咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

アルゼンチン共和国杯・・・この一頭

2011-11-06 14:54:54 | スポーツ
 5日(土)、京都10R「花園S」は、物凄く残念だった。当方イチオシのウインドミネーターがスタートでもたついて、隣のパルラメンターレに先手を主張され、終始パルラメンターレの番手を追走。
 相手筆頭のプリンセスぺスカ、今回は早めからの競馬。先団が4コーナーから直線に入ると逃げるパルラメンターレをウインドミネーターが捉えて先頭に躍り出た・・・良しよし。

 すると、外から詰めてきたプリンセスぺスカが馬体を併せて、ウインドミネーターを交わしにかかった・・・そして、交わして先頭へ。
 渋太く食い下がったウインドミネーターの外から、物凄い勢いで追い込んできたブービー人気のアグネスミヌエットがゴール手前クビ差交わして2着に上がった・・・当方、イチオシの馬券的中が水泡に帰した瞬間。

 さて、本日の京都10R、当方が最も応援しているミキノバンジョーがオープン入り後の初出走
 久々の1200m戦が、ちょっと気がかりながら、末脚を爆発させて突き抜けてくれることを願っている・・・直線の短い内回りコースでも。
 鞍上の武豊騎手も前走のテン乗りで力のあるところが分かったので、うまく騎乗してくれるものと期待している。

 ところで、本日は東西で重賞レースが組まれており、「アルゼンチン共和国杯」では、オウケンブルースリが前走のレースぶりと今週の最終追いで復調気配が濃厚の模様・・・となると、イチオシで狙いたい。そろそろ、走り頃かと思われるもので

 「攻めが実践に直結するタイプ。今週は時計、動きとも上々。いい頃の状態に近づいている。東京の二千五百は合っていると思うし、58.5キロなら、克服してもらわないと・・」と、コメントの音無秀孝師。

 相手筆頭は、オウケンブルースリと同様に前走の京都大賞典では好位追走から鋭く伸びて、力のあるところを示した⑱ビートブラック。陣営も叩き良化タイプの同馬なら期待も大きいとのこと。

 今回は大外に回ったので、じっくりと追走し府中の長い直線を大外から一気に追い込んで上位に絡んでくれるものと・・・。

 ハンデ頭のオウケンブルースリに次ぐ58キロの斤量の④ナムラクレセント、天皇賞(春)では出遅れながら2週目の向正面で先頭を奪い、渋太く粘ってヒルノダムールに0秒3差の3着と踏ん張った実力派。鉄砲駆けもあるので、ここは侮れないものと思っている。

「スムーズすぎるぐらいスムーズだった。しっかり乗り込んでこれたし、馬格があるのでハンデ(58キロ)もこなせるはず」と、コメントの福島信晴師。

 前走は57.5キロのトップハンデの⑪トレイルブレイザー、タイム差なしの2着と惜しい競馬。今回は、2.5キロ減の55キロでの出走なら上位陣とそれほど差はないとのこと。菊花賞、天皇賞(秋)とG1連勝とただ今絶好調の池江泰寿師の管理馬なら、見逃すことは尚更できないだろう・・・。

 そのほか、東京芝コース2-2-0-1と好相性の⑥カリバーン、ただ、デュランダルの仔なものでこの距離が持つものか・・・ちょっと不安もよぎる。

 「転厩馬で比較がつかない面もあるが、追い切りに乗った鞍上は好感触を得た感じ。実績からも通用する力はあるはず」と、コメントの鹿戸雄一師。

 穴候補で②ネコパンチの逃げ粘りがあるか。また、渋太い競馬が身上の⑮コスモラピュタも入れておきたい。

予想レース


 東京 11 R ⑫ ⇔ ⑱  ⑫ ⇒ ④⑪⑥②⑮    ウマタン7点。


 結果やいかに・・・・・・・・?  (夫)

[追 記]
 京都メインは、⑥エスポワールシチーで断然のレースとの下馬評。追っかけ馬⑧ワンダーアキュートと①インバルコも出走、それらに④ニホンピロアワーズが絡んでくるものと思われる一戦。




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京都・花園S・・・この一頭

2011-11-05 10:48:48 | スポーツ
 昨日は、とても11月とは思えないほどの暖かさ、ところによっては夏日であったとか・・・小春日和を通り越して異常なほどの気候であった。

