する女性。」という意味のようです。先日 このゴールド・ミスの代表の一人であった「チャングム(大長今)の誓い」のイ・ヨンエさんが電撃結婚をして世の男性たちを落胆させましたが・・・さらに高収入・高地位になるとプラチナ・ミスというそうですが、何かどこかのクレジットカードみたいですね。一方 ダイヤの男 ダイヤ・ミスターですが、こちらは「高学歴でリッチ、身だしなみにも気を配る30、40代の専門職の独身男性。」のことでキラキラ ダイヤモンドのように輝く男だとか。どちらも今の韓国の世相を反映した男女の理想像なのかもしれませんが、家族よりも自分個人の生活、趣味を重視した一見優雅な生きかたが、本当に望んでいるものなのか、あるいはイミテーションやメッキではないのか、彼ら自身もわからないかも知れません。