海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

菅家利和/佐藤博史『訊問の罠』を読む

2009-12-30 19:25:26 | 読書/書評
 大学生時代に帝銀事件の死刑囚・平沢貞通氏の無実を訴え、再審請求を続けていた森川哲朗氏の講演を聴いたことがある。重病に冒され余命は限られていると聞いていたが、平沢氏の冤罪を晴らし、獄中から救い出そうとする執念に打たれた。その後、森川氏の『獄中一万日 追跡帝銀事件』(図書出版社)も読み、帝銀事件の背後にある闇の深さを教えられ、冤罪や権力犯罪に関心を持つきっかけの一つとなった。  今年、足利事件が冤罪 . . . 本文を読む
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