咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

コスモオオゾラ制覇・・・弥生賞

2012-03-05 22:55:25 | スポーツ
 前日からの馬場の悪化も稍重まで回復した中山競馬場において、皐月賞トライアル「弥生賞」のファンファーレが鳴った・・・。

 各馬一斉にスタート

 当方、イチオシのアダムスピークは、好スタートを切って外から早めの5、6番手につけて追走。ところが2コーナーから向正面にかかるところで、外から他馬に押し込められている。そして、3、4コーナーでは、スローの流れの中を馬群が凝縮し、アダムスピークは相変わらずブリスアウト、サイレントサタデーなどに封じ込められる厳しい展開・・・。

 直線に向くと馬群が一瞬開いたところから、前回のように抜け出すかと思われたが、今回はハジけることができなかった。終始ゴチャつく競馬で本来の力を発揮することができないまま終わってしまった。一体、どうしたのだろう・・・0秒5差の8着に沈む

 相手筆頭に上げていたトリップは、終始内の3、4番手からうまく追走し、最後の直線では内から抜け出しをはかるが、さらに好位から勝機を伺いながら、追走していたコスモオオゾラが鋭く抜け出しをはかり、トリップをキッチリと抑えての勝利。
 3着も当方の相手候補のアーデントが入線するも、肝心要(かんじんかなめ)のアダムスピークが・・・あ、あ、あ、あ。

 2番人気のフェノーメノは、終始後方から追走して大外から末脚を駆使するも、スローの流れの稍重ではここまでであった・・・6着。

 鞍上の柴田大知騎手は、“してやったり”の好騎乗で、2着馬に1馬身4分の1の着差をつけて勝利・・・勝ちタイムは2分03秒9。

「鞍上の柴田大知騎手、本馬を管理する高橋義博調教師ともに本競走は初制覇」とのこと。

 桜花賞トライアルもストレスの残るレースであったが、皐月賞トライアルもご同様になってしまったとは・・・情けないね。(夫)

[追 記]~レース後のコメント~
1着 コスモオオゾラ 柴田大知騎手
 「一所懸命になるタイプなので、折り合いだけ気をつけて乗りました。道中も上手にハミを抜いて走っていました。反応もよかったですし、前も開いてくれたので一番いいタイミングで抜け出すことができました。本番もがんばりたいと思います」

2着 トリップ 田辺裕信騎手
 「1コーナーに入るときに少しハミを噛みました。しかし、ペースがスローでいいポジションを取れました。直線もそれなりに伸びてくれましたが、一瞬でスッと交わされてしまいました。今日は切れ味の差で負けましたが、この馬は間隔があいていたので次は上積みが見込めると思います」

4着 ソルレヴァンテ 後藤浩輝騎手
 「未勝利を勝ったばかりのみで、前走とは違った形の競馬をしながらよく伸びてくれました」

6着 フェノーメノ 岩田康誠騎手
 「馬はすごくよくなっていました。前走と同じく前で競馬をしていれば、と思います」

7着 メイショウカドマツ 藤岡佑介騎手
 「ゲートの中でのび上がったときにスタートしてしまいました。前半無理して行った分、4コーナーまで大事に乗りすぎたところがありました。このクラスだともっと早めに後ろの馬に脚を使わせる競馬をしないといけませんね。馬の具合はよく、このぐらいの馬場がちょうどいいです」

8着 アダムスピーク 内田博幸騎手
 「道中のペースが超スローになってしまいました。もう少し流れて、スムーズな競馬ができればまた違った結果になっただろうと思います。4コーナーではおしくらまんじゅうのようになって、馬がかわいそうでした」

9着 ジョングルール 三浦皇成騎手
 「ゲートで立ち遅れてしまいました。4コーナーではゴチャついて、スムーズな競馬だったらいいところはあったと思います」
(出典:JRA-VAN NEXT 抜粋)



参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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第49回弥生賞・・・この一頭

