今日の名護は穏やかな秋晴れで風が気持ちいい。少し離れた森で鳴くオオシマゼミやクロイワツクツクの鳴き声が部屋まで聞こえてくる。
昨日は米軍が沖縄全土を襲った10・10空襲から66年目であった。今帰仁村でも仲宗根の町や海軍部隊がいた運天港を中心に空襲の被害を受けている。
子供の頃、祖母がその時の様子を話していた。当時、祖父は仲宗根で散髪屋を営んでいた。朝、祖母が店の前を箒ではいていると、イナブス . . . 本文を読む
10日は午後から、真喜志好一氏の学習講演会への参加を呼びかけるチラシ配布を手伝ってきた。東海岸の集落をいくつか歩いていたら、道端のマヤーグヮーが「ぬーそーが?」という顔で見ていた。しゃがむと近寄ってきて体をしりしりーする。顔つきの割には人なつっこいマヤーグヮーだった。
マヤーグヮーも新基地ができてオスプレイが配備されたら、うるさくてわじくさみるはずだが、10日付の琉球新報に〈「米全体計画ではな . . . 本文を読む
1999年11月20日付琉球新報に、臥牛吐を訪ねて慰霊祭を行った元開拓団の人たちの記事がある。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-95995-storytopic-86.html
同記事には、〈開拓団は1940(昭和15)年から42(同17)年にかけて今帰仁、南風原、恩納の三村から約千人が入植〉とあるが、〈約千人〉という数は三村だけでなく沖縄県からの一 . . . 本文を読む
南風原開拓団の人々は臥牛吐でどのようにして土地や家屋を手に入れたのか。南風原町教育委員会『南風原町沖縄戦戦災調査2 兼城が語る沖縄戦』に「対談 満蒙開拓団」が載っている。その中に元開拓団員の野原広知氏、新里幸信氏、嘉手苅伝輝氏の以下のような証言がある。一部に差別表現があるがそのまま引用する。二カ所( )で言葉を補ってある。
〈広知 …茨城県の内原訓練所に行ったのは、昭和15年3月です。そこで1 . . . 本文を読む
講演会の呼びかけがありましたので、紹介します。
「オスプレイ配備の脅威~まやかしの基地負担軽減」
講 師:真喜志好一氏(建築家)
日 時:10月16日(土) 午後2時より
場 所:辺野古交流プラザ(辺野古公民館)
入場料:無料
主 催:新基地問題を考える辺野古有志の会
辺野古新基地に配備されるオスプレイの危険性をいち早く訴えてきたのが真喜志好一氏です。これまで多くの事故 . . . 本文を読む
昨夜、旅から戻って、9月30日に屋嘉比収氏が死去したことを知った。専門とする日本近代思想史や沖縄学の研究はもとより、基地問題や沖縄戦の歴史歪曲問題など、現在の沖縄が直面する課題にも積極的に執筆、発言を行っていた。学問的にも人間的にも、誠実で信頼できる人だっただけに、早すぎる死が残念でならない。ウチナンチューの同世代として、これから先も健筆を振るってほしかったのだが。冥福を祈る。 . . . 本文を読む