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趣味人(シュミット)のプラジェクトX
ハンドピース メンテナンス
ようこそ !
趣味人(シュミット)の
プラジェクトX(ばってん)へ!
こう雨が続くと模型を触るのも乗り気がしないので、ハンドピースのメンテナンスを一気にやっちまおうと、完全にイカれた2本を念入りに、ほか3本はOリングの劣化を確認しながら軽めのメンテナンスを実施しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/3f/aa6eb8d491e7c19f5428c4413c6cd853.jpg?1689175655)
ツールクリーナーの溶解力はハンパないので、耐溶剤に優れた塩ビ系の敷物の上でやるのがいいでしょう。カッティングマットなんか、表面がベロっとイっちゃいますから。
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準備するものは、Oリングセット、専用のレンチ、精密ドライバー+&ー、先細のピンセット、歯ブラシ/歯間ブラシ、綿棒各種、細筆、縫製用綿糸、プライヤー、ウエス、ペットボトルキャップ。
洗浄にツールクリーナー、エア漏れ確認に消毒用アルコール。
細部確認•調整作業に拡大ルーペがあると便利です。
ペットボトルのキャップにツールクリーナーを注いで、キャップやノズルを漬け込み、塗料残渣を溶かして落としていきます。
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Oリングも劣化が進んでいるものはぼろぼろになってはずれてきます。ノズルからのエア漏れチェックは、ペットボトルのキャップに消毒用アルコールを満杯に注ぎ入れ、そこにヘッドを浸けるとエア漏れしている場合はポコポコと泡を吹くことで確認出来ます。メンテナンス終了時にハンドピースの各パーツをを組み直した後にも、エア漏れのチェックが出来ます。
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Oリング、パッキン、摺動部に塗るグリスのセットです。
自前でオーバーホールが出来る自信のある方は、Googleレンズでググってみて下さい。
外注でのオーバーホールは安いハンドピースが楽に買える費用ですが、壊して元も子もなくしてしまう思いをするより、お金で解決出来ます。さあどっち?
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超極細タイプ歯間ブラシが、各パーツ洗浄の役に立ちます。背後のキムワイプに掻き出した塗料残渣が、すごい量です!
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ノズル用Oリングの装着は、一旦竹串に通してキャップ側に移動させるとスムーズにいきます。無理に引っ張るとOリングが役に立たなくなります。
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専用のレンチで斜めに噛ませないよう、注意深く慎重にねじ込んでいきます。
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エアキャップの穴とノズルとの隙間は同心円になっていないと、吹き付けにムラが出るので、歪みがあれば調整が必要です。
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ニードルはモーターツールにバインドして、#10000の研磨フィルムに挟んで磨いています。通常は塗装後に引き抜いてウエスなどで拭き上げるだけで十分ですね。
プラジェクトX(ばって〜ん♡)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/e2/af9cdaca5cb9142567bdef64e9e6fdeb.jpg?1689175852)
クリアコート掛けで一番活躍している構造自体旧世代のもので、今は型落ちでメーカーもバックアップはやっていません。
私が持っている唯一のノズル口径0.3のハンドピースで、あとは0.2です。そして全てダブルアクションです。塗料カップの大小、カップのつき方、ニードルストッパー以外にボタンストッパーがあるもの、細引きに特化したノズルと使い分けています。
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本体左右に穴が開けられ、その中に綿を詰めてフタネジを締めて圧をかけ、塗料逆流防止のニードル押さえ構造となっているレトロなものです。ネジの締め込み具合でニードルの前後の動きが決まり、緩すぎたり固かったりと微妙な調整が必要ですが、綿棒の脱脂綿をほぐして詰めるだけなので、全体をバラさずにここだけメンテが出来るところが気に入っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/9b/4c36b04f958e42ca54565ce7b03b7944.jpg?1689175852)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/9b/4c36b04f958e42ca54565ce7b03b7944.jpg?1689175852)
綿糸を撚って通し、溶剤を少量足しながら中
を清拭しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/07/a39e5cf369204d06546c85b06a4a8009.jpg?1689175852)
最終組み戻しの注意点は、ニードルをドスンと突っ込まない事でしょうか。ノズルを傷めてしまいます。吹き付け時にもボタンから指を離してパチンパチンとバネのチカラをそのままかけるのも、アウトです!ニードルがどんどん食い込んでノズルが歪んだり割れたりする恐れがあります。ボタンの押し引きは必ず指は掛けたまま操作するようにしましょう。
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5本とも試し吹きを問題無くクリアして、スタンバっているところです。
ハンドピースのメンテやオーバーホールは、やたらめったらやらない事が、寿命を延ばす秘訣でしょう。一番いけないのは、吹き付けた後にカップの洗浄を怠って、内部に残った塗料がガチガチに固まってしまい、それを溶かすのに長時間溶剤に漬けたり、大量に使ってパッキン類を傷めてしまう、最悪のシナリオです。
吹き付けた後は塗膜の乾燥時間もあるので、その合間に中が綺麗になるまで丁寧にやれば、オーバーホールの間隔も長くなるものです。
構造を理解し塗装の場数を踏んでいけば、塗料の濃淡、空気圧、塗装対象とノズルの距離、移動速度など、頭で考えるより手が勝手に動いてくれるようになると思います。
手に馴染んだツールはメンテナンス次第で長く使い続けることが出来るので、オーバーホールとは言わず、ノズルやニードルだけでもクリン化してやれば、随分と違ってくるでしょう。
長々とお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/56/96ba74a06e9efdc5ea068bf2147b5e7f.jpg?1689212079)
ウクライナ
に勝利を!
今日もご覧頂き
ありがとうございました。m(_ _)m
今回は この辺で ごきげんよう (^o^)/
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