理想国家日本の条件 さんより転載です。
低能力の裏返し?「初空母」への期待を打ち消す中国官製メディア
zakzak.転載
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20121002/frn1210021105000-n1.htm
低能力の裏返し?「初空母」への期待を打ち消す中国官製メディア
2012.10.02
中国初の空母「遼寧(りょうねい)」の就役式典に出席した
胡錦濤(こ・きんとう)国家主席(中央)。
「空母コンプレックス」は克服されたが、最低限の戦闘能力を
備えるまでには、まだかなりの歳月を要する
=9月25日、中国・遼寧省大連市(ロイター)
.
昨年8月の試験航行開始以来、内外の関心を集めてきた
中国初の空母が9月25日、「遼寧(りょうねい)」と
命名され正式に就役した。
中央軍事委員会主席を兼任する胡錦濤(こ・きんとう)
国家主席(69)や温家宝(おん・かほう)首相(70)ら
国家と軍の指導者が出席して開かれた就役式典の模様は盛大に
報じられ、メディアは特集を組んで就役を祝った。
だが、ネット上で沖縄県・尖閣諸島をめぐり空母の投入を求める声が
出るや一転、過剰な期待を打ち消す論調が官製メディアに現れている。
■コンプレックスを克服
「空母の就役はわが軍の近代化レベルを上げ、国防力と国力を
増強させる上で重大かつ深淵(しんえん)な意義を持つ」
温首相は就役式典で、共産党と国務院(政府)、
中央軍事委員会連名の祝電を高らかに読み上げた。式典の模様は
中国中央テレビを始め、各メディアがこぞって報じた。
人民解放軍の機関紙、解放軍報は9月26日、評論員の論評で
「空母保有は中国の長年の夢だ」とし、国連安全保障理事会の
常任理事国で唯一、空母を持っていなかった中国の
「空母コンプレックス」が克服されたことを強調した。
尖閣諸島をめぐる日中両国の対立が高まる中での空母就役に、
英紙ガーディアン(電子版)は「日本との領土紛争に対する地域の
懸念を高めかねない」と報じた。
中国のネット上では早速、「空母はまず釣魚島(尖閣諸島の中国名)
に行き、日本の犬(日本人の蔑称)を打て」などと
尖閣海域への派遣を求める声が飛び出した。
■「任務は重く道は遠い」
だが、解放軍報は9月27日、1面に
「中国の空母の任務は重く、道は遠い」と題する論評を掲載。
「万里の長城が一日で建てられたのでないのと同様、空母が
向かう未来もすぐ達成できるものではない」と空母を実戦で
使用できるようになるまでには長期間を要すると指摘した。
タカ派の論調で知られる中国軍事科学学会常務理事の
羅援(ら・えん)少将は9月26日付の環球時報(電子版)で、
「釣魚島の主権を守るためにわが国初の空母を用いるのは
『牛刀をもって鶏を割く』だ」と述べ、尖閣海域への空母投入に
難色を示した。
羅氏は、空母に「釣魚島」と命名するよう主張し、空母の
「威嚇効果」を強調していた張本人だ。
環球時報は、人民日報傘下の国際情報紙で、同じく対外強硬路線が
特徴。その環球時報も9月27日付の社説で、
「中国は世界にいざこざを引き起こすために空母を用いることはない」とした。
■名前だけで艦載機なし
尖閣問題をめぐり「わが国の領土を一寸たりとも奪おうと思うな」
(9月13日付)と日本を牽制(けんせい)し、空母就役を受け
「強大な海軍の建設は、領土領海主権と海洋権益を守るために必然の選択」
(9月26日付)と強調していた解放軍報などの論調の変化の背景を、
中国国外のメディアはとうに見抜いている。
豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(9月27日付、電子版)は
「中国、艦載機なしで初の空母を公表」と報じ、
ロイター通信は8月28日、「中国の空母は名前だけ」との
分析記事を配信している。
いずれも艦載機と想定される殲(せん)15(J15)の開発の遅れや、
実際に空母での離着艦訓練が行われていないことを指摘し、
最低限の戦闘能力を得るまで数年はかかると見通すものだ。
台湾の中央通信社は9月25日、気象条件から着艦試験の開始は
遅ければ来年になり、試験を終えて作戦能力を持つまでには
さらに2年を要するとの専門家の分析を紹介している。
9月26日付の国際紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは、
空母就役を「壮大なトーンにも関わらず、近い将来、
訓練と試験にしか使えない」と酷評した上で、
「10年に1度の指導者交代が始まる共産党大会を前に、
国の一体性を強化する努力の一部のようだ」と断じている。
(国際アナリスト EX)
関連記事
空母の必需品、アレスティング・ワイヤー調達は?
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2012-06/01/content_25538315.htm
2007年、中国がアレスティング・ワイヤー4組と他の設備調達について
ロシアと協議していることが伝えられた。アレスティング・ワイヤーの
うち1組は研究目的に使われ、2組目は空母「ワリヤーグ」に搭載、
残り2組は国産空母2隻に配備されるといわれていた。ところが昨年末、
おそらく米国の圧力で、ロシアはアレスティング・ワイヤーと
蒸気式カタパルトの技術文献の売却に最終的には同意しなかったという。
2011年12月04日
中国空母に関する最新動向:着艦制御装置は?アレスティング・ワイヤは?
http://blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance/archives/50641163.html
このワイヤがなければ飛び立つことはできても空母へ降りることができません。
2012年09月25日
中国空母の最新動向:アレスティング・ワイヤが確認される
http://blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance/archives/50646543.html
(`・ω・´)
調達できているとしたら、・・
本当に開発の遅れや、実際に空母での離着艦訓練が行われていない・・か、
「中国は世界にいざこざを引き起こすために空母を用いることはない」とした
裏の動きに、こういう記事が原因だったりする?
幸福実現党が国連常任理事国からの中国追放を提起
http://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/de0f6f7d360396edfda93291ed48e756
記事、抜粋
この声明で同党の立木秀学党首は、
「我が国を『盗人』扱いし、かような品性を欠く発言を行った
楊外相について、日本政府は中国政府に対し罷免を要求すべきである」
と指摘。そのうえで、中国は尖閣だけでなく南シナ海で覇権拡大を続け、
国内でも人権弾圧を繰り返しているとして、
「国連安保理の常任理事国の資格を失っていることは明白」だとして、
中国を常任理事国から外すための国連憲章の改正を提起するよう
日本政府に求めた。
習近平体制では、何が起こるか・・・
・中国軍、尖閣強奪へ11月攻撃も!「http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20121003/frn1210030716000-n1.htm
「習近平体制は、第18回中国共産党大会後に始まる。われわれは軍事衝突、オーケーだ。準備はもう終わっている」
要は、11月以降、尖閣をめぐって、日中軍事衝突が起きる危険性がある、ということである。現に、米国はその危険を察してか、空母2隻を西太平洋に配備しているという情報もある