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13日(月)午後10時25分の番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」。
この日の主人公は、芦毛の怪物と呼ばれた伝説の名馬「オグリキャップ」だった。
通常この番組の主人公は、職人的な仕事人のプロが登場する。
もちろん、人間さまである。
今回は、かつて地方競馬から日本中央競馬会を席巻した芦毛の競走馬が主人公、これは異例中の異例であろう。
特別企画「ただ、ひたすら前へ 競走馬・オグリキャップ」とのタイトルだった。
芦毛の馬とは、一般に灰色の毛並みの競走馬。
印象に残る芦毛の名馬は、「シービークロス、タマモクロス、ホワイトストーン、ビワハヤヒデ、クロフネ、ヒシミラクル、ゴールドシップ」など。
地方笠松競馬場でデビューした競走馬。
その頃の馬主さんは、小栗孝一さんだった。
小栗さんは、恵まれない家庭環境のなかで育ち、事業で成功し笠松競馬の馬主となって手に入れた芦毛の競走馬。
その馬にオグリキャップと命名。
「オグリキャップに自分の人生を重ね合わせ、期待を寄せていた」とのこと。
ブラッドスポーツと呼ばれる競走馬の世界、血統で開花し血統で育ち血統で進化するサラブレッド。
ところが、オグリキャップの血統は二流の血を受け継いだもので・・・俗にクズ馬呼ばわりの競走馬。
同馬の父は、現役時代に活躍のなかった血統ゆえにそのように卑下されていたのであろう。
取引価格は500万円だったとか。
笠松競馬のデビュー戦。
厩舎に入って調教が積まれる中で関係者たちが、思わずこの馬には競走馬として開花する光るものがあると見出したらしい。
首をグーンと沈めて走る姿が印象的だったとか。
その走りでは・・・ナリタブライアンが印象に残っている。
笠松のデビュー戦は2着、その後2連勝して再び2着。
次走から破竹の8連勝を飾って、地方では向かうところ敵なしの競走馬に成長していた。
中央競馬移籍問題が出てから、馬主の小栗孝一さんは、いろいろと考えに考え抜いた末に同馬を中央に移籍することを決断された。
残念ながら、当時は中央競馬の馬主登録がなされていないから、中央競馬移籍後は他人に譲渡しなければならなかった。
譲渡の条件として、せめて同馬の名前ほどはそのまま残してほしいと・・・。
その条件で中央にデビュー。
何と、ペガサスSから毎日王冠まで重賞を6連勝。
芦毛の怪物の片鱗をみせていた。
同年の天皇賞(秋)2着、JC3着後の有馬記念では、ついに中央競馬のG1レースを制覇。
その翌年以降、マイルCS、安田記念などのG1を制覇。
中央移籍後、丸3年目の有馬記念では、天皇賞(秋)6着、JC11着から奇跡の復活走があった。
引退レースとなった有馬記念、武豊騎手が乗り替わりオグリコールの響く中、1990年有馬記念を制した。
恐るべきオグリキャップの勝負根性、まさに芦毛の怪物として今日まで長らく伝聞されている。
二流の血統馬が、デビューから中央の名だたる血統馬を次々と抑え込み、中央競馬を席巻した舞台裏。
その過程について、調教師、騎手、馬主など多くの競馬関係者のインタビューを交えたドキュメンタリー番組が堂々と放送された。
多くの競馬ファンを魅了したオグリキャップ。
その実像に迫るとても見ごたえのある番組だった。
見終えて、ハングリー精神の同馬の軌跡に触れることができ感銘を受けた1人でもある。
残念ながら、その仔たちが華々しく活躍をすることはなかったが、今は孫の活躍が期待されているとのナレーションで番組は終了。
特別企画で競走馬が取り上げられ、思わず嬉しくなって見入っていた。(咲・夫)
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[追 記]~番組内容~
今回は特別企画!伝説の名馬・オグリキャップが主人公だ。「ブラッドスポーツ」といわれ、血統が重視される競馬の世界。“二流”だったオグリキャップは、次々とエリート馬たちを倒し、有馬記念などG1レースを4勝。名実ともに、サラブレッドの頂点に上り詰めた。
なぜオグリキャップは、血統や生まれ育った環境などの“格差”を乗り越えて活躍できたのか。今回、調教師や騎手、馬主など徹底取材。「名馬の流儀」に迫る。
(出典:NHK公式HP 抜粋)
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ダブポチ行脚中です。
オグリキャップ・・・
印象の強い馬でしたね。
亡くなった父が芦毛のお馬さんが好きだったので
尚更だったかもです。
satochinは・・・
逃げ馬が好きだったのでやはり思い出は
サイレンススズカですね。
武さんと結構相性の良いお馬さんでした。
フェブラリーステークスは・・・
ゴールドドリームを軸にと思っています
いい馬でしたね。
天皇賞(秋)、当然逃げ切りと思っていましたが・・・。
不運なことでしたね。
芦毛の馬は印象に残りますね。
ゴールドドリームは、M.デムーロ騎手も絶好調ですから・・・怖い1頭です。