オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

最近のハイエンド機の音質について

2012-10-19 11:18:40 | ハイエンド試聴
コアでは色んなブランドを積極的に試聴を繰り返しています!
それで、音の良し悪しを分析して理論的に答えを出しています。
もちろん組み合わせで変わってきますし、アクセサリーでも変わってきますので、手を変え品を変え、あらゆる観点から評価します。

今回はまずエソテリックの新製品プリメインアンプです!



デジタルアンプが主流ですが、出力のコンデンサーや全体の音作りの方法が分かってきたのか、最近はなかなか上手に音質を作っていますね♪

それから、フェーズテックのパッシブアッテネーターです!



よいプリアンプが本当になくて困ってます。
プリアンプは設計が難しいので仕方ないですが…。

これはハイブリッドといって、トランスと抵抗を組み合わせてインピーダンスの変化がないようにしているATTです。
ボリウム変化でインピーダンス変動を抑えようとしていますが、抵抗とトランスが途中で切り替わるので???です。
音質はなかなか悪くないんですが、低域の位相特性があまり良くないようです。
俗に言うレンジが狭いってやつですね。

それから、コアで薦めているイタリアのMUSICTOOLSというラックです!



以前、ナスペックさんが輸入している時から多くのラックと聴き比べをしてきましたが、負け知らずですばらしいですが、上位機種はそうでもないようです。
以前に聴いてみたことはあるんですが、今回10年越しにもう一度上位機種を試聴♪

エネルギーの密度や低域のエネルギーはあるんですが、中域から高域にかけての音色が、下位機種に比べて色彩感がなくダメですね~。
倍音がなくなる感じでしばらく聴いているとつまらない音になります。

これは内部に鉛の玉が入ってて制振し過ぎと思われます。
むしろこれはもっと重量級(30kg以上)の機器にはいいかも知れませんね!

細部はこんな感じですが、ガラスは圧倒的に分厚いだけに共振周波数が乗せる機器で合わせるということを考えないといけません。




と、最近のオーディオ機器は80点のものが非常に多いです!

言い方を変えますと、どれを買ってもそこそこいい音がします!

でも、残りの20%がハイエンドオーディオの重要なポイントであり音楽としての再現性の大きなポイントになるんです。

昔はもっと個性的なオーディオがあったのですが最近はどれも似たり寄ったりの80点。

ハイエンドオーディオを極めるには、価格ではなくてちょっとした拘りの積み重ねで残りの20%を極めていくんだと思っています。
そういう製品が少なくなってますね。

最近つくづくそう感じます。





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