2012-03-04 14:31:00 | スポーツ
 まさか、ジョワドヴィーヴルが3着になるとは、少なくとも2着は外さないものと思っていたが・・・一体、どうしたものだろうか。全く、デビューから2連勝の力強い動きが見られなかった。それでも、本番にはキッチリと立て直しをはかるものと思わざるを得ない・・・。

 2着に入線のエピセアロームは、大外から相変わらず折り合いも悪そうに追走していたが、3、4コーナーから大外を徐々に押し上げて、直線に向くと脚いろもよく先頭を伺うかと思って観ていた。すると、さらにその外からハナズゴールが、エピセアロームに馬体を併せたかと思う間もなく、一気にゴールを目指して突き抜けた。

 この日のC.デムーロは、ここまで3-0-2-4と絶好調であったから、その勢いをメインのここでも如何なく発揮したものと思われる。

 内から馬群を割ってジョワドヴィーヴルが追い出しをはかるも、全く伸びないからどうしたものだろうか・・・多くのファンの落胆が悲鳴になっていた。 

 さて、本日のクラシックトライアル・弥生賞の一戦、前走の重賞レースでは、終始好位の内から追走し直線半ばで、内から抜け出しをはかるも前が詰まっていた。それでも一瞬の間、馬群が割れたと見るや一気に追い出しをはかり、そのまま突き抜けていた⑫アダムスピーク、これは間違いなく強い勝ち方である・・・。

 最後の直線に坂のある阪神コースで2戦2勝なら、同じようなコース形態の中山の最後の坂でも苦も無く突き抜けるものと期待している。

 「放牧先から変わらず帰ってきたし、いつも通りの調整。今週にビシッとやって、これで仕上がると思う。ケイコより実践の時の方がきれいな走りをするし、素直でセンスもいい。輸送をしてもそうイレ込むタイプではないと思うので、力を出せると思う」と、コメントの大井助手。

 クロフネ産駒の②トリップは、前走のラジオNIKKEI杯で1番人気に押されていたが最後の直線で・・・伸びもなく0秒5差の4着。

 今回の最終追い切りでは、ジョワドヴィーヴルなどとの3頭併せであったが、とてもいい動きであったとのこと。ここは、何としても3着以内を確保して皐月賞への優先出走権を取りたいとの陣営・・・おのずと力が入ってくる。

 最終調教がバッチリとの⑧フェノーメノ、前走も楽に抜け出して馬群を引き離す強い内容。芝二千の持ちタイムは上位にあるので・・・好勝負間違いないものと思っている。

 また、体が締まって動きも違ってきたとのことなら期待も高まる1頭

 昨日のC.デムーロ騎手の活躍は驚異的なものであったが、本日騎乗の⑮エキストラエンドも侮れないものと思っている・・・鞍上のツキもあって。

 「使うごとにセンスの良さを感じる走りを見せている。まだ成長途上の段階だが、ここで結果を出せれば、先々が楽しみ」と、コメントの清山助手。

 そのほか、持ちタイム一番の④アーデントは、重い馬場もOKなので、また同枠の⑤コスモオオゾラも重い馬場も大丈夫なので心強い・・・本日は馬場の回復があっても、下は渋っているだろう。


予想レース


 中山 11 R  ⑫ ⇔ ②⑧ ⑫ ⇒ ④⑤⑮   ウマタン7点を追加。

         ⑫ ⇒ ②④⑤⑧⑮ ⇒ ②④⑤⑧⑮   3レンタン1着固定は購入済。 
    
      
 結果やいかに・・・・・・・・?  (夫)



 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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久々に予想・・・WIN5

2012-03-04 14:30:44 | スポーツ
 3日、中山メインのジョーカプチーノは、最内枠からスッと抜け出すものと思っていたら、行き脚がつかなかったようで、後方からの競馬となった・・・万事休す。

 最後の直線では、内のゴチャついたところから追い出しをはかるも、掲示板確保がやっとであった・・・久々で重い馬場が残ったのが敗因かな。期待が大きかっただけにショックも倍増のレースであった。

