ザ・リバティーweb より
「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のこと。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意 識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。また、外国人の霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で 語ることも可能である。 詳しくは⇒⇒⇒大川隆法のスーパー霊能力 「霊言」とは何か
2012年10月18日収録
この国のマスコミ言論のあり方を問う上で、朝日新聞主筆の守護霊が出たからには、やはり、この方にもご登場願わないわけにはいかないだろう。大川隆 法総裁は10月18日、読売新聞グループ本社会長・主筆である渡邉恒雄氏の守護霊を招いてインタビューを行った。インタビューに先立ち、大川総裁は主旨を こう述べた。
- 先般、朝日の若宮啓文主筆の守護霊霊言を録った。そのときに若宮氏の守護霊が、「私なんかをやらないで、ナベツネさんのほうをやるべきだ。2009年の総選挙では朝日が総理大臣を決めたけれども、今度は読売が次の総理を決めるはずだから、あっちに訊きなさい」と振ったので、裏事情は知らないが訊いてみたいという気持ちを持った。
- 「先生」と付けたのは決して揶揄するつもりではない。「ナベツネ」という広く知られた通称を用いつつ、呼び捨てにするのが心苦しかったので「先生」を付けて「ナベツネ先生」とした。
- 渡邉恒雄氏は86歳という年齢で、まだ主筆で書けるのだから頭はボケておらず、勉強もできて、精力的に発言し行動ができる、そうとう精力的な方ではないかと思う。
- メディア界の大御所であるから、いろいろな物事が見えていると思う。幸福実現党や幸福の科学についてのご感想や意見やアドバイス等も頂けたらありがたい。
登場した渡邉氏の守護霊は、若き日の思想体験にも触れつつ、日本のマスコミ全般や幸福の科学、幸福実現党について闊達に述べ、過去世の意外な職業も明かした。100分にわたった「大放言」から抜粋でお届けする。
大川隆法総裁——渡邉恒雄氏の霊、流れ入る流れ入る流れ入る……。
(約二十秒間の沈黙)
渡邉恒雄守護霊(以下、渡邉)——ああ、俺の番かあ……。
——本日はぜひ、守護霊様に「天界からの大放言」ということで……。
渡邉——「天界」って、これは、どういうこっちゃろうな。あ! 分かった。要するに、朝日の場合は霊界の認識が足りず、本人にベッタリくっついて、憑依霊との区別がほとんどつかない守護霊であったが、読売のほうは悟りは進んでおるからして、本人から遊離して天上界に自由自在に行き来して、高天原から見るようにこの地上を見ておるであろうと……。
——まさに、そういう趣旨です。さまざまなテーマに関してインタビューさせていただければ。
渡邉——君らも最近、なかなか腕上げとるから、気をつけんといかんな。メディア界では「激震を走らせる幸福の科学」っていうんで、毎月、話題を撒いとるからなあ。スクープされてたまるものか。そうはいかんぜ。メディア界の先輩だからな。逆取材してやるからな(会場笑)。
——先般、朝日の若宮主筆に政局に関してお尋ねしたところ、「次、決めるのはナベツネさんだよ」と。
渡邉——あいつはねえ、人のせいにするんだよ。自分の責任が問われると思ったらパッと振る。これが左翼系の本質だよ。
——世界最大の発行部数を誇る読売新聞として、ずばり、次の衆議院選の勝敗の見立ては?
