咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

坂の上の雲・・・・NHKTV

2009-12-03 23:06:02 | レビュー
 楽しみにしていた“坂の上の雲”第一話の放映、あまりのスケールの大きさに驚き、出演者の皆さんが気持ちのよいくらい、役柄に溶け込んだ演技に圧倒された。


 最近のNHKのドラマ作りは、益々完成度が上がり見ごたえのあるものが多く・・・・・うれしい!! 


 三百年も続いた徳川幕府の武家社会を崩壊させた明治維新、近代国家へと変遷し欧米列強国に屈しないよう、日本人が真剣に生きていくなか、貧乏であるけれど、学問に対する純粋なまでの意欲と情熱を傾ける主人公たち・・・・・・・・・。


 国家のために身を挺する少年のような心、近代国家としての明治という時代に、真剣に向き合って一生懸命生きた人々が、描かれており熱いものを感じた・・・・・これが本当の日本人だったと。




出展:NHKHP



 早速、愛読の“産経抄”にも引用されていた。
 「明治維新で没落して貧窮にあえぐ士族の家に生まれた少年は、小学校にも中学校にも通えなかった。「学問をしたい」と念じながら・・・・・・」

 「陸軍士官学校、海軍士官学校がいずれも「無料」でなかったら、秋山兄弟の日露戦争での活躍はあり得なかった」

 「授業料一切無料の国公立学校を設立してはどうか。「親の事情で格差社会のドン底に落とされた子供たちに無限の夢を与えると思う」とフランス文学者の提言。」」

 「かつての日本には、学業優秀な貧乏学生を救う、もう一つの手だてがあった。学費の面倒をみる地元の資産家や、「書生」として、東京の自宅に引き取って、学校に通わせてくれる政治家や財界人の存在だ。」

 「・・・・以前の日本人は、今とは比べものにならない格差社会のなかで、なんとか希望の灯火(ともしび)を消さないよう懸命だった。そこから生まれた知恵に、今こそ学ぶべきではないか。」との結び。
 出展:産経新聞抜粋



 まさに、力強く生き、日本の近代化を導いた先人たちがいたからこそ、今の日本があることに感謝したい。


 先日の予算見直しの“仕分け作業”について、このこと事態は評価すべきも、“何もかも一緒”にした発想で「その効果は?」「数字で示して?」「1位でなくてもいいのでは?」と。


 無駄な組織、同じような団体への予算配分と天下り・・・・・・これらに対する見直しと仕組みの改変は大いにすべきこと。


・・・・が、世界に名だたる科学技術立国としての日本を埋没させるような、仕分け作業には納得いかないものがある。ノーベル科学賞受賞者が一斉に立ち上がり、首相に直談判のニュースは爽快であった。


 鳩山さん・・・・・母上からの小遣い○○億円を科学技術振興にでも充てて、若い科学者育成基金にでもされたら・・・・・・・歴史に残りますよ!!


 科学技術・研究の分野に一朝一夕の成果と結果を求める考えこそ稚拙であり、今までの幾多の成果と発見は、若い科学者が日夜を問わず努力した結果である・・・・・・なんでこんなことが分からないのかと?


 国家の防衛戦略や外交問題もしかりであり、仕分け作業になじまないもの・・・・・と。


 明治の時代を一生懸命生きた本当の日本人であるならば、国家戦略をもって仕分け作業に臨んだものを・・・・・・・残念。


 すべての日本人が、“坂の上の雲”を見られたら・・・・・・・・!!

 語りの”渡辺謙”もよい・・・・・・。(夫)




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2 コメント

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同感! (フックのママ)
2009-12-03 09:27:31
中谷です。名前上記に変えました。”坂の上の雲”我が家でも楽しみにしていました。幕末から明治、大正とその時代を生き抜いた人々の事を知るにつけ当時の人達のヴァイタリティーに改めて驚かされます。日本はどこで行く道の先をまちがえてしまったのでしょうか?何でも周りと同じにしようとする教育現場、特に公立の教育現場がもっと充実しないと!来年は待望のお孫ちゃん誕生予定とか。おめでとうございます。色々忙しくなりますね!我が家のブログにもコメントいつも有難うございます。
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ありがとうございます (咲とその夫)
2009-12-03 14:27:15
 おっしゃるように、いつから日本という国は、道を間違えたのか・・・・ですね。
 我が家でいつも話しています・・・・・家庭教育・学校教育・社会での教育がどこかおかしいと。
 先進国で先生を尊敬しない国は、日本くらいのようですね。
 家庭では、祖父母を、親を尊敬し、学校では、先生を尊敬し・・・・・そして、先人を尊敬するようにと。
 尊敬に値する人になれるようそれぞれが努めたいものですね。(咲・夫)


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