倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

休む事の大切さ

2019年04月08日 | 音楽
ベルギーから帰ってきて
息つく間もなく
学校の試験の伴奏や
学生のコンサートの伴奏、
教える仕事に明け暮れた数日間。
そして
4月1日のヘンデルフェスティバルの
去年の優勝者ヘレンさんとの
コンサートの前日のリハーサルに突入。
所がリハーサルの後半
腕に痛みが走り中断せざるをえなくなりました。
無事翌日のコンサートは終了したものの
痛みが取れるまで
鍵盤を触るの禁止令を数日間
自分に出すはめに。
翌週に
BBCのラジオでの伴奏のお仕事、
ブランデンブルク3、4、5番の本番
チェンバロのソロの演奏会
と、3つも本番があって
気持ちは焦る一方です。

それでも
勇気を持って休むことにしました。
手が回復すれば
追い込みが出来るからです。

痛みが取れて
練習再開すると
心もリフレッシュされたのか
効率も上がりました。

いつも結構ラストスパート派なのですが
今回はギネスに挑戦な感じです。
ピーピー旦那に泣きついたら
ひとまず明日の本番に集中して
一つ一つこなしていけば良いと言われました。
確かに!
気持ちを落ちつかせて
冷静にならねば。

結局自分との闘いです。
休むことは本当に大切だと痛感している今日この頃です。




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伴奏者の旅 : ベルギー (その2) 3月

2019年04月08日 | 音楽
ベルギーから帰ってからみると
ヘンデルコンペのセミファイナル
学生の試験の伴奏
自分のソロの演奏会が
迫っていて、
呆然。
エロイーズさんにも
3月のコンサートには
スペイン歌曲を足したいと言われ
早速譜読み。
そして
自分のソロの演奏会が17日

ベルギーに発つのが 20日と
意味不明な強行スケジュールになってしまいました。

イギリスの音楽家生活がキツイのは
演奏会があっても
教える仕事を継続しないと
食べていけない点。
仏や、ベルギーの様に補助金が
音楽家に出ないからです。
20日も朝から教えて、夜ユーロスターで移動。
ベルギー滞在中は
教えの仕事を忘れられる分
幸せ度アップです。

今回はメンテに細心の注意をはらい
ツアー中は好調をキープ出来ました。
自家製米麹の甘酒や、おにぎり用材料持参🍙!





一回目のコンサートは、「羽根の王宮」にて



豪華な差し入れと、レセプション





2回目のコンサートは、お城で



3回目のコンサートは、アントワープのAMUZ 古い教会を改装したホール


素晴らしい音響です。

エロイーズさん、
歌手は身体が楽器ですから
さすがにリハ中は、
後半疲れてきて、声を極力セーブしていましたが
さすがの実力。
ステージでは常にエネルギッシュな歌で
お客様を圧倒していました。
私も今回は
体調管理に成功したので、
まん中の2日は、ブリュッセル散策も楽しめました。


せっかく頂いた素敵な花束は
暫くホテルの部屋を飾ってくれましたが、
持って帰れないので、
お掃除さんに差し上げ、パッキング。


無事お役目も終了。
ほっとしてロンドンに到着、、、
するやいなや
教え先の学校に直行。
夕方まで教え
翌日終日試験の伴奏
学生のコンサートの伴奏!
ロンドンライフに
ノックアウトされ
ブリュッセルでの一週間が
夢か幻の如く感じられる今日この頃。
早速魔法使いのマッサージ師さんの所へ。
2週間弱で仕上げねばならない楽譜達が
迫ってきております。
どうするんでしょうか?
我ながら絶句です。

〜続く 「休む大切さ」。


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伴奏者の旅 :ベルギー その1 (2月)

2019年04月03日 | 音楽
ヘンデル声楽コンペティションを通じて出会った
メゾ ソプラノのエロイーズ・マスさんの伴奏者として
ベルギーツアー🇧🇪にお供しました。
2月、3月を通して5箇所で演奏会。
彼女は昨年のエリザベート王妃国際コンクールの
声楽部門で5位に輝き
ジュネーヴでもカルメン役を歌うなど
今後が楽しみなメゾソプラノ歌手です。
お父様がスペイン人、お母様がフランス人、
イタリアに留学歴があり、
仏語、スペイン語、伊語、英語 ペラペラ。
ヨーロッパ人ってこういう点羨ましい限りです。

という事で多彩なプログラム。
ずっと歌いっぱなしは疲れるので、
ピアノソロ入れて欲しいと言われ、
プログラムの流れに合うソロも挿入。

Duparc L'invitation au voyage / La vie antérieur
Bizet. 3 Arias Carmen
Tchaikovsky 3月 〜 四季より piano solo
Massenet Werther
Mahler. Ich bin der Welt abhanden gekommen
Ravel. 2楽章 ソナチネ
De Falla Jota & Polo
Offenbach 2 arias from ペリコール


第一回目 ブリュッセル Flagy のホール

前の日もコンサートだったエロイーズと、
ヘンデルコンペの伴奏が前の週にあって
疲労困憊の私。
リハーサルの時は、
ゾンビのコンビでしたが、
本番は不思議なエネルギーが湧きます。
熱狂的なお客様にも励まされ
無事終演。


ここで2日間デイオフがあったものの
ひたすらホテルで休養。
ブリュッセル観光は次回に持ち越し。


第2回目 ブリュッセル 楽器博物館のホール

レセプション会場からの夜景とお土産に頂いたチョコ💕



首と肩の痛みに苦しんで買ったクリーム。
マイルドな香りも良いクリームですが
効き目もマイルド。

2月のプチツアー終了。
ロンドンに着いたその足で
かかりつけのマッサージ師の所へ。
首と肩、
いつもの魔法を使って治して頂きました。
メンテの大切さを痛感の旅となりました。







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