倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

ヘンデル コンペティション 1次

2014年02月19日 | 音楽
1次予選2日目が、
終了しました。
今年は、棄権者が、続出。
結局3分の1程、減った感じです。
風邪が流行っているのか、
洪水の影響でしょうか?

とにかく、歌手は、
身体が楽器という点が
本当に難しい。

心理状態も、
そのまま反映される。

その分、
全てが上手く調和した時は、
歌ほど、
心に直接響いてくるものは、
ありません。

審査中につき、
詳しい内部事情は
控えますが、
このコンペティションでは、
声の美しさ
テクニック完成度の高さは、
勿論のことですが、
表現力、生きたディクション、
というのが、
決め手になってくるように
思います。

さて、やはり今年も、
伴奏者に
とんでもない楽譜を
渡してくる歌手が、チラホラ。
ひどかったのは
楽譜がボヤけていて、
音符のほとんどが
消滅しているコピーです!

これを渡された同僚の伴奏者は、
大変なベテランですが、
さすがに参っていました。

さらに、1ページ欠けている
というケースもありました。


明日は、1次最終日。
つつがなく終了することを
願うばかりです。



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ロンドン ヘンデル 声楽コンペティション 開始

2014年02月15日 | 音楽
今年も、ヘンデルコンペティションの
季節となりました。
専属伴奏は、6年目と思うと、
月日の経つ早さに
ゾッとします。
参加者が、若くなってきた
のではなく、
自分が年を重ねた
という現実に
目をつぶりたい所です。
しかし、
1次のリハーサルの時点で、
既に、頭痛、肩凝り。



なのに、
来週3日間で
30人以上の伴奏をする思うと、
ひえ~!てな感じです。

今年は、事務的事情で、
1次の日程発表が遅れたせいか、
事前に楽譜を送ってくれたり、
リハーサルを頼んできた歌手は
4、5人のみ。
つまり、残りは、
初見で弾く事になります。


数年前迄は、
定番アリアを歌う歌手が
多かった気がします。
が、最近は、
歌手もマイナーな曲を
発掘してきたり、
工夫しているようです。
特に、セミファイナルや
ファイナルは、
コンサート形式、かつ、
実力が皆競り合いなため、
選曲も実は
重要です。

1次の場合は、
時間が短く、人数も多いので、
短時間でいかに
印象深いパフォーマンスをするかが、
鍵となります。
ある意味
伴奏者を自分の味方にして、
サポートして貰うというのは
必至だと思います。
勿論こちらは、
どの歌手に対しても、
ベストを尽くして弾くのですが、、。

ベースラインが欠けていたり、
蚤の如き小さな音符の
フルスコアや、
クシャクシャの楽譜
ページがパラパラ剥れる楽譜
などには、かないません。

今年は、どんな難関が
待っているのか、
興味津々かつ
不安でもあります。



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