2015/2/25 公開
2017/2/12 更新
2018/2/26 更新
2019/5/25 更新
千葉県中学陸上年間スケジュール
http://www.c-jac.jp/page/a/05/index.html
東京都中学陸上年間スケジュール
http://www.tokyoctr.com/
好評につき中学生版も作成。
※日程は確定分以外は例年の流れから。2019年度は変更になる事もあります。
中学生は夏の全国大会出場がなにより一番の目標。
他のスポーツと同じように地区大会→都県大会→全国大会と勝ち上がり方式です。
それ以外の大会はそこに向けた練習試合という意味合いが強くなってきます。
また中学生は大会参加に標準記録が必要な場合があるので自分の"公認"記録もしっかり把握しておきましょう。
特筆すべきなのは夏の都県大会が2回あることですかね。
これによって毎年様々なドラマが生まれます。
(ここでは東京都・千葉県の流れを説明しています。他県は少し違ってきます。)
熱い夏を目指して~全国大会への道~
中学生は4~5月の大会・記録会で前日までの調整方法や当日のアップのパターンなどを確立していきます。
また部活動が盛んな学校にいる選手はまずは学校の代表になることが第一ステップ。
特に全学年共通種目もあるので下級生は周囲を納得させるだけの成績を残しておくことも大切です。
※中学生は学校の代表として選ばれます。部活動や学校生活も大切に。
東京都
地域別陸上競技大会 5月中旬&6月中旬
参加条件…1種目各中学2名/1人2種目まで
多摩・区部に分かれて行われます。
学校の代表として走れなかった選手の想いも背負って。
泣いても笑っても一発勝負。
自分の力を100%出し切って次のステージへ。
都大会進出条件…地域別で標準記録突破/100m,200m,400m,ハードル順位上位者/シード権保有選手
※シード権…前年度入賞者は都大会からの参加になります。また前年の小学生の全国予選で都大会標準記録を突破した新中学一年の選手にも同様にシード権が与えられます。
東京都中学校総合体大会 7月1週/江戸川※2019年度は上柚木
都大会第一戦。
炎天下の中で予選、決勝と数本を安定して走れるタフさが必要。
全日本中学校通信陸上 7月4週/上柚木
都大会第二戦。
悲喜こもごもの全国ラストチャレンジ。
優勝しても全国へ届かず悔し涙ということも…。
長距離種目は一発勝負のタイムレース決勝。
いつものライバルたちが一丸となり全国へ挑戦する姿は感動必須!
千葉県
千葉県は4~6月に支部記録会・県記録会が各地で行われ標準記録を突破すれば県大会に進出できますが…その標準記録は東京都に比べるとはるかにレベルが高いです。
県大会進出条件…支部記録会・県記録会で標準記録突破/突破者がいない場合は各支部記録上位者
全日本中学校通信陸上 7月1週/県総合
千葉県中学校総合体大会 7月4週/県総合
千葉の場合は通信が先に開催され、この間の週に支部総体がありここがラストチャンス。
標準記録突破は大変ですがチャンスはたくさんあり、ぎりぎりの7月まで可能性が残っているのが千葉県陸上の特徴です。
また千葉県大会出場できる種目は1種目だけなので全身全霊を込めてその種目に挑むことになります。
関東大会進出条件…各種目3名(東京・総体及び通信記録上位者/千葉・通信記録上位者)
全国大会進出条件…都県大会で標準記録突破
標準記録はこちらを参考に。
https://blog.goo.ne.jp/b-jac/e/86849ad0cb954279360064d9df7ba48b
関東大会 8/8,9山梨
関東8都県の対抗戦。
自分の都県の代表として、大選手団の応援を背に大舞台で輝け!
全日本中学校陸上8/21~24
毎年持ち回りで行われ今年は大阪府で開催です。
~秋~次世代の主役を目指して
共通種目が多く3年生が主役になる事が多い夏の大会が終わると秋は学年別の大会が多く行われます。
ジュニアオリンピック10/11~13/等々力
日本陸連が主催するジュニアオリンピック(JO)はクラブチームからも出場ができる生まれ年別(早生まれは下の学年)の全国大会です。
公認大会で標準記録を突破すれば出場できますが全中入賞レベルの記録が必要になります。
また種目数も少ないため各都県たった一人の枠をライバル達と争うことになります。
JO参加条件…標準記録突破/突破者がいない場合はJO最終選考会優勝者(千葉)9/1(東京)9/1
秋の都県大会
千葉県新人戦10月1週/県総合 参加条件…支部新人戦で標準記録突破/突破者がいない場合は各支部記録上位者
東京都支部対抗陸上10月3週/駒沢 参加条件…連合陸上の結果から各支部男子21名、女子17名以内の選手が選出
3年生は中学陸上最後のトラック勝負。
1,2年生は活躍すれば強化指定選手として冬の練習会や合宿に呼ばれます。
また入賞者は来年度の都大会シード権が獲得できます。
秋でトラックシーズンは終わりますが長距離はここからロード・駅伝シーズンへ。
東日本女子駅伝(11月2週)、全国都道府県対抗駅伝(1/13,20)の代表選手(各3名)は年間の活躍及び選考レースの結果から選ばれます。
全国中学駅伝予選(11月1週千葉/3週東京)、東京都の中学2年生は市区町村対抗の東京駅伝(2月1週/味スタ)もあります。
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何で普通の習い事の一環として教わっている陸上が、部活との兼ね合いが大変なのか。
どうしても理解できなかったのですが、学校の代表として限られた人数しか出場できないからなんですね。
好きな種目にエントリーすれば出られる小学生の大会とは、全く意味が違っているのですね。
実力はもちろんのこと、学校生活など普段からの行いが伴わなければ、選ばれる人にはなれないんですね。
チャンスを与えてもらうのではなく、自分でその機会さえも作り出せるようにならなくては、きっと全国を掴むことができないんでしょうね。
さらにその恵まれたチャンスを無駄にしないよう、全力で取り組んできちんと結果を出すことが、大きな道へと繋がっていくんですね。
一発勝負の大会なんて、想像も出来ないほど大きなプレッシャーですね。
子供の普通の市民マラソンのスタート時でさえも、見守る方はただでさえ緊張して手に汗握るのに。
そんなのは比較にもならないですね。
あ~想像するだけで、もう胃が痛くなってきた。
でも、だからあんなに必死に努力し懸命に闘っているんだと、ようやく理解できました。
身近にそんな素敵な中学生がいることを誇りに思いますね。