さいきんてあのね

がまぐちの空空商會朝来のだらりな日々書いてます。
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クレー経由さいごはお酒 そのに

2011年05月14日 | 京都ぶらり話

おなかいっぱい食べちゃったので、ちょこっと歩きます。

ここに来ました!寿ビルヂング!

いいですよね~「ビルヂング」って響き~。 このビルの名前だけでもぴんと来る方いると思いますが、そちらは後回し。 

 

中に入るといかにもなレトロビル!

ちゃんと残してある素晴らしさを感じます。

 

 

 

 

まずは5階にあがりますよ~

これは文明の利器エレベーターを使います。すみません。

お目当てはこちら。

 

 

 

メリーゴーランドさんです~。三重県四日市市にあるお店の支店のようです。素敵なビルの5階はギャラリーとこのお店。

店内に入ると一角はギャラリースペース、(なんと谷川俊太郎さんの「ところで」展を開催中でした。谷川先生のお宅から持ってきた「がらくた」にお客さんが値段をつけ、「自分ならこう使う」という風に使い方も書いて選ばれた人の元に旅立つというもののようです。

 

 

メリーゴーランドさんはお店自体は広くはないのですが、びっしりと絵本が並んでいます。環境や食に関する本もありました。ここでもみつけてしまった「だるまちゃんシリーズ」と「マトリョーシカさん」もみつけてどっぷり座り読み。座り読み用の椅子は子ども用なのでめっちゃ低いのだ。ぷぷ。 「子どものためのシルバースプーン」という料理本、ほしいです!かわいすぎです。

さらに下におりると「ミナ・ペルネホン」があります。バッグも、傘もいちいちかわいい!

フロアごとに微妙にラインが違うし。つくづくここで働くお姉さんたち、うらやましいなあ~と思いました。素敵ビルで素敵ブランドのお店でだもんな~。 あ、ちゃんと降りるときは全部階段でおりましたよ。おりましたからね!(ってなんだよ)

ここ、河原町丸井(もう丸井です・・)からすぐです。おさんぽがてらいかがでしょうか~?

この看板が目印。

すぐ近くに甘味の「弥次喜多」さんもありますよ。

今日はこの後もさらにぽてぽていきます。

 

 

 

 

 

 

 

川沿いに、歩いていきます。季節はもう5月なので、鴨川の川床は始まりました。そんなわけで各お店は床のお献立がずらりならんでいますよ~

決して安くないけど、いまくらいの季節ならさほど寒すぎないかも。暑くなるまえにいただきたいものですね~って贅沢だなあ~

さてあたしが気になっていた場所に来ました。

元、五条楽園です。つい昨年秋ごろまで現役の遊郭だった町です。歴史をさかのぼれば大正ごろに他の遊郭と合体して「五条楽園」になったんだとか。

昨年、京都府警の一斉取締りで廃業した町です。 それまでは現役で御茶屋と呼ばれる場所でお仕事されていました。 ここの御茶屋の仕事と、宮川町や祇園などの舞妓ちゃんや芸妓さんたちのお仕事とは全く別です。

それぞれの建物は独特の遊郭らしいというか、和洋折衷な装飾があります。丸窓、ステンドグラス。

ここは以前は女性のステンドグラスが入ってたと思ったけど、ヒーリングCAFEになっていて、ステンドグラスも変わっていました。

 

元締めだったという「歌舞練場」も今ではシャッターが閉まっています。 以前ここで某イベントを拝見しに来ました。古い建物をちゃんと残されていて、雰囲気がある素敵な建物なんですけどね。

どうやら廃業に追い込まれ、今では五条楽園の看板もなくひっそりとしているらしいです。夕方近くに歩いているのにどこにも灯りがみえません。以前は暗くなりだすとお茶屋さんが準備をはじめ、提灯に灯りが灯っていたんですけど・・

確かに売春法にひっかかる法に触れることをしていたけど、大阪にだって未だに飛田新地は健在するし、現にいままで京都はこういう陰の歴史もあったわけなのに、偶然この一斉捜索の模様をテレビでみたとき「歴史ある美しい街、京都を汚す悪い集団」という感じで報道されてきたことにすごい嫌悪感を感じました。