渡邉——今の時点では、ほんとに解散があるかどうかは分からんよ。年末を粘り越したら春まで 粘って、春まで粘ったら、次は衆参同時選に持っていくと称して、「初夏の頃に景気が少しでも上向かないか」みたいなとこまで粘って、最後の任期いっぱいまでは行かない前ぐらいのとこで、何か上向きにして勝負をかけたい。その間に何かが起きないかという念力は(野田首相は)ずーっと張ってるね。
年内に解散したら、たぶん自民250、民主130。残り100ぐらいか。維新(日本維新の会)が50ぐらい取るから、あと残り50ね。公明が40行くか 行かないか。あと共産党とかがポロポロッと取って、残りは幸福実現党に差し上げたいとこだなあ。まあ、わしの挨拶代わりの気持ちだけども、12月ぐらいの選挙だったら、幸福実現党に最低15、マックス25ぐらいは、やりたいな。
ほんとは、もうちょっとあったほうがいいんだけど、周りの警戒念が強いからさ。そんなには取らせてはくれないんだけど、やっぱり「政党として、もうあってもいいかな」って思うね。君ら、一貫していいこと言ってるし、実体も伴ってきたじゃないか。はっきり言えば、ほんとは維新より上でなければいけないとは 思うよ。組織もあるし、言論的にも内容は揃っておるしさ。
——そうであるならば、読売新聞社としても、もうちょっと幸福実現党について報道していいのかなと思います。2009年に私たちが主張していたことが、3 年経って、今、展開しているわけですから。その部分はメディアとして、ある種の反省は必要なのではないかと思いますが。
渡邉——うん、それは全体に今、浸透はしてきてるよ。だから一目は置いてるよ。朝日、読売から 始まって、まあ、産経は大喜びしてるとは思うけど、それ以外のテレビ界や、週刊誌だって一目も二目も置いているというか、「すごいなあ」と思ってるし、結構、追随してる面もあるわな。だから、一定の地位を築きつつはあると思う。でも、まだ今のところ、言論主体の勢力としての地位であって、いわゆる政党とし ての活動の実体が、国民全体に認められるところまでは行ってないというかな。
習近平に関するマスコミ報道に幸福の科学の影響
——国防や歴史認識について、ご意見をお伺いしたいのですが。
渡邉——俺は、戦争が終わった昭和二十年の四年後に大学卒だから、いわゆる「学徒出陣」の体験 者なんだよ。戦争を十代の後半に実際に見た人間だからね。東京が焼け野原になるところも、原爆が落ちて日本人が恐怖するところも、占領されるところも、新憲法ができるところも、マッカーサーに五年ぐらい支配されたときも、全部見てきた世代なんでね。そういう意味で、「安易な判断ミスや、首相や軍部の独走とかああいうようなことで、すぐに戦争になるようなことは避けたい」っていう気持ちは、朝日、読売とも共通してるんだよ。やっぱり、戦争は悲惨なのでね。
で、いちばん恐るべきは、最近本を書いといたけども、やはりポピュリズム。人気を狙って、とにかく勇ましく。今は中国も韓国もそうだけどね。「とにかく日本と戦ってでも島を取るぞ」みたいに向こうは煽っているけど、日本のマスコミは平静にしていて客観的報道しかしないので、君らは不満で、しょうがないだろうけどさ。
そらあ、煽ろうと思えば煽るのは簡単だけど、向こうは戦争する気満々なんだからさ。まあ脅しかもしれないけど、もし無人島の取り合いで本当の戦争が起きて、何百万人もまた死ぬようなとこまで拡大するんだったら、馬鹿げたとこもあるからね。だから、ポピュリズムに対して警戒してるのは、朝日だって読売だって一緒なんだよ。
そして、そのポピュリズムの傾向としては、大阪の橋下は、いちおう怪しい。右翼っぽい動きはしてるけど、あのポピュリズムは根が浅い。芸人的に人気ネタで取ろうとするポピュリズムが多いので、ちょっとあれは怪しい。疑似ヒトラーみたいなのが出やすい雰囲気にはなってるので、そういうのを抑えるのはマスコミの仕事だからね。
——今、日本は中国から侵略戦争を仕掛けられる可能性が非常に高い状況にあります。本当に日本が滅ぶかもしれないという国難に直面しているなかで、日本を 守っていくためのマスコミの姿勢というものが必要です。その、あるべきマスコミの方向性は、今、私ども幸福実現党が訴えている路線と、おそらく合致するべ きなんです。