 今日は、その反動で雨の地域も多いらしいが、京都競馬場では最後まで天気が持ってくれないかな・・・。

 一昨日の山登りで今になって足の方が少々痛む、寄る年波には勝てないもので若い時分よりも後になって出てくる。そういえば、腰や肩の方も張っているような感じであり、ザックの重さが今になって応えてのかも。

 さて、今週の競馬の方は、G1レースが中休みとなっているが、明日の日曜日にはちょっと面白いレースが東西で見られそうである・・・これはちょっと楽しみ。

 本日の予想の方は、東西及びローカルのメインレースよりも手を出したくなったレースが、京都準メインに組まれておりこちらを狙ってみたい。そのレースに500万下、1000万下をマイペースで逃げ切って連勝し、今回斤量も2キロ減の55キロで昇級戦に出走の⑤ウインドミネーターを狙いたくなった。
 ただ、同系の面々との兼ね合いが問題であるが、スタートセンスがいいので鞍上がうまくやってくれるだろう。

 今回、乗り替わった和田竜二騎手ならと期待している。前走まで連勝の岩田康誠騎手が③フォーティファイドに騎乗するためなのか・・・ウインドミネーターの方を選択しなかった岩田騎手はどうなのかとも思ったが、それでもウインドミネーターをイチオシで狙いたい。

 「ここにきて集中力が出てきた。ロングスパートができるし、速いペースでも逃げられる馬。後続に脚を使わせる展開に持ち込めれば」と、コメントの古川助手。

 相手筆頭は、距離・コース共に相性のいい同枠の⑥プリンセスぺスカを狙いたい。前走もこのクラスで0秒3差の2着に食い込んでおり、ここのところ2、3着のレースが続いている。陣営もスムーズな競馬をすることを願っており、外から被されることのないように・・・とのこと。

 このクラスを勝利している①マイネルオリベスク、前々で競馬ができる同馬にとって外国人騎手の鞍上と最内枠はレースがし易いみたい。今回は、先週から短期免許でやってきたフランスの第一人者I.メンディザベル騎手、その剛腕が炸裂するかと・・・。

 「本来は叩き良化だが、久々の割に具合はいいし、満足できる仕上がり。外国人騎手の時に走るし、うまく立ち回れれば」と、コメントの奥平雅士師。

 そのほか、ウインドミネーターと同系の④パルメンターレ、鞍上には3日のJBCクラシックではスマートファルコンで堂々の逃げ切りの武豊騎手、今回はどのようなレースを見せるものか。ノドの手術後調子もよくなっているとの陣営。

 東西リーディング争いから目が離されない主役の福永祐一騎手が騎乗する⑩エアぺイシェンスも侮れない1頭である・・・。同じくリーディング争いの渦中にある岩田康誠騎手が選択した③フォーティファイドからも目を離せない1頭。好位追走から最後の直線で突き抜けることも・・・。

 穴候補でこの距離2-1-0-5、このコース3-0-0-4と悪くない⑬テイエムドンマイ、昇級戦となる3歳馬であるが・・・馬場が渋ってもOKなもので。

 人気上位の⑭クリュギストについては、トップハンデの57.5キロと久々を嫌って切ってしまった・・・。


予想レース


 京都 10 R ⑤ ⇔ ⑥①   ⑤ ― ④⑩③⑬ 
          ウマタン4点及びウマレン4点。
     

 結果やいかに・・・・・・・・?  (夫)



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今週の追っかけ馬(11月6日)

2011-11-04 23:40:30 | スポーツ
 3日(木)も山に行ってきた。その夜、グリーンチャンネルにて「JBCクラシック」の実況放送を観戦。馬券の方は、購入できないもので・・・もっとも、高速を走って地方競馬の場外発売所に出向けば買えるが。

 スマートファルコンとトランセンドのどちらが先手を主張するか興味もあったが、武豊騎手が先手を主張し、藤田伸二騎手のトランセンドが番手追走。深いダートの大井競馬場の4コーナーから直線に向くとスマートファルコンが引き離しにかかった。