たしかに法に触れることはだめなんだけど、今まで警察だって野放しにしてきたくせにって思います。何を思っての今回の一斉捜索だったのかもかなり謎です。

何よりこの建物群、どうするのだろ・・取り壊しになったりすれば、もう、歴史に葬られる形になってしまうのかな。

この御茶屋さんなんか夕方になると紫の明かりがともって怪しく魅力的だったんだけど・・

何より働いていた人たちはこの先どうしていくのかなあ。とかいろいろ考えます。京都のメンツのためには目障りだったのかもしれないけど・・

で、ここを曲がるとすぐみえてくるのが「開化堂」さん

 

茶筒で有名ですね。ここまでくると五条楽園だったとろはぱたっと存在感を消します。バスどおりからすぐなのにもかかわらず、全くあることに気づかせない、遊郭ならではだったんですかね。

おまけにそのままバス通りを渡っていくと女人守護の「いちひめ神社」があります。五条楽園のすぐ近くにあることが納得いきます。

 

 

 

 

 

そうそう、ここビルの1階にある珍しい神社ですね。 お参りをして。しっかり御神水もいただいてきちゃいました。

歌舞練場とか、御茶屋さんの一部は残って何かお店にでもなるといいなあ。と思います。

なんなら一軒ください。健全な店やりますから。

結構歩いたなあ。疲れたのでバスに乗ります。京都駅まで~。

夕飯は待ち合わせです~。

ひょんなこと(実はテレビ「吉田類の酒場放浪記」がきっかけ)で知り合ったみなさんと幹事さんがお気に入りだというお店にご一緒させていただくことになりました。

テレビをご存知ないかたはリンク先いってみてください。大衆酒場を渡り歩く番組です。ぷぷ こういうのにあこがれる~とかこういうの好き~という人ばかりです。

でも今回は大衆酒場ではないのですが~「ニューモナミ」さんにお邪魔~

ちゃっかりカラアゲニストなあたしは唐揚げも注文させていただきました。

駅からすぐ近く(というか京都タワーからすぐ近く)のこちらはまだ新しい感じの素敵なお店でした。

 

 

 

 

 

 

 

おつくり、これで3人前なのにかなりのボリューム&おいしい!いちいちお酒の進む楽しい会でした。

 

干物もおいしかったんですよ~数種類を常備されています。次々頼みたくなる気になるメニューがいっぱいでした。

ただ、参加者の一人が楽しみにしていた炙りしめさばが今日は入らなくて、がっかり・・

そういうこともあるので、その残念は次回に持越しですね。そうやってお酒が続いていくのでしょうかね。ぷぷぷ。

 

 

 

 

締めには、塩辛のパスタがやってきました~

このパスタもなぜか日本酒にあうのです!

食べるわ飲むわな素敵なお夕食会でした~。

京都は素敵なお店がいっぱいありますよね~。

またタイミングが合えば是非是非くっついていってちょろっと飲んでいたいです~。

 

そして「風邪とごはん」は、紀伊国屋京都店で無事手に入れました。早々に見つかるとおもわなかったので逆に紀伊国屋さんの品揃えにびっくりです。

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クレー経由さいごはお酒 そのいち

2011年05月14日 | 京都ぶらり話

お天気いいですね~。今日の京都はほんとに晴れだ~!

ひょんなことでチケットをいただけて、行きたかった「パウル・クレー展」をみに、京都近代美術館にやってきました。 なにせ明日までだもんね。あせるあせる。  無料のチケットを2枚いただいたんだけど、あまりに間近にいただいたので、他の友達と予定があわず・・・  仕方ないので偶然チケットを買おうと歩いてこられたおじさんに差し上げました。 だって結構お高いですから。

パウルクレー。あたしは正直アートの事わかりません。抽象的な作品なんかもうてんでだめです。だめなくせに今回来てみたかったのは、製作過程に注目したものだったから。

写実作品であれば、技法がこっているならまだしも、なんとなく想像がつきますが、抽象画などの作品ていったいどんなデッサンがあって、ここにいきつくんだろう、というところにちょっと興味がありました。  

モザイクのようにいろんな色が組み合わさった作品があたしにとってはクレー作品でした。 アートが好きな友人が色使いがかわいいといってやたら気に入っていたのを覚えています。うーん色使いがかわいいからこの作品を作ってるわけじゃないと思うんだけどなあ~なんて思ったりもしましたが・・  展示の中で一番印象的だったのが「油彩転写」です。