渡邉——うーん……。だけど、君らの意見をそのまま単純に聞きすぎると、主戦論にしか聞こえないところがあるから。
——決して主戦論ではなく、備えを固めなければいけないという国防論です。
渡邉——どこまでやればいいかの議論は、厳しいものはあるわな。正直言って俺たちも、その先を 読みかねているんだよ。大川さんの言ってるのは、ある程度当たってはいるけど、「オオカミが来るぞ」と言いすぎて、みんながあんまり身構えすぎて、オオカ ミが本当に来てしまってもいけない。
もうすぐ、総書記に習近平がなるんだろうけどね。本来は日本の新聞社もテレビ局も、少なくとも年明けぐらいまでは"ご祝儀"で、習近平をいいように伝えるのが普通なんだけどね。今回は幸福の科学のほうから習近平について警戒するものが先に出て、マスコミのほうがそうとうそれに洗脳されてるから(笑)。 「手放しで歓迎できない」っていう感じは、もう伝わってるのよ。それで君たちの使命は、もうすでに、ある程度果たしているんじゃないかな。俺たち、手放し で100パーセント持ち上げることはできないよ。
「大衆紙」読売としては、極端なことは言いにくい
——お話を伺っていると、この世の渡邉会長と、かなりご意見の違うところがあるように思います。この世の渡邉会長は「日本は侵略戦争をしたということを、 共通認識として持たないといけない」とか、「靖国参拝を首相がしてはいけない」とか「君が代の歌詞が古くさい」とか、いわゆる左側のスタンスの話もされて います。守護霊さんとご本人の意識は、かなり違うと考えていいんですか。
渡邉——いや、俺は元・共産党だからさ。君らは若いから、その気分が分からないだろうけど、戦 後っていうのは、左翼が、「戦争に反対してた」ということで、すごく持ち上げられた時代であって。アメリカ進駐軍も、日本の国家神道的な右翼体質を排除す るために、わざと左翼を流行らしたとこもあるのよ。共産党の洗礼は、若い人たちは、ほとんど受けてるのよ。当時は、それが平和勢力だと、みんな信じ込んでいたんでね。俺も学生時代から若い社員時代、それに乗っかった時期があった。
それが、肉体本人のほうにも、若いころに入っているんでね。その部分、今、突つかれると、きついんだけど、青春の原点のなかに共産主義的なものを吸収してしまったというのは確かにあるのが一つ。あとは、老人の繰り言ではないけど、「また同じような悲惨な目に戦争を知らない世代が遭っちゃいけない」と思っ て、予防線として言っていることが、中国の主張と同じように聞こえてる面もあるかもしらんけどね。
——経済政策面でも、ご著書で「社会保障こそ最良の投資だ」と書かれているように、左っぽいところが出てきているのかなと。これは、世界最大の新聞の論説を決めてらっしゃる方ですので、非常に影響が大きいと思うのです。このあたり、もう少しいい方向に行かないものでしょうか。
渡邉——うーん……。いちおうね、(読売は)大衆紙としてのイメージは持ってるのよ。朝日はクオリティ紙としての意識を持っていて、インテリとして理論的に批判しなきゃいけないみたいな感じを持ってると思うんだけど。うちにもインテリはたくさんいるけど、いちおう大衆の心は忘れないようにはしようとしているのでね。これを"読売ポピュリズム"と批判されると、ちょっと困るんだけど……。
でもね、厳しいことを言うと、新聞取らなくなるからさ。生活保護を受けてる人でも読売新聞取ってもらわないといけないわけよ。分かるかなあ。やっぱり、 一千万人の心を集約しないといかんからさ……。極端なことを言いにくいんだよな。産経さんなんかのほうが強気じゃないの? 「もう部数なんかどうせ減っていくばかりだから、いくらでも言いたい放題言ったほうがいい」という感じでいいけどさ。読売は、「押さえ込んだもんは放さない」という寝技型で押さえてる からさ。ちょっとつらいんだよな。そのへん、まあ、許してよ。
大川総裁は「現代のソクラテスか、ドラッカーみたいな人」
——一頃は、「大連立をつくってやっていこう」ということで主導されていましたが、今後、政界をこうしたら日本がよりよくなるとか、そういうビジョンはないんでしょうか?
