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明けても暮れてもクレーテってか?

趣味人(シュミット)のブログへ、ようこそいらっしゃいました。

タイトルから既にお約束のダダ滑り昭和テイストのダジャレから始まり、もう以降は読む気にならない方もいらっしゃると思いますが、とっておきの“ 枕 ”をご用意しておりますので、お付き合いの程を!

先の16日、朝日デジタルニュースでプラモデル工作に使用する工具に関して取り上げられていましたので、ご存じの方には申し訳ないが、見逃した方にちょいとかいつまんで…。



プラモデル専用ニッパー SPN-120



製造販売元のゴッドハンド株式会社から究極のニッパーと銘打たれ、昨年度比較、倍増の売り上げをもたらしたヒット商品である。
何と その売り上げ額 1億5千万円!!
全額このニッパーでたたき出しだ訳ではないが、大半を占めるとのこと。

私は買ってませんが、手にしています。かっぱらってきたものでもありません。正月に息子が正規の価格で手に入れたものを御年玉と共に、ボンビーオヤジに手渡してくれました。感謝感激ラッスンゴレライ⁈

で、その使い心地はと言うと、正直なところ イマイチ。んー、究極とは評価したくない。

確かにパチン!パチン!と喰いちぎる感触はない。薄い刃がプラに滑り込むようにスーっと入り、切断の衝撃もなく切り離すことが出来る。刃を傷めないよう無駄なチカラを入れないで使用するよう説明書にある。フンフン。切り離す間際は手に置いた豆腐を切るような感じで切り離すこと。フンフン、なるほど。チカラを抜いて切れるので、長時間の作業でも疲れにくいと。3㎜径以上のプラには使用しないでください。
硬いランナーの切断には、使用しないでください。ハァー??

逆に疲れる!

道具を大切に扱う、刃を傷めないようそーっと扱うのは良い事だが、儀式に臨んでる訳ではないし、制約がじゃまになる。

刃こぼれを気にしながらパーツを切り離す事に、何の意味があるのか。刃のぶつかり防止機能が付いているので、少々のことで鈍らにはならないとある。値段のはる精巧なニッパーには、刃の開き過ぎとぶつかり防止機能は当たり前に付いている。何度かジャンク品のプラを切ってみたが、完璧にゲート処理は出来ない。確かに『 キレイに切断 』と謳ってある。
切れ味は優れものではあるが、トータルとしての使用感はガンガン作業出来るニッパーが私には使い勝手が良い。







パーツ切り離しの時点から無駄に用心、用心しても、その集中力はあとの繊細なゲート処理にまわしたほうが、得策に思えるが。

ただ、パチン!と切ってパーツが四次元の彼方に飛んで行く事はなさそうです。刃が食い付いたままの状態の時もありますから。

そうそう!四次元の彼方に飛んで行ったパーツの探し方のひとつを伝授しましょう。

コックリさんに尋ねる。ただし、動物霊が憑依して自ら四次元の彼方にイッちゃっても責任はとりません。

ちょっとまってー、ちょっとまってー、お兄ちゃん♪ ちゃんとーおすえてちょーだいよ♪

まず、部屋の照明を落とす。真っ暗な中に、懐中電灯の明かりを頼りにキラっ と反射するものを探す。お試しあれ。

ラッスンゴレライ、ラッスンゴレライ♪ハイ ハッケン!( 平成の笑い。言わずもがな 板に付いてない ) orz

……………………☆♪

さて、本題のクレーテに入りましょうかね。



底にあたる箱に印刷された、横山先生の描かれたクレーテです。武者んよかです。フタになる箱は散逸しています。申し訳ありません。





組み立ての道半ばで止まっています。
砲塔?から見ていきましょう。



ヴァルカン砲?の銃身は、何だと思いますか?実は使い捨てライターの点火部品に置換しています。
かの100年ファントムのムラカミ仙人も、何がしかの大戦機の銃身として使ってたと、記憶していますが。それが何の機体だったかまでは、覚えていません。悪しからず。

設定にはない溶接痕をパーツの接着ラインに設けています。一旦接着し その接合線を浅く彫り、白色プラロッドを埋め込むように無樹脂接着剤で溶かし( やってる事が溶接だにゃ )ながら、精密ドライバー(➖)でサクサクと痕を残すと出来上がり。カンタンゴレライ♪(ノリがイマイチ、いや三くらい)



懸吊フックのアイポイント、各ガードは金属線にチカンしたら、逮捕されます!って何の話やねん?