 トランセンドが懸命に追い込みをはかるが、なかなか差が詰まらない。ゴール前1馬身まで詰めたところで・・・万事休す。スマートファルコンは同レースを連覇し、鞍上の武豊騎手は同レース5連覇。

 今週の追っかけ馬は、3頭が出走する・・・頑張ってや

[日曜日の追っかけ馬]
京都10R ミキノバンジョーが出走予定。
 前々走、前走と好レースをしている同馬。今回も鞍上に「JBCクラシック」5連覇の武豊騎手が騎乗・・・これは心強い限り。前走、好スタート後、中団からやや後方の内側でキッチリ折り合って追走、4コーナーから直線に向くと徐々に押し上げ内側に素早く入り、残り200mを切ったあたりから鋭く抜け出しそのまま押し切る強いレースだった・・・ウマタン少々いただく。

 同馬には、デビュー時の短距離戦から5戦目、後方待機策から最後の直線で繰り出した物凄い末脚に惚れて応援するようになった。その時以来、久々の1200m戦となる今回の同馬、ここはオープン戦となる昇級の第一戦。ハンデ戦でもあり斤量も54キロなら、強いのが2、3頭いるも今ならいいレースを期待できる・・・内回りの直線の短いコース、鞍上がうまくやってくれるだろう。

 また、最終調教の栗東ポリトラックコースも、さすがのいい動きだったように思われるので・・・オープンもキッチリと勝利し重賞制覇を願っている。


京都11R インバルコ、ワンダーアキュートの2頭が出走予定。
 インバルコの前走は、短期免許の切れる最後に天皇賞を奪取したN.ピンナ騎手が好騎乗で、フリソを2分の1馬身抑えて勝利した。今回、若手の北村友一騎手が騎乗し、重賞レースのここは、一戦級がいる厳しいメンバーとなるが、同騎手も先週少頭数のメンバーで大ホームランをかっ飛ばすなど、好騎乗が目立っており面白い存在になりそうである。
 また、2週連続大きな、大きなG1レースを連勝している池江泰寿師、ここも一丁・・・と狙ってくるのでは


 5ヶ月半ぶりとなるが、久々を感じさせない力強い動きとのワンダーアキュート、目指すはJCダートと、陣営も力の入る一戦らしい・・・前走のような走りを期待しているとのこと。

 「時計はナンボか速かったが、これだけ走れるのは仕上がりがいいから。これまでトータル(全体時計)的に物足りないところもあったしね。6ハロンから行ってラストも12秒台なら上々といえるじゃないかな」と、コメントの佐藤正雄師。

[今週の大橋厩舎]
土曜日:新潟10R コイスキャーレ、京都2R シゲルカカオ
日曜日:京都7R ミキノクレシェンド、京都8R カタンジャレ
    京都10R ミキノバンジョー、京都11R ニホンピロアワーズ

 ミキノクレシェンドの前走はいい走り、今回走れば本物だろう・・・減量騎手器用で好レース必至。
 ミキノバンジョーと ニホンピロアワーズには・・・大いに期待している。


(山登り・・いいね)

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お疲れさん・・・メイショウベルーガ

2011-11-03 22:31:40 | スポーツ
 30日(日)の第144回天皇賞(秋)、5枠10番に入ったメイショウベルーガは、スタート後いつものように後方から追走していた。1000m通過タイム56秒5の超がつくハイペースであったことが要因なのか、久々が堪えたのか、3コーナー手前でメイショウベルーガが競争を中止し、ラチに向かって歩む姿があった・・・レース後のレーシングビュアーをよく見ると。

 レース中の実況で同馬が競走中止と聞いて、思わず予後不良という最悪の4文字が頭の中を駆け巡った。ところが、右前繋靱帯(じんたい)不全断裂を発症したとの情報であるが、幸運なことに命に別条がないとの朗報・・・当方も追っかけ馬であったことからも安堵した。
 
 同馬のレースぶりは、中団から後方馬群を追走し3、4コーナーから追い上げて最後の直線では、芦毛のキラキラと光る馬体で鮮やかに追い込みを決める姿が目に焼き付いて応援してきた。

 特に2010年10月「京都大賞典」、ドリームフライトの大逃げで会場を沸かせた同レース、中団からやや後方を追走していたメイショウベルーガは、4コーナー手前から徐々に動き、直線に向くと先頭を伺う脚いろで先団に詰めてきた。

