涙は女性の武器
韓流ドラマや映画を観て感じるのは、とにかく喜怒哀楽が豊かである事と、食べる場面の多いことです。特に泣く場面と、何かしら食べる場面は、物語のかなりの比重を占めるのではと感じます。特に、女性だけでなく、男性もよく泣きます。日本の男優の場合、ぐっと涙を堪える場面はあっても、大声で泣く場面というのは、あまり想像できないですが、韓国男優はよく大粒の涙を流し、且つそれが自然と見えるのは不思議です。感情表現も普段からの習慣が影響するのでしょう。
しかし、一般的にはやはり涙は女性の特権と思われています。「男がどんな理屈を並べても女の一滴の涙にはかなわない。」といったのは18世紀の思想家ヴォルテールです。この言葉の真意は別として、多くの男性諸氏が、様々な場面で経験し、実感したものではないでしょうか。反面、特に日本では、‘男は泣かないもの’‘男が泣くのは一生のうち3度だけ’などと、涙は簡単には見せてはならないものと教えられてきましたから、とても武器にはなりません。一方、‘涙は女性の武器’説を裏付ける実験結果が、イスラエルのワインツマン研究所により発表されました。研究チームは、複数の女性ボランティアに悲しい映画を見せ、涙を採取。涙と、塩水がしみ込んだシートを男性被験者の鼻の下の別々に貼り付けたところ、涙のシートを張り付けた場合でのみ、女性の顔写真に性的魅力を感じる度合いが減少したとのことです。これは即ち、女性の涙には、男の興奮を抑制する‘逆フェロモン’物質が存在すると可能性があるとしました。しかし、男の涙は調査したかは不明です。
また、副交感神経優位で分泌される涙の作用として、ストレス状態を解除するリラックス効果は、以前から指摘されています。涙は女性にとって、自分はスッキリ、男はしんなりさせる、まさに女性の武器の名に恥じないと言えるかも知れません。
アジアン美容クリニック