では、ここで各ランナーのタグに集合してもらいましょう。



版権がホビージャパンと横山センセーにある事の浮き文字がみてとれます。
前回紹介したナッツロッカーのタグからは、ブィーンガリガリっと跡形も無く削り飛ばされています。オトナの事情ね!



ちなみにナッツロッカーを辞書で引いても、ナンもでできまてん。
これは nutcrackers ( クルミ割り器 )との勘違いで、そのまんま流通してしまい、まぁ無理矢理訳せば《 北京語ロックミュージシャン 》となりますか。( あんたのアタマ、かち割りたいよ!)



この画像のクレーテは、やはり昭和ナッツロッカーと同じく30年の時を過ぎ、実物はありません。
熊本市の中心部にパルコが進出してきた当時、ポストホビーがテナントとしてあり、そこのショーケースにカッサカサのドイツ戦車色〔 blau 〕で塗装された〔 青ガエル 〕が展示されてあり、釘付けになり見入ったことを、昨日のように覚えています。一目惚れと言いましょうか、ガツンとキタものはいつまで経っても良い印象のまま、心の奥底に残るものです。 人も物も。


最後までお付き合い下さいマシーネンて、ありがとうございました。
ドイツ戦車色 〔 blau 〕が出たところですから、次回は〔 gelb 〕といきましょうかねー。
ラッスン ゲルプゥ♪(字足らず 、泣 )

ではー(^o^)/

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2・2・2

趣味人( シュミット )のブログへ、ようこそいらっしゃいました。

前回のお知らせで、1/76 ニュータイプ ナッツロッカーと謳いましたが、実はパソコンのマウスでありんした。



こりゃまた 失礼いたしましたっ!!

艶めかしい優雅な曲面を持つナッツロッカーと、手の中によく馴染む三次元カーブで形成されたマウスに、意匠の関連性を見いだしたんですよね~、かなーり。

昔のS.F.3.D ORIGINALのシリーズからすれば、現行のMA.K.に移行し新たに起こされた二、三の機体に妙に馴染めないところがあり、趣味人の頭が硬くなってしまったのか、今の時代に合うデザインになってしまったのか。コンセプトは何ら変わらぬものが脈々と受け継がれているようなんですが……。

とりあえず、キットの紹介をしましょうかねー。




シリーズナンバーは19と変わりません。NITTOのロゴも誇らしげで、武者んよかです。箱の底には KOW YOKOYAMA 氏による、ほぼキットの原寸大のイラストが横文字に囲まれ、重厚な趣を醸し出しています。




派手さが無い生成り地に近い箱の各6面に、単色刷りで四角い枠の中に英数字を散りばめ、やっと1側面に日本語の機体解説が書いてあります。底にある英文の日本語訳であって、『 接着剤は入っていません』とか、『 対象年齢12才以上 』とか、判り切った無駄な事は一切外してあるのが気持ちいい。

カラー刷りの作例がダイオラマ仕立てで箱絵として使われていますが、落ち着いたトーンでしかも四割程のスペースに収めてあり、英数字、キューブと絶妙な配置で、『 同スケールのS.A.F.S.も付いている 』とさりげなく書いてあります。