 ゴール手前の直線では、ついに先頭に踊り出し大外から追い込んで来たオウケンブルースリとの叩き合いを制して1着でゴールイン・・・。

 その京都大賞典の勝利もあって、同馬は次走のエリザベス女王杯で2番人気に支持されていた。最後の直線ではアパパネを交わすも、内を突いた外国馬・スノーフェアリーにうまく立ち回られたが、日本馬では最先着の2着を確保していた。

 この二つのレースは忘れられない・・・本当に良く走った同馬

 2日(水)、そのメイショウベルーガが、繁殖牝馬として余生を送るとの明るいニュースには、関係者の方々もホッとされたことであろう。当方もよかった、よかったと胸を撫で下ろすことができ・・・うれしくなった。

 いい仔を沢山産んでほしい。長い間、本当にお疲れさまでした。

 ところで、昨年の京都大賞典でメイショウベルーガの2着に敗れたオウケンブルースリ、その後不調が続いたが、前走の京都大賞典では復調が見受けられそうな3着に入線した。今週はアルゼンチン共和国杯に出走予定となっており、ここで何とか頑張ってくれないものかと・・・最終調教などをチェックしておきたい。

 また、本日は大井競馬場で地方・中央交流戦「JBCダート」が行われ、注目はクラシックに出走するJRAの「トランセンド」と「スマートファルコン」の2頭。
 どちらに軍配があがるものかと・・・これはこれで、興味も尽きない。

 スマートファルコンがトランセンドを抑えて逃げ切った・・・トランセンドも最後は詰めたが。(夫)

[追 記]
 天皇賞・秋で右前繋靱帯(じんたい)不全断裂を発症しメイショウベルーガ(牝6、池添)は引退することになった。「繁殖に行けるのがせめてもの救い。子供を取りたいと思っていたからね。今週金曜あたり、牧場に返します」と池添兼雄師。通算35戦7勝。
 主な勝ち鞍は10年日経新春杯(G2)京都大賞典(G2)。


(2010.10 京都大賞典 メイショウベルーガ)

参考資料:サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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池波小説・・・堀部安兵衛

2011-11-02 22:47:30 | レビュー
 「人ひとり、生まれ出でてより死ぬるまで、それぞれに生くる道は、永く、けわしく、めんどうなものでございますが・・・・死ぬるときは一瞬でございますな」

 「いかにもな・・・」

 「人は必ず死ぬるもの、でござりますな」

 「それが身にしみてわかったか?」

 「はい。私も和尚様も、一日一日と死につつあるのでございますな」

 「それで?」

 中略

 「ゆえに・・・人は、死ぬるつもりで生きなければならぬ、と思い至りました。このことは、いつもいつも、菅野の叔父から申し聞かされていたことでございますが・・・それが、そのことが、今日はじめて・・・・」

 「人生の極みとおぼえたか」

 「はい」

 この一遍は、主人公・中山安兵衛が義理叔父・菅野六郎左衛門の助太刀をして、村上兄弟やそれを助勢した中津川祐見一党を相手にした史上に名高い「高田の馬場の決闘」に勝利した後、重傷で林光寺に担ぎ込まれた義理叔父・菅野六郎左衛門の最期を看取った安兵衛と道山和尚との会話である・・・。

 死というものが、常に身近にあるこの時代、池波正太郎小説には必ずといっていいほど、人の死についての記述が多分に書き込まれている。そして、そこから人が生きるためにいかにして個々の人生を送るのか・・・などが、生き生きと書き込まれており、いつも感服しながら読んでいる。

 我が国も戦前までは、死と言うものが身近にあったことで、人々は懸命に生きていたと思われる。ところが、戦後60有余年、身近に死と向き合うことの少なくなった現代社会では、懸命に生きるということが忘れられようとしている。

 さて、堀部安兵衛こと、中山安兵衛については、高田の馬場の決闘に助太刀をして名を馳せたことで、赤穂藩浅野家の家来・堀部弥兵衛に請われて養子となった。後に藩主・浅野内匠頭長矩が江戸城で刃傷に及んだことから、赤穂義士の一人となった・・・程度、の知識しかなかった。



