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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

仲宗根のエイサー

2009-09-06 23:30:05 | 生活・文化
 ウークイの翌日はアサギの庭でエイサーが行われる。仲宗根では今でも昔から伝わる手踊りのエイサーをやっている。子どもの頃は前後の大人の振りをまねして踊ったものだ。子どもから青年、壮年、お年寄りまでシマンチュみんなが一緒に踊れるのが、仲宗根のエイサーのいいところだ。それは祭りの本来の姿でもあるだろう。
 今帰仁でも中部のエイサーをまねて太鼓を取り入れた字がいくつかある。見栄えがするし格好いいということで、青年会の中で太鼓を取り入れようという意見が出ているという。これは今に始まったことではなく、私が二十代の頃にも同じ声はあった。それでも仲宗根は昔から伝わる手踊りを守ってきた。
 今年はウークイの夜のアジママーイ(十字路回り)に参加した青年が少なくて寂しかったらしい。仲宗根のだけでなく今帰仁村全体が、若者や子どもが減って高齢化が進んでいる。そういうなかで頑張っている青年たちを応援したいし、これからもシマ独自のエイサーを続けていきたいものだ。
 エイサーの後はシマの先輩方と遅くまで飲んで楽しんだ。

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