中味を見ていきましょう。



ナッツロッカーがパーツ数40個程で、簡単に組み立てられるキットです。メタルパーツも入っていますが、グニャっといくようなひ弱いものはありません。
ちびS.A.F.S.もそれが10個程で、肩、腰の装甲板はコンドロイチン?もとい!付属のプラシートから切り出すよう、組み立て説明書に型紙が印刷されています。真っ平らでは雰囲気が出ないので切り出した後、筆の柄などの先の丸いものでゴム板の上でいたぶって湾曲させたら、馴染んで良さげ~になります。
動力パイプはさすがに無いのでディテイルアップには、適当な径の電材を流用するとええかな。
デカールは余る程用意されていて、部隊マークの仕切りを黒ラインで囲んだものが箱のデザインとシンクロしていて、それもデカールとして使えるよう処理されています。

説明書もいたってシンプルで、パーツを切り出し、ペタペタくっつけていけば、すぐカタチになります。気合い入れてかかれば、1日でフィニッシュ出来るでしょう。いや、気合い入れて作るようなものじゃない。模型は楽しいものですから、肩のチカラ抜いてかかったほうが、健康的でしょう。

スケールモデルのように翼の角度が違うとか、このタイプにこの形状は無いとか、資料ひっくり返してああだこうだと調べ上げ、他者に突っ込まれないうちから自分で自分を締め上げて、とうとう完成を見ないままに終わる。

こんな事やっちゃいけませんよ!
と、自分にも言い聞かせる。





上の拙作2点、30年の歳月の差があります。( 上が昭和時代の拙作 )金型がきちんと管理されていれば、プラモデルはいつの世にも求めがあれば、蘇らせることができるんですね。

塗装とデカール貼付の指示書はコレクションカードのように、二穴でファイリングできるようになっていましたが、そのパンチングホールと、コーナーのラウンドカットがなくなっています。印刷内容は、全く同一のものです。



塗装は大戦時のドイツ機(何故に飛行機の迷彩色??)の3色、海の生物 アメフラシをイメージしています。
機体底部にも綺麗なホバークラフト様のモールドが施されていますが、何にも手をつけていません。
擱坐してひっくり返ったダイオラマでも作らない限りは、パスしてもバチは当たらんでしょう。
デカールはジャンクキットから同一キット二作目ということで、《 2 》としました。

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( 2 )と言えば、プロ野球ジャイアンツの背番号( 2 )で、やはり30年位前になるのか、“ 青い稲妻 ”松本匡史選手が活躍していたのを思い出しました。

「 巨人 大鵬 卵焼き 」と、昔の子供の好きなものに挙げられた三要素もペイパービューに変わり、外国人横綱が優勝記録を塗り替え、卵アレルギーを生み出す日本になってしまいました。

古き良き時代の昭和よ!嘆くな!
蝕まれゆく地球は、必ずや大きなしっぺ返しを人類に与え、滅びる寸前まで追い込むであろう。その時こそホモサピエンスは人種の区別も国境もなくし、手を取り合い生き抜く術を出し合うはずであろう。

湯川さん。後藤さん。

それに気づこうともしないエゴ剥き出しの時代に抹殺されてしまいましたね。
御冥福をお祈りいたします。

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付属しているおチビちゃんS.A.F.S.も、スケールに合ったデフォルメが効いていて、存在感があります。1/20のXC-1と比較すれば大きさは一目瞭然ですが、どうして!ヒケをとってはいません。




この角度から見ると、NHKで放映していた人形劇《 ひょっこりひょうたん島 》を連想しますね~。モノクロの画面に食いついて観ていましたよ。
藤村有弘さんの〔ドン ガバチョ〕、中山千夏さんの〔 博士 〕(^o^)/
調べてみると、もう50年も経つんですね~。懐かしい。

では、次回もまたまたお気に入りのMA.Kシリーズから、KRÖTE( ヒキガエル : 独語 )を予定しています。

2月に突入!

「 冬来りなば 春遠からじ 」

まだまだ寒さも続きます!生ガエルのうちのクレーテくん達も、待ち遠しい〈 春 〉をコケのシェルターの中で、じっとおとなしく待ってます。

では~!
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