海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

イッペー

2010-03-03 00:28:15 | 生活・文化
 沖縄はイッペーの花盛りで、車を運転していると、道路沿いや民家の庭、公園などで咲く鮮やかな黄色の花が目に飛び込んでくる。
 1995年4月ににコザ高校に採用されて、沖縄市内のパークアベニューの近くにアパートを借りた。イッペー通りも近くにあり、初めて満開の並木を目にしたときの鮮烈な印象が忘れられない。今やあちこちに植えられて、沖縄の3月を代表する花になっている。







 高江に行く途中にも、数カ所に街路樹として植えられている。花を咲かせる外来樹の並木としては、デイゴがほとんど姿を消して、鳳凰木、トックリキワタの後にこのイッペーが流行っているようだ。花の美しさの割に幹や枝振りが貧相で、落葉時の姿が見栄えがしないのが難点か。しかし、この度派手な黄色はいい。



 高江に行く途中のパイン畑のそばに、濃いピンクのイッペーが咲いていた。これは先週の写真で、行き帰りに眺めるのが楽しみだったが、今はほとんど散ってしまった。
 インターネットで本場ブラジルのイッペーの写真を見ると、大木になったときの満開の様子を沖縄でも見てみたいものだと思う。

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