タイムテーブルとにらめっこする日が続きました。
大会が重なってしまう事はこれまでもけっこうあってそんな時どこに行くか俺の中には基準があって、それは応援が一番少ない子のところに行ってあげる事。
ある選手の保護者の方に初めての県大会で誰も知っている人がいない中、知っている人を見つけられて少し表情が和らいだと言われた時はこんな俺でも役に立てたと思えたし、何より自分自身その子の気持ちが痛いほどわかりました。
この舞台が長いストーリーの1ページ目の選手も、通過点の選手も、そして終着駅の選手もいる。
今の俺には見届ける事しかできないけれどみんなの悲願が果たされることを競技場のどこかで静かに祈り続けています。
全国大会に行くにはタイムを切らなきゃいけないし、関東大会のためには順位が必要。
予選、準決、決勝…二種目出場する選手もいる。
気象条件も関わってくるしどこでアクセル全開で行くか選択肢が多い選手は悩んでしまう事も多いと思う。
けどその選択肢は君が今日までたくさん努力をして手に入れた宝物。
大会が心配だったり不安な子は、これまで一生懸命努力をしてきた証だよ、その迷いや苦しみさえも君を強くしてくれる。
そして最後に家族やチームメイト、指導者の方々など選手に関わる全ての人へ。
誰かを精一杯応援できるという事はその子が活躍してもしなてくもそれだけですごく幸せな事だと思います。
違う道を進む事を決めた俺の声はどんなに大きく叫んでももう届く事はないから想いを届ける事ができる人は晴れ舞台を選手と一緒になって最後まで戦い抜いてきてください。