 さて、久々にWIN5予想をブログに掲載するかな・・・先週は大いに泣いたもので、ちょっと頑張らなくてはならない。

 京都10Rは、ここは実力なら上位の①ミッキードリーム、この距離4-2-2-1、阪神コース3-1-0-1と相性も抜群ならそろそろアタマで狙えるものと期待。
 もう1頭は、前走の鳴尾記念では、後方からメンバー最速の一気の脚(33秒3)で際どい2着の⑧ショウナンマイティもゴール前突き抜けるか・・・。

 中山10Rは、勝ち星、勝率とも一番の横山典弘騎手。ならば、今回騎乗の⑤クリュギストは狙うべきかと思われる。
 当方の追っかけ馬で叩き2戦目の①グリッターウイング、2着が多いがそろそろ単で抜け出さないかと・・・鞍上が心強いもので。敢えて、1番人気の⑨ドレミファドンを切って臨みたい。

 中京11Rは、スムーズに流れに乗ればいい脚を使うとの⑪スマートギアを狙いたい。さらに前日売りの人気も手ごろなもので、丁度いいと思っている。
 終始際どいレースの⑰ダノンバラード、新装になった中京で最初の重賞を奪取する可能性は最右翼と思っている。

 阪神11Rは、心房細動からの復帰戦の仁川Sに出走の④ゴルトブリッツ、晴雨を問わない好レース必至の休養明けの同馬。
 当方の追っかけ馬が2頭出走するも、阪神コース2-0-0-1と好相性の⑪ソリタリーキングを狙いたい。鞍上も同馬に騎乗しここ阪神で勝利しており・・・これはいいね。

 中山11Rは、内も厳しいところから馬群を割って勝利の⑫アダムスピーク、同馬の勝負根性に惚れてしまった。
 逆転の一番手には、前走のレースで人気を背負いながら案外であった②トリップ、このままでは終われないものと今回は期待できる。


予想レース


 「阪神10R」 ①、⑧

 「中山10R」 ①、⑤

 「中京11R」 ⑪、⑰

 「阪神11R」 ④、⑪

 「中山11R」 ②、⑫

      WIN5・・・・・32点。


 結果やいかに・・・・・・・・?  (夫)


(最北端のサルの親子・・・映画「日本列島」抜粋)

 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他


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第7回オーシャンS・・・この一頭

2012-03-03 11:09:00 | スポーツ
 スティーヴン・スピルバーグ監督作品の「戦火の馬」が2日(金)全国一斉封切となったが、評判は大層なものである。各紙でも評価がうなぎ上りの感があり、馬好きの当方にとっては何としても見逃すわけにはいかない映画。
 来週あたり、観に行かなければと思っているが、アカデミー賞にノミネートされるも賞はもらえなかったようである。

 映画館に出向く際には、ハンケチが必要とのこと・・・当方らのように涙もろく、感激屋には特に。

 さて、競走馬のレースの方は、この二日間ともに重賞レースがそれぞれ、各2レースずつ組まれている。中京競馬のグランドオープンであるがあいにくの空模様のようで、各競馬場ともに渋った重い馬場でのレースとなりそう・・・。

 阪神競馬場で開催のチューリップ賞、⑤ジョワドヴィーヴルと①ジェンティルドンナの一騎打ちと見込んでいたが、ジェンティルドンナが中間に熱発のハプニングがあったとのこと。それでも、大丈夫との陣営であるけど、ちょっとどうかと思っている。

 ならば、⑭エピセアロームを相手筆頭に変更。同馬は、前走も大外枠の8枠16番で折り合いを欠いたとのこと。ところが、今回も大外枠8枠14番に入ってしまったことが気がかりであるも、そこは鞍上の浜中俊騎手もうまく切り抜けるかと思われる。

 ジョワドヴィーヴルとエピセアロームのウマタン折り返しを買って、馬場の悪い中をジョワドヴィーヴルがどのような競馬をするものかじっくりと観戦したい・・・。

 中山競馬場で開催の重賞レースの「オーシャンS」、願ってもない枠に当方の追っかけ馬が入っている。これは、狙わない手はないであろう・・・馬場の悪化のみが気掛かりながら、先手必勝の好枠なもので。

