7月に東京インターナショナルショウのタイムロードブースで聴いた新しく輸入を開始したという英国KUDOS(キュードス)社のスピーカーシステムを持って来ていただけました♪
正直、7月のTIASではそんなにピンと来てなかったのですが、予想を超えるクォリティで中々素晴らしいスピーカーで感心しました!
パッと見た感じ、あの有名な英国のスピーカー設計者が携わったのでは?という内容で一気に期待大!
まずは、Titan707(ペア495万円)というフロアタイプで2ウェイというスピーカーを試聴♪
流石2ウェイのシンプルなネットワークだけあってまとまり良いサウンドです!
しかし、左右の音場にモジュレーションを感じたので、仰角をピタリと合わせると豹変しますので、かなりいい意味でシビアなセッティングを要すると思いました。
フルレンジのような繋がりの良さと、特に感心したのは低域の処理法です。これは音を聴いてこれは今後の低域の方向性として理想的な手法になっていくのでは?と思いました。
アイソバリックは色んなメーカーも採用していますがこれは上手くチューニングされています。
当店が長年ずっとやっているYGアコースティックもそうですが、やはりMIDが受け持つ帯域がいかに広いかが、スピーカーの大きなポイントになってるなと思いました。
次に、Titan505(ペア286万円)です。
これはまさにあのスピーカーにそっくりですが(笑)、サウンドの傾向も似ていますね!
驚くのはTitan707はセッティングにかなりシビアだったのにこれはポン置きでも音場にモジュレーションをそれ程感じず、鳴らしやすい印象です。
707よりも明るめのサウンドでタイトな印象で、高解像度的なハイエンドの匂いもします。
でも絶妙に肩肘を張らずに気楽に音楽を聴かせてくれる方向性のサウンドは音作りの一貫性を感じます。
このTitan505を聴いて何が凄いと思ったかと言うと、あの例のスピーカーは激安だな~~と思ってしまいました。笑
キャラクターの強いスピーカーや高性能で高解像度系スピーカーが多い中、こういったスピーカーの存在は貴重ですね!