渡邉——これはね、さすがに俺、年取ったかなあ。もう86歳は、ちょっとねえ。特に国際情勢や国際経済のところについては不可解な部分が増えてきて、先の見通しがもうひとつ分からんので、これもう、大川隆法さんのほうの仕事に移したほうがいいかもしれないな。
——幸福の科学、あるいは大川隆法総裁については、どう思われているんでしょうか。
渡邉——もう三十年近くやってるから、一定の信用は出てきつつあるかなとは思うし、大学は学部 は違うけど後輩には当たるんだろうけど、俺の印象としては、現代のソクラテスみたいな人なんじゃないかねえ。あらゆる問題について疑問を呈して突っ込んで、答えを出そうとしているだろう? マスコミも実はソクラテス的でなければならないんだけど。ソクラテスは、あの世や霊界の話までしてるからね。この世的な人間も批判して、あの世的なことも言えた人だから、それを統一できるだけの自信と自覚があったんだろう。
そういう意味では、マスコミ的には、最も怖い目を持ってると思う。だから、何とか沈めたいっていう思いで、ときどき"魚雷"を発射してるところもあるんだけど、でも、"魚雷"を発射しつつも尊敬はしてる感じがする。
ある意味で、ドラッカー的な人かなという感じもするんだ。経営学者じゃないけど、視野の広さが、文明全体を見渡すような目を持ってらっしゃるので。
——新しい未来に向けて、今、読売新聞と共同戦線を張れる時代に来ているのではないかと思います。
渡邉——うーん……。やっぱり君たちが頑張れよ。もう読売は無理だ。大きすぎるから、あんまりいろんなとこへ配慮しすぎるので、もう、できないな。新進勢力こそ、強くパーッと押していけるので。
幸福の科学はねえ……すごいよ。これ、宗教という定義には当たらないね。宗教ではあろうけど新しい何かだね。「サムシング・ニュ」ーだね。学園や政党にも手を出してるけど、考え方から見ると一貫性というか連携性はあるとは思うよ。世直しという意味ではつながってる部分は、まさしく根幹の部分を攻めているので。いずれ大きな勢力になってくるんだろうなあと思うけどね。
ただ、その前に、嫉妬で潰されないように気をつけたほうがいいよ。もう千冊も本出したんだろ? 十字架に架けられるぞ。あの映画(「神秘の法」)ではそうなったけど、あんなの自分でつくるもんじゃないよ。自分でつくったら、「やってくれ」って言ってるようなもんだからさ。
まあ、この「ナベツネ先生・天界からの大放言」(の本の広告を)、読売が載せるか載せないかは、すごく難しい。俺に対する忠誠心や、人事権が発動されるかどうかを見ながらの判断だからさ。読売全体の責任と、あんまり思わないでくれよ。
やっぱり、広告がいろんなとこに載ろうが載るまいが出していって、日本の文化、サブカルチャーの部分を変えていって、実際上、宗教国家に土壌を変えてしまえば、言論のスタイルは変わってくると思うね。少なくとも、君らが習近平体制に対して勇猛果敢に戦ってるのは、本来、マスコミがやらなきゃいけないことだっていうことは、俺たちは感じてるよ。本来やらなきゃいけないんだけど、習近平の実像にそこまで迫れないんだよ、取材の限界があってさ。大川隆法が言うようなとこまで、読売の記者が現地取材して書いたら、それはもう殺されてるよ。霊言しかできない。だから、すごいとは思うよ。
過去世は、ある財閥の源流に関係が
——最後に、過去世のご活躍を明かしていただけるところがあれば、お願いできればと思います。
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