 最近は脚質もバラバラながら、今回1枠1番に入ったジョーカプチーノ。陣営も前走の敗因はなんだったのだろうとのことであるが、前走より1キロ減の57キロなら好スタートで、後続を振り切ってもらいたいところである。いずれにしても馬場は内も外も荒れているので、ラチ沿いの最短距離でうまく運んでもらいたいところ・・・。

 3ヶ月の休養で馬体も立て直されたようなので、鞍上の内田博幸騎手なら、うまく競馬をしてくれるものと大いに期待している。

 「帰厩後はコース中心に切り替えて鍛えてきた。前走の敗因がつかみ切れないけど、体の使い方が柔らかく、歩様もスムーズで具合はいい。次につながる走りを見せてほしい」とは、陣営の巻き返しを狙ってのコメントと考えている。

 相手筆頭は、馬場の重・不良で好レースの牝馬・⑩エーシンヴァーゴウを思い切って狙ってみたい。斤量も前走の56.5キロはさすがにきつかったのか、休養明けでいいとこなしであったが、今回は1.5キロ減の55キロなら、56キロのカレンチャンより恵まれている。

 鞍上も思い切ったレースをする田辺裕信騎手なら心強い・・・。

 「前走は包まれた分、折り合いを欠いて走る気をなくしたみたい。中山は経験済みだし、リラックスして走れば差はない」と、コメントの小崎憲師。

 実力は一番手と誰もが認める⑬カレンチャン、ところが今回は斤量56キロが引っかかる・・・牡馬換算で58キロなもので。それもパンパンの良馬場であればいいけど、今回は荒れた馬場の上に重い渋った馬場になるものと思われるので・・・そこらあたりが不安。

 昨年の覇者・③ダッシャーゴーゴー、安田隆行厩舎カレンチャンとの2頭出しの1頭である。体調もアップしてきているとのことで、鉄砲1-0-1-1と悪くない戦績。

 「本格化したようで、今までの冬のシーズンの中では、最もいい状態にある。大型馬でも久々を苦にしない」とは、陣営のコメント。

 そのほか、重・不良でも苦にしない⑨グランプリエンゼル、前走出遅れながらも力のあるところを示した④ツルマルレオンも入れておきたい・・・。



予想レース


 中山 11 R  ① ⇔ ⑩③⑨  ① ⇒ ⑬④ 

               ちょっとヒネッて・・ウマタン8点。
       
 結果やいかに・・・・・・・・?  (夫)


 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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今週の追っかけ馬(3月3日・4日)

2012-03-02 22:29:22 | スポーツ
 今週末あたりから徐々に暖かくなりそうとのこと。花粉もそろそろ飛び交っているらしいから、花粉症の人たちにとっては辛い季節となる・・・。

 いよいよ、3日(土)は、中京競馬場がグランドオープン。その日のメインレースは「中京グランドオープン」と命名の特別戦が組まれている。
 準オープンのダート千四で実施されるが、「中山競馬場ダートコースに次いで傾斜がきつい坂が設けられた。ラスト220mはほぼ平坦。なお、ダートコース全体の高低差は3.4m。最後の直線距離は410.7m。従来よりも98.7m延長され、東京競馬場に次いで二番目の長さとなった」とのことで、ローカル色を払拭すると思われる。こうなると中京競馬場のグランドオープンは、俄然楽しみとなる・・・。

 一昨年の2歳女王で、昨年のチューリップ賞を圧勝しクラシック候補一番手でありながら故障したレーヴディソウル。その後、秋のエリザベス女王杯で復帰し復帰2戦終了後、再び故障発生によりこの度引退が決まったとのこと・・・とても、残念である。

