倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

音楽と医学のコンサート

2017年07月23日 | 音楽
面白いシンポジウムで
演奏させて頂きました。

17〜18世紀における
音楽と医学、鬱、の関係がテーマ。
ロンドン大学ゴールドスミス校で
教鞭をとる松本博士主催の
イヴェントでした。

プログラムは、
テーマに沿った曲と
その周辺の曲:

パーセルの歌曲:
Mad Bess ( Bess of Bedlam)
From rosy bowr's (薔薇の揺り籠から)
など。

17世紀の流行歌バラード
Tom of Bedlam
Mad Moudlin
New Bedlam

(リハーサル風景です。)


マレー作曲
膀胱結石手術の曲


〜マレーが実体験を曲にしたわけで、麻酔無しの手術、相当地獄だったはず!

本番は松本博士が用意して下さった映像付き。旦那ガンバ演奏兼朗読。仏語をひと言も話せないのに、録音を頼りに読むのを練習。大変な張り切り様で、弾いてる方が結構楽しんでしまったりするのです。


フレスコバルディ作曲
カッコウのカプリッチョ

フレスコバルディがローマで唯一オルガンが病棟にある病院でオルガニストをしていた時期にカプリッチョの曲集は書かれたそうです。きっと病人達は随分彼の演奏に癒されたことでしょう。カッコウの鳴き声一杯のこのカプリッチョ。結構弾きにくく、練習中あまりのカッコウの多さに気が変になりそうでした。


モンテヴェルディ
Ego flos campi
Quel sguardo
Pur ti mio

(リハーサル風景です)。

素晴らしい歌手に恵まれ
弾いていてウットリでした。


演奏会後は、
午後の講義も聴講。
とっても面白く、
もっと知りたくなる分野です。


この企画
日本でも9月に行われます。
演奏者は日本在住の方々です。
チェンバロは無いそうですが、
大変豪華なメンバーだそうで、
聴けなくて残念です!

こちらが情報:






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