ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。
今晩は、色々と
イライラが重なって
眠れません。
もう日付けが変わってしまいました💧
🌌
きっと誰にでも
そんな夜があります。
頭の中を
様々なイガイガが
行き交い
目が冴えて
気分もトゲトゲ。
ラベンダーオイルを
枕に数滴。
こういう時は
意外に音楽を聴きたいと
思えません。
職業柄、解釈が気になったり
更に色々考え出してしまうからです。
好きな本を読んだり
雑誌を見たりして
気分が鎮まるのを
待とうと思います。
自分がこうして
今イライラしても
何の助けにもならないと
当たり前ですが
冷静に思えてきました。
明日は明日の風が吹いてくれることを
願って。
今年もフランスバロック音楽講習会で
講師兼伴奏者としてお仕事させて頂きました。
フランスバロック漬けの
濃い3日間!
場所は
ロンドン北部
ハイゲートに近い
ラウデダーレハウスです。
お庭が素敵!
フランスバロックのみならず
イギリスで第一人者の
バロックヴァイオリ二スト、
ロイヤルアカデミーの教授でもある
ニコレット・ムーネン先生と
一緒に室内楽の指導に携わり
私も大変勉強させて頂きました。
彼女は絶大な経験、技術、知識を
持ちながら
生徒に押しつけることは一切せず
常に生徒が自分で考えるように
導く教え方をなさいます。
チェンバロの生徒さんは
ケンブリッジで宇宙物理学の博士課程と
オルガンを両立しているE君。
エンジニアだけどバロックダンスマスターの
M氏。(チェンバロは初心者)
2人共多才!
秀才E君、
1を言って10を知ってくれるので、
教えるこちらが
ひたすら脱帽でした。
M氏もチェンバロは未だ不慣れですが
ダンスを熟知しているので、
こちらも教え易く
大助かりです。
歌手のコーチングでは
フランスバロックの
装飾法の講義も担当し
装飾のコンセプトを
説明させて頂きました。
途中突然頭の中が
真っ白になった瞬間もあり、
ちょっと焦りましたが、
熱心に聞いて貰え、
温かい生徒さん達で
ホッとしました💧
ラモーの権威である学者のサドラー氏の
トークもありの
豪華な講習!
ラモーがヴィヴァルディから
随分影響を受けている事を
立証して下さり
とても興味深い講義でした。
こちらがお勧めの彼の著書
3日間の締めくくりは、
コンサート。
シャーポンティエのアクテオンと
室内楽を披露です。
アクテオンは、
ロブ・ホワード氏の指揮の元での
エネルギッシュな演奏。
室内楽は
クープランのLa Françoise と
マレーの鐘。
2曲共生徒さん達
ニコレットの指導を受け
一皮も二皮もむけた
素晴らしい演奏をしてくれました。
今年は3台チェンバロを
ウダーセン氏から講習会が
借りたので、
チェンバロ運搬に
悩まされる事なく
終演後のパブに私も
参加でき、
余韻に浸ることが出来ました。
実は3日間中
アレコレと
ハプニングや揉め事も勃発。
無事終了して
安堵です。
皆さんお疲れ様!
ブルガリア🇧🇬から
義理の父母が到来しました。
2人揃っては
初めて。
義理の母は
ロンドン初デビューです。
数日前に仏語で友人に
メールを書いていて、
義理の父母を
beaux parents
というのに
失笑。
皮肉としか思えません。
😅
ブルガリア人にとって
息子の所に滞在するのは当然だそうで
ウチが狭いアパートというのは
関係無いのだそうです。
10日間、難民窟。
普段自分達の食べている物を
ロンドンでも食べるのだと
大きいスーツケース2つ分の
食料持参。
写真の倍以上あるのですが、
撮りきれず。
箱の中に自家製巨大トマト🍅7つ、
キュウリ🥒6本、玉ねぎ6つ etc.
自家栽培フルーツ3箱
ブルガリアチーズ3種類(計大小10-15箱)
自家製蜂蜜🍯2リットル
調理済みステーキ2箱
調理済みチキン2箱
書ききれない程の食料が
小さなキッチンを埋め尽くしました。
そしてよくお食べになること、
きっと日本人とは
胃袋のサイズが
全然違うんですね💦
初めの2日間、
外ではサンドウィッチも買いたくない!
ウチに帰ってきて
3食食べるのだと言い張る始末。
そんなチョクチョク帰って来られては
大迷惑。
いちいち昼に帰って来たら
交通費もかかるし
時間のロスも大きい。
私も家で仕事が出来ない(大してしてないけど)
などなど
必死で説得。
旦那は、
ツアーガイドに
明け暮れて
ヘトヘトの様子です。
お疲れ様〜!
私はカフェに一緒に入ったり出来ないし
全然ペースが合わないので
優しい嫁像はサッサと
ほっぽり捨てて、
別行動です。
昨日は
家でゆっくり練習。
夕方6時頃に
「皆疲れたから、帰宅しても
宜しいですか?」
と旦那からお伺いメールが来たので
怖い嫁だと恐れられているかもしれません。
👹
今朝
義理の父は
トマト🍅丸ごとひとつ持って
出掛けて行きました。
「気を遣う」という概念が
ほぼ存在しない分
言いたいことを言ったり
言われて
わだかまりが
残らないのは
助かります。
しかし次回は
どこかアパートを
短期で借りて頂こうと思います。