 いい仔をたくさん送り出してもらいたい きっと、クラシック戦線で活躍するものと期待されるであろうから・・・。

[土曜日の追っかけ馬]
中山11R ジョーカプチーノが出走予定。
 前走の京阪杯、ちょっとスタートが悪かったのか、スタート後押し上げて番手からの追走。4コーナーから直線を向くと先頭を伺うかの脚いろであったが、斤量58キロが最後はこたえたのか、直線半ばでは伸びを欠いていた。
 
 中山コース1-0-1-0と相性もよく、千二の距離4-0-0-3と得意な同馬。中山千二も持ちタイムは、カレンチャンを抑えて最上位にある。今回は、斤量がカレンチャン56キロに対してジョーカプチーノの57キロは優位に働きそうであるから、好スタートを決めてそのまま押し切ってくれないかと・・・鞍上に期待。

 「3ヶ月ぶりでも十分に乗り込んで好仕上り。あとは荒れ馬場の中山がどうか。パンパンの良馬場がいい」との注文もつく陣営のコメント。

[日曜日の追っかけ馬]
中山10R グリッターウイングが出走予定。
 千八ダート戦3-6-2-0、中山コース0-1-1-0の同馬。昇級戦の2戦では、0秒1差3着、0秒5差3着と頑張っており、メンバーも準オープン卒業目前と思われる面々なら好レースが見られ、同馬の走りにも期待できる。

 さらに得意の千八で、ここ一番の鞍上・岩田康誠騎手を確保しており、負けられない一戦と思われる

阪神11R スタッドジェルラン、ソリタリーキングの2頭が出走予定。
 今回のスタッドジェルランは、初距離、初コース、さらに初の鞍上・北村友一騎手と初物尽くしの一戦となる。
全レースの着順5-9-3-6と余りにも2着が多く、出世が遅れていた同馬。重馬場4-2-1-1、不良馬場0-1-0-1と力のいる馬場でしっかり走っているのでダートの深い初の阪神コースも大丈夫と思われる。

 ただ、最終調教で3歳のOP馬に2馬身2分の1・・・遅れが気にかかる。

 一方、ソリタリーキングは、1000万下、1600万下を連勝していきなりのJCダートの強力メンバーによる一戦。中団の内から終始追走し最後は徐々に伸びているが・・・さすがに厳しく、0秒6差8着であった。

 阪神ダート2-0-0-1、この距離0-1-0-1、パンパンの馬場より稍重、重などの馬場で活躍しており、この時期であれば昇級戦でも好レース必至と思っている。

 鞍上は、当方もしっかりと応援している和田竜二騎手、前回の騎乗時にはここ阪神で1着の実績があることは心強い・・・ファイト。

[今週の大橋厩舎]
  土曜日:中京2R タイガーシード、3R マッシヴヒーロー
      阪神10R マッシヴエンペラー
  日曜日:阪神1R テイケイフロックス、8R マウシャーレ

 今週は、武豊騎手が鞍上のテイケイフロックスが勝機到来か・・。



参考資料:サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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さむらい劇場・・・

2012-03-01 22:19:44 | レビュー
 「男というものは、それぞれの身分と暮しに応じ、物を食べ、眠り、かぐわしくもやわらかな女体を抱き・・・・こうしたことが、とどこおりなく享受できうれば、それでよい。いかにあがいてみても人は・・・・つまるところ男の一生は、それ以上のものではない。人にとって、まこと大切なるは天下の大事ではのうて、わが家の小事なのじゃ」

 これは、主人公・榎平八郎が慕っていた良栄和尚が、臨終間際に平八郎に申し伝えてくれと、小坊主に話した最後の言葉であった。無外流の剣の師匠である山本忠介が、良栄和尚の臨終の様子を小坊主づてに聞いたことを平八郎に話したものである・・・。
 無頼漢で通していた平八郎も最後は落ち着くところに落ち着いたことで、“男の生きざま”について良栄和尚がどうしても平八郎に言い残しておきたかったのであろう。