 今回の小説では、主人公・安兵衛が元服前の頃から物語がはじまるが、父は越後国新発田藩溝口家家臣・中山弥次右衛門(200石)である。母は安兵衛を産んでまもなく死去、嫁いでいる姉たちがいる・・・。

 厳しい父から連日剣術の基本を教わるが、どちらかというと読み書きの方が好きであった・・・幼少時代。ところが、ある時突拍子もない事件が起こり、父が一身に罪を受けて切腹して果てる。

その間際に安兵衛に対して・・・
 「中山弥次右衛門。何事にも見苦しき、いいわけはせぬぞ」

 絶叫するや、腹から抜いた刀の切っ先を喉のあたりへ当てがい

 「や、安兵衛・・・・」

 「し、死ぬるをおそれるな。死ぬるはおそろしきものでないこと、父はいま、はじめて知っ・・・・」

 と、絶命したその父の死を胸に秘め、14歳の安兵衛は後日父の汚名を晴らすため出奔する。そして、流浪するうちに若き日の剣客・中津川祐見(後に高田の馬場で決闘)に助けられる。

 その後、一人の女性を巡り中津川祐見と敵対し、彷徨っているうちに菅野六郎左衛門に出会い、安兵衛の生き様や人間らしさを気に入り叔父・甥の関係になる。

 また、安兵衛はさまざまな人たちとの関わりの中で、剣術修行にも打ち込んでついには堀内源左衛門の門弟になった。そして、天性の剣の才能により堀内道場で頭角をあらわすようになり、後に四天王となる。人間的にも大きく成長し、その間に赤穂藩士である奥田孫太夫とも親交を深める。
 そして、些細なことが発端となって起きた高田の馬場の決闘で、義理叔父・菅野六郎左衛門の助太刀をすることとなる。

 その後、堀部弥兵衛に執拗に請われて弥兵衛の一人娘「幸」の婿養子となって、播州赤穂藩・浅野家に仕えるが・・・・・。
 この小説に触れたことで、堀部弥兵衛の生き様を垣間見る事ができた瞬間である。

 小説の世界であり当然フィクションの部分も多彩であるが、池波小説の世界に誘われ秋の夜長を満喫している・・・相も変わらず。

 それが、また楽しいひと時でもある。(夫)


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競馬の話・・・パドック解説

2011-11-02 21:50:21 | スポーツ
 JRA競馬中継番組を観ていると次のレースに出走する競走馬たちがパドック(下見所)に出て、各厩舎のスタッフに連れられて隊列よろしく周回が始まる。

 その周回の模様を中継用TVカメラが、1頭、1頭を舐めるように画面に映し出す。すると、それに合わせるように中継局のアシスタントの女性が馬体重を発表し、競馬評論家や競馬記者などの解説者が各馬の動きに併せて各競走馬の出来上がり具合を簡潔に解説する。

 一通りの解説が終わるとパドックの画面は、切り替わって他場のレースが中継される・・・3場で開催されていると概ね10分間隔で、パドックと本馬場でのレースが中継される。全場の全レースを検討することは不可能であり、決めたレースのみ検討することとなる。

 その目まぐるしい模様を解消するため、競馬専用チャンネルのJRA・グリーンチャンネルでは、今年の7月から1チャンネルはパドック専用チャンネルに変更。もう1チャンネルはレース優先チャンネルとなった。

 このパドック専用チャンネルでは、周回する競走馬の様子をじっくりと映し出し、さらに返し馬の模様も放映するものだから現地に行っているような気分に・・・。



 ところで、パドックの放映では、その日出走する各馬の調子の良し悪しについて解説し推奨馬を上げている。その際にいろいろな言い方で、中には専門用語などもあるけど、簡潔明瞭に解説している・・・解説者によって特徴もあるが。

 先日、リビングで競馬中継を見ていると、次のような解説があった。
 「今日の○○○(馬名)は、前回見たときよりも、前の出(前肢の一歩)が固く全体に覇気がないです」とか・・・。

