春ですね~
春といえば、京都高島屋さんでは恒例の「乙女魂」が始まります!わくわくする~
ほぼ毎年この時期は「乙女魂」目当てにお邪魔しておりますが、今年はこれが待ってるのです!
わたしの母は、竹久夢二と中原淳一で育った世代で、子供の頃からこの絵は、あたしの身近にありました。昔は「マンガみたいな絵」が好きだったからこの絵はあまり好きじゃなかったんだけど、大人になるにつれ、この絵、大好きになりました。
実はこの展示、大阪での展示にも昨年お邪魔してるんですけど、(その日記はこちらをどうぞ)会場が違うと観せ方もまた変わって面白いですね
こちらの会場でも、淳一先生のデザイン画を基にして作られた服は、撮影OKなので撮ってきました
沢山展示されている多くのファッション画などは今みても全く古くさくなく、かわいいデザインのものばかり。靴のデザインなんかは、今だって普通に売られているもののデザインです。
こんな夢のような素敵な部屋も、決して広いお部屋ではなく、自分の部屋を素敵にアレンジするヒントをいっぱい教えてくれたものです。
戦後、ものもなくて、貧しくて、生きるのが精一杯だった日本で、それでもこの先を生きて行く少女たちに、素敵で、美しい人になってほしいと訴え続けたのが中原淳一先生でした。雑誌には夢のような素敵な洋服がいっぱいだったけど、それは実は身近なものをアレンジしたり、作り替えたり、「工夫」を教えてくれるものでした。
素敵な生活をすることは、決して夢の世界のことではなくて、ちょっとした工夫で毎日は驚くほどに変わるものだという事を教わって、母や、母のお姉さんたちは、洋服を作ったり部屋を作り替えたりしたんだそうです。
デザイナーで、編集者でライフスタイル提案者であった中原淳一先生は、芸能界、デザイン界に大きな影響を与えたようです。それは展示の最後にずらり並んだ「生誕100年を祝う各界の方からの色紙」に現れています。現在世界的に活躍しているデザイナーだって芸能界で権力のある方だって、中原さんとの交流を語っておられました。
どうやら日本には中原淳一が欠かせなかったようだ。
というのはわかりますよ。中原淳一がいてよかった、と書かれた方もおられました。あの方は、「素敵な女性になってほしい」と少女たちへのメッセージをこめて現在も存在しているような気がします。その証拠に、来場者は、幅の広い年代の方でした。
展示の最後にはケイタマルヤマが作った中原淳一デザインのドレスが飾られています。写真を撮っていると、警備の女性から「後ろもみえますよ。後ろがどうなっているか是非観て行って下さい」と声をかけられました。
うしろ、こうなってます。リボンがなが~く下に下げてありました~。鈕もいろいろかわいかった~
もちろん撮影OKエリアなのですがこの方、入り口の看板は、エリア外だから、写真撮っていいんですよ。記念に撮って行って下さいね、一階の入り口のショーウィンドーもありますよ。っていろいろ教えてくれました。う~んこういうのってうれしいですね~。警備の方って普通は、そんな事もちろんしないんだけど、女性だからかなあ。こういう心遣いってうれしいです。
これが入り口の看板。絶筆となった作品です。実は今回、facebookの「中原淳一検定」という企画をやって、招待券をいただいてました~!検定試験を受けると、招待券を下さる画面がいただけるというもの。いいのかなあ~と思いつつ、しっかり利用させていただきました。
ちなみに、入り口のショーウィンドーというのがこちら。
これも淳一先生のイラストを立体にしたものでした。ドレスが長くてきれいだな~と思ってたら、母曰く
「この人形、顔がこわいのよね、淳一さんの絵じゃないんだもん」だそうですよ。ぷぷぷぷ厳しい。
今回は淳一さんが見いだした日本初(?)の男性料理研究家、牧野さんの本「エプロンおじさん」をいただいて帰りました~。
やっぱり素敵だな~。母も食い入るように観るので、ほんとにゆっくり拝見させていただきました。
終わった後は、
なぜかモザイクダイニングに行っておそばをいただいて、淳一さんの話をたらふくしました。
ああいうスカートも作ったのよ~。あのデザインが素敵だったわね~。ほんとにあの雑誌は素敵だった~
そういうものがある、人生の先輩はいいもんだと思います。
実はこの次の展示も気になりますね。
「円谷英二 特撮の軌跡展」 ね。
ウルトラマンとか、あまり観た記憶は実はないのですが、知り合いに特撮好きの兄さんがいるのです。相当教わりました、ウルトラセブンは只のヒーローじゃないんだとか、円谷さんのすごさとか。特撮の撮影風景とかも展示されるみたいで、面白そうだな~。多分兄さんも観に行くんでしょうね~
ブロガーとして京都ネタをアップすることになりました~。