 この小説を読み終えると、著者がもっとも言いたかったことが、この言葉にすべて凝縮されていると分かる・・・大事な部分である。
 先般、政治家・小沢一郎元民主党代表が4億円疑惑問題で「自分は秘書にすべて任せており、常日頃から天下国家のことしか考えていない」との発言。ご本人にこの良栄和尚の臨終間際の言葉を送りたい。

 いつものように池波小説を買い求め、面白くて時間を作っては読み耽(ふけ)り、今再び読み返している。

 この小説の時代背景は、八代将軍徳川吉宗が将軍位について二十余年後が舞台となっている。既に読み終えた赤穂義士である「堀部安兵衛」は、五代将軍綱吉の時代、「男の秘図」の主人公・徳山五兵衛は、五代将軍から八代将軍の時代が舞台。
 その五兵衛が幼少の頃、徳山家とも関わりのあった堀部(中山)安兵衛が、高田の馬場での仇討を五兵衛は徳山家用人親娘に連れられて行って見ている。後年、安兵衛が討ち入り前に五兵衛と言葉を交わす場面がある。

 その徳山五兵衛が、実は榎平八郎の叔父との設定で、「さむらい劇場」の後段に現れて、平八郎に深く関わっていく。つまり、これら三つの小説群は、「堀部安兵衛」、「男の秘図」、「さむらい劇場」の順になっている時代背景にあり、それぞれの主人公が、随時次の主人公と関わりを持つといった設定。だから、読んでいて面白くなってきた。

 そのような構成になっているとも知らず、不思議にも連続して購入し読み漁ったものだから、全ての本を二度以上読み返す始末

 「男の秘図」の主人公・徳山五兵衛も妾腹の子、八代将軍徳川吉宗も妾腹の子、そして今回の「さむらい劇場」の主人公・榎平八郎も妾腹の子・・・。妾腹の子というハンデを背負った武士を主人公にした小説が多いように思える。

 榎家当主の軍兵衛が「御先手・鉄砲頭(おさきて・てっぽうがしら)」という役目につき、同時に長男・彦十郎が「新御番」入りとなったことで、お祝いの席が設けられた。三男である妾腹の平八郎と母は、離れた小部屋に据えられ、父・軍兵衛たちに黙殺されていた。

 酒席も華やいだころ、軍兵衛が平素から疎ましいと思っている平八郎を懲らしめるため、庭先で彦十郎と立ち合わせることとした。ところが、立ち合わせたところ彦十郎は、思いも及ばず平八郎に後れをとって敗れてしまった。そのまま、平八郎は夜陰に乗じて家を出て行く・・・。

 その後、軍兵衛が二人の家来と密議をして、赤大黒という闇の始末屋を使って平八郎を亡き者にしようと画策する。ある夜、平八郎は三人の浪人に襲われるが、これを助けたのが浜嶋友五郎という男である・・・。
 そして、主人公・平八郎は、紀州藩から将軍位についた八代将軍吉宗とその将軍に敵対する尾張藩・尾張中納言宗春との怒涛の渦中に巻き込まれていくのである。

 七百石の旗本の三男にありながら、将軍家に敵対する尾張藩に身を置く形となる平八郎の波瀾万丈の生きざまを垣間見ることとなる・・・実に面白い。

 この長編小説を読み終えると、まさに冒頭に掲げた良栄和尚の言葉に感銘を覚えざるを得ない。まさに池波文学の境地であり、いつもながら「人の生き死に」が克明に描かれており、人生勉強にもなるものと感心している。(夫)

[追 記]~あらすじ~
 酒と女に溺れ家中の鼻つまみものである榎平八郎は二十一歳。七百石の旗本の三男に生まれながら妾腹の子ゆえ家来にまで蔑まれている。ある夜女を抱いた帰途、何者かに襲われる。やがて、それは彼を疎む父親の命であることが判明する。
 徳川吉宗が将軍位について二十余年、いきいきとした時代を背景に、青年ざむらいが意地と度胸で、己の道を切りひらいていく姿を描く長編時代小説。
(出典:池波正太郎著「さむらい劇場」)

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