 「今日の△○▲は、最終調教がしっかりできており、トモの張りもあって全体のつくりがいいです。今回は大丈夫でしょう」とか・・・。

 「今日の○×○は、まだもう一絞り必要でしょう。全体にゆるいです」とか・・・。

 「今日の××▲は、プラス15キロでも馬体が戻ったのでしょう。太め感はないですから今回はいいです」とか・・・。

 そのうちに次のような表現の解説があった。
 「今日の▲●×は、肌艶(はだつや)も良く皮膚も薄く、後肢の踏込も強いのでいいでしょう」と・・・。

 「今日の△△▲は、前向きさが見られません。トモの送りも甘いです」と・・・。

 すると、キッチンの片隅で干し柿の準備をしていた家内が偶然、耳にしたらしく。
 「何、馬に前向きさがあるとか、ないとか。肌艶がいいとか、悪いとか言っているが、前向きさなんてどうして分かるの・・・」と、さらに「馬の気持ちが分かるのかね・・・」と

 当方も思わず笑った。「パドックで周回している馬を何度も見ているプロの人にとっては、それぞれの競走馬がレース前に行う一挙手一投足の微妙な変化を見つけて解説しているんだろう」と・・・答えた。

 「確かにパドックを何度も眺めていると今日はこの馬やる気があるとか、あまりやる気がなさそうだとか、第一印象で分かるような気もするよ。でも、その通りにならないところが面白いところだけどね。解説のプロの人たちでもその通りにはならないからね」などと説明すると、家内も笑っていた。

 あの天才・武豊騎手でも地方競馬に出向き、パドックで競走馬を見て馬券を買っても全く当たらないと・・・ある番組で語っていた。
 なお、JRAの馬券は購入することはできないが、地方競馬は購入できるらしいので、地方競馬でのことらしい。

 いかに当日の体調がよくてもレースにおける展開とか、思わぬハプニング(コンマ1秒以下の世界)などで実力をうまく発揮できないことも大いにあるのが競争馬の世界。そこが面白いところでもある。
 パドック解説者の見解は、あくまでも参考意見であり、それ以降は自己責任の範疇であろう。(夫)


[追 記]~競馬用語~
●パドック
 各競馬場では発走前に当該レースに出走する馬が、装鞍所からここに入り、この中を厩務員にひかれて周回する。下見所ともいう。ファンはここで馬の状態を観察できる。本馬場にむかう前に騎手が乗り、ひと回りする。
●返し馬
 パドックから本馬場に入場してきた馬が、発走時刻まで馬場のあちこちに散ってする足ならしのこと。いわば馬のウォーミングアップ。
●トモ
 馬体を大きく2つに分けて前躯〔ぜんく〕、後躯〔こうく〕と呼ぶが、その後躯のうちの腰部、臀部、後肢のこと。


(出典:JRA 公式HP抜粋)

参考資料:サンスポ、大スポ、JRA 公式HP、JRA-VAN NEXT他

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咲の部屋・・・干し柿

2011-11-01 22:57:30 | 日記
 先日、ある道の駅にて、「柿祭り」があり、富有柿の上物や渋抜きの西条柿など多種類陳列。干し柿用の西条柿の袋には、柿を吊るすヒモなども同袋にセットされて販売されていた。必要な物が揃い、これはとても嬉しい心遣い

 お正月には我が家も賑やかになるので、干し柿でも用意しようと「干し柿セット」を買った。その他とても大きい富裕柿も欲しくなりちょっと多めに購入・・・。

 早速、干し柿づくり作業開始。みごとな40個の柿の皮を剥ぎ、ヒモに吊るす。(等間隔に柿を取り付ける作業)さすがに“道の駅”ご自慢の「干し柿セット」でした。
 柿がヒモに吊るしやすいように枝もT字型に残されている・・・ヒモから落ちないように昔からの知恵。

 私の子供の頃、秋の終わりには、近所の各家の軒下に干し柿が吊るされ、雪が積もる頃になると干し柿がお茶菓子替わりであった。柿の皮を剥きながら懐かしい故郷を思いだした日である。


(つぶの揃った柿)



 うまく出来上がることを願っており、目の届く範囲に吊るしているもので、防カビに神経をとがらせておきたい。

 その横には、例年のとおり先日収穫した“鷹の爪”の一部も軒先に吊るしているが、真紅の色合いがとても綺麗・・・・我が家の“鷹の爪”は滅茶苦茶に辛いですよ。




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