咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
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映画「フレンチ・コネクション」・・やはりいいね

2013-05-09 19:27:15 | レビュー
 昨日午後、NHKBSにて放送されていた1972年制作のこの映画、これまでに何度見たことであろう・・・。秀逸の作品というものは、色あせることのない作品であり、答えが分かっていても“ドキドキ”感がよみがえる。

 特に最近のCGが駆使された映画などは、どこまでが本物でどこからがCGか・・などと、そちらの方に気がいってしまう。あの当時の映画は、体を張った演技(スタントマンの活躍もあるが)とか、脚本がシッカリしているとか、内容も濃くて色あせないからとてもいい。

 この映画は、「マルセイユとニューヨークを結ぶ麻薬取引のルート(通称“フレンチ・コネクション”)」壊滅を目指すニューヨーク市警麻薬対策課の刑事の活躍が、ドキュメンタリータッチで描かれているから、より引き込まれるのかも知れない。

 そして、当時映画館で観終わったあと、実在しているニューヨーク市警麻薬対策課の二人の刑事が、実際にフランスからの麻薬密輸を摘発した事件がモデルになっていたと分かり・・・これだから、迫力があったものと感動したことを想い出した。

 通称“ポパイ”と呼ばれたドイル部長刑事のジーン・ハックマンと相棒のラソー刑事を演じるロイ・シャイダー、二人の名優の最高の演技に大いに魅了される。ニューヨーク地下鉄(地上を走っているところ)とその下の路面で車を飛ばして狙撃犯を追う“ポパイ”、そのスピード感にハラ、ハラ、ドキドキ。

 また、押収したアメ車(リンカーン)を解体し、麻薬を探す名シーン。いくら探しても見つからない・・・。しかし、ラソー刑事が車体重量の不一致に気づいて、ついにポパイたちが麻薬を発見、そして、マルセイユのボス、アラン・シャルニエを演じるフェルナンド・レイに罠を仕掛ける。

 そのフェルナンド・レイの大物感漂うマルセイユのボス、表の顔はフランスの実業家。この敵役が最高にいいから、この映画をさらに際立たせていると思いつつ・・再三観賞。

 島にある廃墟における麻薬取引現場、そこに踏み込んだニューヨーク市警が、犯罪者を追い詰めていくが・・・。ポパイがシャルニエを追って、廃墟に銃声が1発鳴り響いて、この映画は終わってしまった。

 とても余韻の残る最後のカット。当時、シャルニエを仕留めたのか、逃したのかいろんなことを想像させられたものである。この映画が成功したら、続編を制作しようとのシーンだったのかも・・・。

 ところが、「第44回アカデミー賞に8部門でノミネートされ、作品賞、 監督賞、 主演男優賞、 脚色賞、編集賞の5部門を受賞した」とのこと、続編が3年後に制作された。

 その続編、15日(水)午後1時からNHKBSにて放送。

 是が非でも、もう一度見よう(夫)

[追 記]~概要~
 実在したニューヨーク市警の刑事と、実際に起こった麻薬密輸事件をもとにした小説を映画化した傑作犯罪アクション。フランス・マルセーユで刑事が殺され、時を同じくしてニューヨーク・ブルックリンではポパイと呼ばれるドイル刑事とその相棒が麻薬の売人を逮捕、販売ルートを洗い出そうとしていた。やがてこの二つの事件が大きな犯罪ルートに結びつく。アカデミー主演男優賞、作品賞、監督賞など計5部門に輝いた。
【出演】ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー、フェルナンド・レイ ほか
(出典:NHK公式HP 抜粋)



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