これはクレーが生み出した技法だそうで、一旦書いたデッサンを、間に黒の油絵の具を塗りたくったものをはさんで針で写し取るという、転写法です。 色は水彩でつけるので油絵の具で写し取った線が水彩絵の具をはじくんですね。 転写の際にどうしてもついてしまう油絵の具の跡が印象的です。

更にはデッサンや下絵などを切って他の作品と貼り付けたり、くるり回してみたり。 裏にもなにか描かれていたり。抽象画ってそういうもんなのだろうか?自由に切り離して別の作品につくりあげたり、裏に描かれたものもどうやら作品の一部ではと思われるものだったり。   絵に囲まれると、なんだかクレーにクイズを出されているような気分がしました。 作品というのは根底で作家が何を言いたかったかなんて第三者にはわからないものだけど。更にわからないことが増えていくような不思議な感覚でした。

要するに「わかったような顔するな」といわれている気がしました。

ふー。なんかたっぷり時間をとってしまった~。

その足で動物園方面に歩きます。前から行きたかったお店にいくのですよ~。

茶房チェカ」さんです。

前から来たくてなかなかタイミングがあわなかったのですが~今日はきました。あえてお昼時間に!お茶時間だと混むかな~と思ったのです。。 その考えが当たっていたのか、お客さんはあたしだけでした。

食べたかったティラミスを注文。なんとなくお茶が頼みたくて、ほうじ茶にしました。

こちらは店内奥にある茶釜でわかしたお湯で珈琲などをいれてくれるんです。茶釜のお湯が沸いてくる音って好きなんですよね~。

で、いただきますよ。ティラミス~。ってこれティラミスです。ここのティラミスは一般的にぱっとあたまにうかぶようなティラミスが出てこないんですが、ちゃんとおいしいティラミスなのです~。(ってティラミスって言葉使いすぎ!)

店内の本棚に大好きな絵本の「だるまちゃん」シリーズがありました。これをみながらティータイム。お客さんは他にいないし、静かだし。 いい時間だな~とお向かいの動物園をみていると、木々の間からフラミンゴがみえました。ぷぷ。いい場所だなあ~。

 

これ、店内奥の茶釜です。

ちゃんとお抹茶もメニューにありますよ。店内すっきりしてて素敵です。

 

椅子席もありますが、お座敷もあり。

 

 

 

こんなところでまったりしたら、もうお尻に根っこがはえますね。 本棚を物色していたら、あたしの大好きな平松洋子さんの本が数冊。 ここの方のお好み、あたしのリンクするところがあるかもな~ なんて思っていろいろみていたら、

こんな本が気になりました。

風邪とごはん」渡辺有子さんの本でした。これ、いいなあ~とすっかり心奪われたので、あとで本屋さんで探そう~という事になりました。

お店をでて、こちらでお土産をかってから、今度は河原町三条の方へ。 ぽてぽて歩いて、「パラルシルセ」さんに納品です。 おうちがまさんがなくなった~と言われてもっていったのですが、こんどはてんとむしさんが足りないみたいで・・ううタイミング悪かった~。持ってくればよかったなあ~

あれこれやっていると、いい加減おなかがすいてきました。夜はごはんを食べに行く予定なのであまりおなか一杯にしないように~と、「まんぷくおにぎり米都」さんでおにぎりを買いました~

ぽてぽて歩いて、鴨川にでてきました。

 

結構流れが激しいのは、つい最近までお天気がよくなかったせいかなあ。

おにぎりとか、こういうのを食べるには鴨川まででたほうが気持いいですよね~。 鴨川ってカップルが同じ間隔で座ってるっていいますが、結構一人で来てる人がぼう~っとすごしてたりもしますよ~、

お食事の際にはとんびとか飛んでくる生き物に注意。とられます。弱肉強食です。ぷぷ

 

 

 

 

今日のおにぎりは。たけのこごはんとうめぼし。

ここのおにぎりの明太子はなんと「ふくや」の明太子を使っているのだ!値段の割りにこの分厚さがなんともいえません。2個も食べたら、おなかいっぱいでくるしくなったので。

少し歩いて消費せねば。

そんなわけで、もうちょっと歩いて行って見たい所と、気になっているところへ行くことにしました。

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